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    選手ブログ [青木 りん]

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    2020.09.14


    皆さんこんにちは!
    つい先日まで暑い暑い言いながら過ごしていたのに、いつの間にか長袖が欲しくなる気温になっていました。季節の変わり目は体調を崩しやすいとも言いますので、皆さんもお気をつけください。


    昨日まで、大学生の日本一を決める全日本インカレが新潟で行われていました。福島大学の選手はもちろん、高校の同期や後輩、知り合いも多く出場しており、ライブ中継や速報を、ドキドキしながら見ていました。例年とは違った形式の大会にもかかわらず、3日間に懸ける思いというものが、画面越しにも伝わってきました。

    大会後によくダイジェストとして、出場した選手の映像が、音楽に合わせてスクリーンに流れる演出があります。皆さんはご覧になったことはあるでしょうか。ネット上にもあがっていたりするので、お時間ありましたらぜひご覧になってみてください。
    ゴールした瞬間、スタートの直前、バーを飛び越えたり、投げた後に雄叫びをあげているところ、チームメイトと抱き合って喜びを分かち合う選手もいれば、一人で静かに涙を流す選手など、カメラが捉えた一瞬が、選手の気持ちがまだ熱く昂っているときにスクリーンに映し出されるのです。一瞬一瞬がとってもかっこよく、どの瞬間も一気に名場面へとなります。一生懸命な姿は、どこを切り取ってもキラキラと、輝いてみえます。勝っても負けても、一生懸命な姿は、人の心に響く何かがあります。そうして、高揚した気持ちは冷めぬまま、次の年へと繋がっていくのだと感じました。

    陸上競技の魅力を伝えるのは、テレビや記録以上に、選手の姿なのだと改めて感じさせられます。スポーツ中継や観戦が人気なのも、観ている人の心を動かし続ける選手の姿があるからだと思います。一生懸命な人を応援したくなる気持ち、自分もそんな風に何かに一生懸命になりたいという気持ちが、スポーツを観ているとむくむくと湧いてきます。そうして魅力を伝えることも、私たち選手の使命だと感じるのです。

    18日から、全日本実業団が始まります。実業団のチーム対抗の大会はこの大会だけです。東邦銀行陸上競技部も学生に負けないくらい熱いレースをお見せできるよう、そして観ている人に陸上競技の魅力を伝えられるよう、しっかり準備をして臨みたいと思います!応援よろしくお願いします!

    2020.07.31


    皆さんこんにちは!
    本日で7月も終わりです。今年は梅雨が長く、暑さよりも雨による湿度の高さに悩まされた気がします。一方で、観測史上初めて台風が発生しなかった7月だったそうですね。安定しない天候が続きますが、心は穏やかに過ごしていきたいですね!

    さて遡ること一週間前、今シーズン初めての大会、東京選手権が行われました。年度が変わって4ヶ月、待ち望んでいた大会です。場所が場所なので、新型コロナウィルス感染対策を十二分にし、いざ東京へ乗り込みました。感染の懸念もある中、送り出してくださった皆様には大変感謝しております。

    チームの結果は大会結果のページをご覧になってほしいのですが、私の結果は予選DQでした。人生で初めてのフライングで失格となり、ゴールすることは疎か、スタートすることもできませんでした。直後は呆然とし、反省というよりただただ落ち込むばかりでしたが、涙がすっかり枯れ果てたとき、こうなってしまった要因を考えました。心当たりは、いくらでもありました。

    以前アスリートの講習会で、興味深く思った話があります。
    「心・技・体、本番で一番重要なのはどれか?多くの人は心と答える。最初は技や体と言っていた人も、よく考えたら心かもしれないと言う。ではさらに問うが、普段の練習で心・技・体、なにを一番鍛えている?そこで気づいてほしいのが、多くの人は技術や体づくりは時間をかけて鍛えている。一方で、心の部分は普段の練習で鍛えている人は少ない。本番で心が重要だとわかっているにも関わらず。だから本番であがってしまったり、集中できなかったり、力を上手く発揮できなかったりする。アスリートは、心も鍛える必要がある。」

    厳しい、つらい練習をすれば、心は鍛えられると思っていましたが、それはまやかしでした。一生懸命やっている「つもり」、努力している「つもり」、誰にも負けないという「つもり」、、、つもりがいくら積もっても、自身の糧にはなにもなっていませんでした。心が鍛えられているはずもなく、そうした自分の甘さが、レースに直接出たのだと今では思います。

    どん底に落ちたことで、切り替えられる気持ちもあります。今は強化期間も始まり、次の大会に向けて走りと心を見直しています。決して後ろ向きな気持ちではなく、前向きな気持ちです。
    いつまでも反省文をブログに書くのではなく、嬉しかったこと、褒められたいことも書きたい!という思いもあります。次のブログでは、書いてる私も、読み手の皆さんも思わず微笑んでしまうような内容を書きたいです!
    そのためにも、今は練習に励みます。もちろん、心の鍛錬もしていきたいと思います。


    来週には梅雨も明けそうです。太陽に負けないくらい、熱い夏にしていきましょうね!

    2020.06.15

    皆さんこんにちは!
    ジメジメとした暑さが続いています。マスクをつけていると熱気がこもり、屋内でも熱中症になるリスクが高まります。適度に外しながら、この時期は特に気をつけていきましょうね!私も気をつけます。

    大学の授業も、オンライン講義になってから約1ヶ月が経ちました。初めはあたふた受けていましたが、慣れというのはすごいもので、今は少しずつですが余裕を持って受けることができています。しかし、余裕を持ちすぎて先日どきりとした出来事がありました。
    ある先生の講義を聞いているとき、先生が急に言いました。「今この画面の向こうで、皆さんがどんな風に聞いているのか、こちらはわかりませんが、学んでいる姿勢に人間性が出ます」
    このときの私は、ベッドに寝転がりながらパソコンを開いて講義を聞いていました。ドンピシャで自分のことを言われたのかと、思わず変な声が出ました。もし先生が目の前にいらしたら、人間性最低ランクの姿勢と判断されたでしょう。急いで起き上がり机に移動し、その後もなんだか冷や汗をかきながら講義を聞きました。

    学ぶ姿勢を相手に見せることは、学ぶ礼儀として当たり前の行動なのにも関わらず、相手が見えないからといって、学ぶ姿勢を崩してしまっていたことは、私の反省です。相手に対する敬意を忘れてしまっていました。
    「人に見えないところでどれほど努力できるか」という話は、アスリートに限らずおおよその人が聞いたことはあると思います。努力とは少し異なりますが、今回の出来事は「人に見えないところ」で本質がでるという点で同じでした。

    陸上競技に対しても同様で、結局は人に見えないところでどう過ごすかで、自身の人間性も決まっていくのだと思います。見えていないことに心が緩んで、自堕落な人間になってしまっては、いざ人前に立った時に恥ずかしい思いをすることになります。


    今回ある先生の言葉がなければ、私はそれに気づかず、どんどん楽な方に流されていったかもしれません。
    人に見えないところでの過ごし方、姿勢を、誰にいつ見られても堂々とできることが、自身の人間性を高めるために大切なことなのだと気づかされました。

    自粛ムードが徐々に緩和されてはいますが、まだまだ人と会うことが難しい世の中で、人に会わないときこその姿勢を考えていこうと思います。

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