皆さんこんにちは!
9月も中旬に突入しましたが、まだまだ寒暖差が激しいです。夜 網戸にしてから寝ると、翌朝は寒くて布団をすっぽり被っています。
朝晩だけでなく、日によって変わる温度差に気をつけて、風邪に注意していきたいと思います。
先日、日本男子初!100m9秒台というビッグレコードが誕生しました。私はその時ちょうどグラウンドで練習していましたが、結果を聞いた時は鳥肌がしばらく止まりませんでした。新聞も号外が出たそうですね。すごいです。
高校3年生で10秒01というタイムを出して、目前かと思われていた9秒台でしたが、4年間はベスト更新されなかった桐生選手。
私も昨シーズンに比べ、今シーズンは結果を残せていませんが、
辛抱強く、根気よく今はやり続けることが大切なのかなと桐生選手から学びました。
来週は全日本実業団です!
残念ながら私は出場することはできませんが、
先輩方のサポートと応援を全力でして、実業団のレベルを肌で感じてきたいと思います。
昨日まで福井県で開催されていた日本インカレに行ってきました。
青木も触れていましたが、私にとっても日本インカレは何年経っても色褪せることのない思い出ばかりが残っている特別な大会です。
それはきっとスタートラインに立つまでの過程、その場に立てなかった仲間たちの思い、チームを代表する誇り、いろんな重みを感じて戦った試合だからだと思います。
正直、学生時代は日本選手権よりも何よりもやっぱり一番大事な試合はチームを背負って仲間たちとともに戦う「インカレ」でした。
これ以上ないという準備をして、これ以上できないくらい全力を尽くしたからこそ、嬉しさや悔しさ、次へ進む力が猛烈に湧いてくるのだと思います。
そんな熱いインカレには全国各地の大学から応援団が駆けつけ、熱い声援を送っていました。決して近くはない距離を遠路はるばる仲間のために駆けつけ、灼熱の中、声を枯らして応援する姿を見て、毎年いろんなことを思います。
きっとギリギリのところで出場できなかった選手もいるでしょうし、様々なストーリーがこの応援の中にはあるのだろうと勝手に想像しています。
応援してくれている人の気持ちがわかる人ほど、応援を力に変えられるのではないでしょうか。この日本インカレに立つまでにどれだけの人たちが自分を支えてくれたのか理解している人ほど、力を発揮できるのではないでしょうか。
青木がインカレは不思議な力が働く大会だと言っていました。
そのインカレマジックは普通の準備をした人にはやってこないと思います。
仲間の想いやチームの勢いを追い風にできる豊かな心と入念な準備があるからこそ、不思議な力が働くのかなと思います。
今回、東洋大学の桐生選手が日本人で初めて10秒の壁を破り、9秒台に突入しました。
桐生選手、そしてその関係者の皆さんの喜ぶ姿を間近で見ることができ、この4年間の思いと重みを感じました。9秒台を求めて、苦しいことや辛いことを乗り越えたからこそ、こんなにも深い喜びがあるんだなと思いました。
そして私もコーチとして、たとえ選手にとって苦しいことや辛いことがあったとしても、最後には「やってきて良かった」という喜びに辿り着かせてあげられるようになりたいと思いました。
私たちにとってのチーム戦は来週に控えた全日本実業団です。
日頃、応援してくださっている皆さんの思いを追い風にできる選手・チームでありたいと思います。
支えてくださっている方々への感謝の気持ちを忘れずに、最後までしっかり手で水をすくっても漏れのない準備をして臨みたいと思います!
【本日の歓喜】
インカレが行われた福井県営陸上競技場にて。
9秒98が出た時のスタジアムの歓喜の様子です。
スタンドは観客の皆さんでいっぱいで座れないほどの盛況ぶりでした。
9月に入り、気候も随分秋らしくなってきました。
グラウンドに響き渡っていたセミの声も徐々に少なくなってきて、今はトンボやバッタが飛び回っています。
近頃は秋雨のせいか、少し肌寒い日が続いていますが、時折訪れる晴れの日は、秋らしく、清々しい空気を感じられます。
さて、私たちは8月の夏合宿、そして東北選手権を終え、
現在は9月末の全日本実業団に備え練習を積んでいます。
先述した通りの爽やかな気候で、随分練習しやすくなりました。
そんな最中、私たちのチームからは武石が、地域別対抗の大会であるデカネーションに出場するため、フランスへ旅立ちました。
武石にとっては初めての日本代表ということで、何だかこちらがドキドキしてしまいます。
そして、時を同じくして福井では、大学生の日本一を決める、日本インカレが行われています。
指折り数えてみれば…随分昔のこととなってしまいましたが(笑)、インカレの事は今でも鮮明に覚えています。
大学4年生の日本インカレは、400mと4×100mRで優勝を逃し、どん底に突き落とされたような気持ちになっていたのですが、仲間の頑張りに気持ちを突き動かされ、400mHと4×400mRでは優勝することができました。
本当に、不思議な力の働く大会だと思います。
今の私たちにとっては、全日本実業団は実業団日本一を決める大事な対抗戦です。
思えば、この全日本実業団でも様々なドラマを経験してきたような気がします。
今年も新たなドラマを生み出せるように、チーム一丸となって頑張ります!
秋のシーズンは試合数は少ないものの、全日本実業団を初め、重要な試合が目白押しです。
一つ一つのレースを大切に、今年の自分の走りを上手くまとめられるよう、今この時を大切に過ごしていきたいと思います。