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    田代 優仁

    2020.10.16

    皆さまこんにちは!季節もすっかり秋めいて、朝晩はぐっと冷え込むようになってきましたね。
    10月に入り、職場や学校などでは衣替えが行われ、冬服やジャケットを着る機会が増えたことと思われます。私たちのチームでも、トレーニング中に長袖のシャツやジャージを着用することが増えました。
    そういえば…汗っかきな私は、毎年この季節になるとシャツ1枚でトレーニングをするか、ジャージなどを着込むか、究極の(?)選択を毎日迫られています。笑
    スポーツ選手にとってはあるあるネタかもしれません。着込めばたちまち身体が熱くなり、脱ぎたくなるけど、シャツ1枚だけでは身体がすぐに冷えてしまう…。悩ましい限りです。

    さて、前回のブログから今日までの間に、全日本実業団や日本選手権など、毎週のように試合が開催されました。残念ながら私はいずれの大会も出場することが叶わず、福島でトレーニングを続けながら、動画配信で試合の様子を観ていました。東邦チームのレースの時には、スタジアムまで届くくらいの声で…と言いたかったですが、飛沫が広がらないよう静かに、熱い気持ちを届けるつもりで応援していました。
    また、私の専門種目である男子400mHの決勝もテレビで観戦しました。高校・大学時代に競い合ってきたライバルが、画面の向こうで走っているのに、自分は画面でその様子を見るだけ…。そう思うと悔しくてたまりませんでした。「来年こそはあの舞台で…」なんて、毎年のように言いながら、それを達成できない自分が情けなく思えました。

    思い返せば、この一か月間は、自分に足りない能力や弱い部分が沢山あることに気付かされました。陸上競技に関することから普段の生活、あるいは人間としての振る舞いに関わるところまで、コーチや先輩方からたくさんの指摘・アドバイスを頂きました。

    特に、時間の見通しが甘いという指摘を多く受けました。自分の行動を振り返ってみると、いつまでに、何を、どれくらい終わらせるかを明確にしなかったせいで、結果として物事が進まなかったり、無駄な時間を過ごしたことが多々あることに気づきました。これまでは、大まかな計画や見通しで「何とかなっていた」かもしれませんが、社会人になった今、決められた期日までに一定の結果を残すことが求められている中で、そのような取り組みでは全く通用しないことを痛感しました。

    物事をうまく進められる人を見ていると、みんな自分なりに物事の見通しを上手に立て、そこに向けてテキパキと行動していることに気付かされます。皆さんにとっては当然の事なのかもしれませんが、残念ながら自分はその当たり前の事を中途半端にし、そのせいで目標を達成できなかった…という状態を繰り返していたのだと思います。1日、1か月、1年…いろいろなサイクルの中で、自分は何を達成したいか、この期間で具体的に何をすべきかを明確にし、実行していかないと、現状を変えることはできないのだなと感じました。
    見通しを立てて、自分自身の行動を管理していく。今までできていなかったことを「当たり前」にし、同じ過ちを繰り返さないためにも、自分なりに工夫しながら、先を見通す力を身に付けていきたいです。


    気が付けば、シーズン終了もあと少しになりました。来年の戦いを見据えた計画づくり、今シーズンの振り返りと反省、トレーニング…やらなければいけないことは沢山あります。来年は狙ったところで狙った成果が出せるよう、これまでの経験や学んだ知識をフル活用し、緻密な計画を組み立てていきます。
    そして、これからも支えてくださる周囲の方々への感謝の気持ちを決して忘れず、多くの事を学び、成長できるよう、日々全力を尽くします。どうか、温かく見守っていただけたら幸いです。

     

    吉田 真希子

    2020.10.12

    前回のブログから早1ヶ月半。
    季節はすっかり秋、そして今年も残すところ2ヶ月半となりました。
    まさか2020年がこんな一年になるとは思ってもみませんでした。

    嫌なことや残念なこともたくさんありましたが、どうなんでしょうか。
    本当にそればかりだったとは思いません。
    周りをよく見渡してみると、この状況だからこそ、感動したことや嬉しく思ったこと、幸せに感じたこともありました。

    例えば、先日の日本選手権。
    陸上仲間たちとの再会、観客の皆さんの温かい拍手、今まで当たり前のことだったことが、こんなに有り難いことだったのだと改めて知った大会でした。
    ライバルと競う緊迫感、選手たちの熱気あふれるパフォーマンス、スタジアムにはポジティブな空気が溢れていました。
    いや〜本当に陸上っていいものですね、と昔の映画評論家のようなセリフを口にしたくなるくらい、幸せなひとときでした。

    「コロナ禍だからできない」ことを視点や発想を変えることで「コロナ禍だけどできる」に変換できた時、今まで疎かにしていたことを「コロナ禍」だからチャレンジしてみようと取り組めた時、何かを乗り越えることができたような達成感があります。

    今年は年齢や性別、競技、立場を越えた出会いに刺激を受ける機会が多いです。
    スポーツの価値や可能性、そしてスポーツを取り巻く社会の仕組みに至るまで、様々な角度から「スポーツ」「コーチング」を見つめる日々です。

    世の中にはたくさんの知見があり、情報があり、素敵な人達がたくさんいるんだなと感動しています。
    これもコロナ禍だったからこそ実現できたことかもしれません。

    選手は自分の才能を開花させるために人生をかけて陸上競技に打ち込んでいます。
    私たちコーチも同様に研鑽を積んでいかなければと思います。
    選手の時もそうですが、「これでいい」と思った瞬間に成長は止まると思っています。
    常に「もっとできることがあるんじゃないか」「もっとできる!」と情熱を持って、アンテナを張って、力をつけていきたいです。

    今シーズンも残りわずか。
    前向きに、多方向から物事を見つめて、よいシーズンだったと言えるようにがんばっていきます!

    【本日のモクモク】
    201012.jpg

    日本選手権のサブトラックにて。
    一点から雲がどんどん広がっていく様子は幻想的でした。
    空も考え事してるのかなーって感じです。笑

    青木 沙弥佳

    2020.10.09

    先日、今年最高峰の大会である日本選手権が終了しました。
    2015年、初めて日本選手権で優勝したのがこの新潟の地だったので、気合を入れて臨んだのですが…
    少々気合が入りすぎ、前半オーバーペースで走ってしまいました。
    調子が上がってきていただけに、ここで勝負できなかったことは悔しかったです。

    レースが終わった後、インタビューを受けたのですが…
    その時上のような反省を述べたら、「ベテラン選手でもそんなことあるんですね」と返されました。
    あります。ありますとも…
    いや、そうでない選手も居ると思いますが、少なくとも私はそうです。
    「いい時の自分」を知っているがために、今の自分の体以上の力を発揮しようとしてしまうんですね。
    でもそれは決して悪い事ばかりではなくて、やはり競技レベルを保つためには、無難なところで落ち着いてしまわない、というのも大切なのだと思います。
    この辺りはバランスがとても繊細で難しくて、失敗する時もあります。
    何より、決断力が試される部分です。
    けれどその辺りに楽しさが見い出せれば勝ちなのかな、と思っています。

    大会の本筋とは外れますが…
    今回の日本選手権は、私にとっては今年初めて、関係者以外の観客の方が入った大会でした。

    新潟県民限定とはいえ、もし観客を入れることで何か起きてしまったら…
    そういった葛藤もきっとあったと思います。
    そんな中でも観客を入れて大会を開催すると決断して下さり、本当に嬉しかったです。
    大声を出せない代わりに、観客の皆さんはスティックバルーンで応援して下さいました。
    選手と観客の動線を徹底的に分け、観客席は密にならないよう、一席一席にシールが貼ってありました。
    観客を入れるという決断にあたり、本当に沢山の方のご尽力があったことと思います。

    応援の中走れるだけで、自分の調子が良かろうが悪かろうが、わくわくした気持ちが湧いてくる、それがアスリートってもんです。
    ご決断に心から敬意と感謝を申し上げます。

    さてさて、今シーズンも残りわずかとなりました。
    来週末にはいよいよ日本選手権リレーです。
    今年は横浜での開催となりましたが、私は密かに日産スタジアムが大好きなので、ここでまた走れることを嬉しく思います。
    今回は残念ながら無観客試合となりますが、動画配信はされるようですので、皆様に良いニュースをお届けできるよう精一杯頑張って参ります!
    ここでしっかり優勝を決めてきます!!

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