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    青木 りん

    2019.11.18

    皆さんこんにちは!
    冬季練習がスタートして、一週間が経ちました。最近のYahoo!の検索履歴が、「筋肉痛 治し方」「疲労回復を早める方法」「福島市 雪予想」などになっています。
    効果的な方法をご存知の方いらしましたら、ぜひ教えてください!

    少し時間が空きましたが、10月27日の日本選手権リレーをもって、今シーズンは終了しました。先に結果を申し上げますと、マイルリレーは1走の私がバトンを落として、組6着という結果に終わりました。謝ることと、泣くことしかできなかったシーズンラストレースでした。少し経った今だからこそ、あの時をきちんと振り返れます。


    中学の時からリレーのメンバーとして何度もレースを走ってきましたが、バトンを落としたのは初めてでした。
    残り30m、武石さんが見える、後ろから足音が聞こえる、前と少しでも差を詰めなきゃ、渡すだけ、もうあとは渡すだけ、武石さんに、。
    の後は、よく覚えていません。武石さんがこっちを見ていて、でも自分の手にも武石さんの手にもバトンはなくて、周りの音は聞こえず、頭が真っ白でした。
    「りん!バトン! りんがとって!」と、武石さんに言われてようやく、バトンを落としたことに気がつきました。後ろに転がるバトンを、よくわからない体勢でとって、武石さんに渡したとき、もう先頭は最初のコーナーを抜けていくところでした。レーンの外側に出て、ただ呆然と、これは夢なのではないかと立ち尽くしていました。武石さんが走り終えて、青木さんが走り終えて、松本さんを応援しているのに、お二人のもとに行くことができませんでした。松本さんが1人抜かしてゴールしてくださって、失格ではなく一応タイムが残って、しかし当たり前ですが決勝には進めず、あの日はレース後もずっと、泣くことしかできませんでした。
     

    「こんなことがあって、もう二度とないよう頑張ろうと思いました」という美談?のつもりでここに書いたわけではありません。
    そのときは「この経験は忘れない」と思うことでも、忘れるのが人間だと思います。今回は自分への戒めの気持ちで書きました。色々思い出しながら文字に起こすと、今でも胸のあたりがぎゅうとなります。思い出したくもないレースですが、思い出していかなければならないレースです。
    それから、あの日は武石さん青木さん松本さんに、謝ることしかできませんでしたが、失格にならないようにバトンの受け渡しを指示してくださった武石さん、レース後ベソベソ泣く私にやさしく喝を入れてくださった青木さん、最後まで諦めずに走ってくださった松本さんに、本当は感謝の気持ちを伝えたかったです。


    シーズンが終わって、正直今シーズンは特に悔しいこと、投げ出したくなることがたくさんあって、おそらく21年間生きていて最も、目を瞑ってもなかなか寝付けなかった一年だったと思います。自身を変えるか、身を置く環境を変えるか、ぐるぐるぐるぐる堂々巡りしてばかりで、頭の中は雑念でいっぱいでした。
    ただ、実業団としてやっている以上、結果はずっと求められます。結果も残せていない私がここでどれだけ語っても、説得力はあまりないのだろうなと思います。「ぐだぐだ言ってないでとっとと練習しろ」という声が聞こえてきそうですが、仰る通りです。


    ここまで長々と書いて締める言葉も見つかっていないのですが、今私が思っているのは、明日の練習も頑張ろうということです。結局は練習しないと強くもなれないし結果も残せないので、今わかっていることは冬季練習を一生懸命やるべきだということなのです。
    なんだか上手くまとめられないブログになってしまいましたが、筋肉痛治して、疲労回復早めて、(雪はまだ降らずに済みそうだし、)明日の練習もがんばるぞー。おー!

    吉田 真希子

    2019.11.15

    2019年シーズンが終わりました。
    最後の試合はドバイで行われた世界パラ。
    真菜がT13 400mで4位に入賞し、東京パラリンピックの内定を決めてくれました。
    真菜が入行したときのことを考えるとここまでの成長率は想像以上で「努力の継続と質の大切さ」を感じています。

    私にとって2019年はものすごく濃くて深いシーズンでした。
    1月に日本陸連リレープロジェクトがスタートし、4×400mRで再び世界を目指すチャンスをいただきました。
    どうしたら世界へ羽ばたけるか、どうしたらその力がつくのか、たくさんの方々の経験や知見をいただきながら、選手たちと思いを共有して過ごしてきました。

    その中で、日本陸上界の歴史の中で唯一、オリンピックに女子マイルを連れて行った実績のある川本監督が近くにいらっしゃるというのは本当にありがたいことでした。

    北京五輪に後輩たちが出場した時は自分自身も選手でした。五輪に向かっていく時の状況、内容はしっかり覚えています。ただ、その頃は自分のパフォーマンスを上げることに必死で、川本監督がどんなプランで試合計画やトレーニングを組んでいて、そのためにどんな手を打っていたかなどは、見えているようで見えていなかったと思います。

    その頂を私も実際に目指すとなった時、やはり何度も登ってきた方のお話というのはとてもリアリティがあって、深くて、ためになりました。

    試験は解いてみないと、その難しさはわからないし、たくさん勉強をして真剣に解くからこそ、その答えが血となり肉となって身になるのだと感じました。

    また一方で、今年は自分自身の人としての浅さや詰めの甘さも痛感した一年でした。
    身の丈以上の案件がどんどん迫ってくる毎日の中で、雑さや先読みの甘さを感じていました。自分自身の力がまだまだ足りないのだと思います。
    でも力がなければつけていくしかありません。そしてこの力は一朝一夕で身につくものではなく、日々の積み重ねなのだろうと思います。

    どんなことでも「心を込めて丁寧に成し遂げていく」
    その先に成長や成果が待っているのだと思います。

    いよいよ来年は2020年、東京オリンピック・パラリンピックの年です。
    どんなにジタバタしてもその日はやってきます。
    「やり遂げる」ことで満足するのではなく「成し遂げる」シーズンにしていきたいです。

    この冬は徹底的に!がんばります。

    【冬季練習といえば】
    20191118.JPG
    坂ダッシュでしょう。
    紅葉を見ながら、選手たちの坂ダッシュを見ながら、晩秋を感じています。

     

    青木 沙弥佳

    2019.11.11

    近頃、寒さも益々深まり、秋を通り越して冬の足音が徐々に近づいて参りました。
    福島の寒さはやはり身を切るようだと、今改めて実感しております。
    というのも、2019年のシーズンが終わり、私はお休みを頂き帰省していた実家から昨日福島に戻ったところでした。

    この冬の空気の匂いを感じると、ああ、冬季練習が始まるなぁ…としみじみ思います。

    2019年のシーズンは、とても苦しいシーズンでした。
    そんな中でも得るものはあった…と思っているのですが、やはり結果を出さなければそれは自己満足でしかありません。
    陸上競技を始めてから随分経ちますが、年月が経てば経つほど、陸上競技の世界の厳しさが身に沁みます。
    けれどあきらめずにやっているのは…やっぱり自己満足なのかもしれませんが、一矢報いたいというか、何事もすぐにあきらめがちだった自分への反抗なのかもしれません。

    この冬は、自分に打ち勝つ喜びを、もっともっと噛みしめていきたいです。
    苦しい時こそ笑って乗り越えられる、そんな人間でありたいものです。

    このお休み中は幼少期に訪れた懐かしい場所に再度訪れたりして、初心に還り、新しく生まれ変わるような、そんな清々しい気持ちになりました。
    生まれ変わったと思えば、思い切ったこともできそうな気がします。

    2019年は下降気味でしたけど…それはここから再スタートするための布石だったんだと後から言えるように。
    来シーズンは笑顔で終われるよう、一心不乱に邁進していきたいと思います。

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