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    選手ブログ [吉田 真希子]

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    2018.05.04

    ゴールデンウィーク真っ只中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

    私は静岡国際が行われた掛川市から木南記念が行われる大阪市へ到着したところです。
    もうかれこれ20年以上、ゴールデンウィークといえば、全国を転戦するウィークとなっております。

    この時期のグランプリシリーズは今シーズンの陸上界を占う上でもとても見応えのある試合です。
    昨年は好調な選手でも一冬越えるとあまり調子が上がっていなかったり、昨年は伸び悩んだ選手でも一冬越えるとブレイクしたり。

    この「一冬」という34ヶ月の過ごし方でこんなにも良くも悪くも変わってしまうところが、生身の人間が取り組むスポーツの面白さだと思います。

    昨年の成績なんて今年を何一つ保証するものではなく、いかに毎年毎年新鮮な自分でスタートを切ることができるのかが大切なのだと思います。

    東邦銀行チームも参戦する試合が徐々に増え、期待通りの結果、期待にそぐわない結果、いろんな結果が出始まっています。

    そこで感じるのは、この時期、結果も大切ですが、やってきたことをいかに発揮するかが最も大切だということです。

    そこで頭に浮かぶのは、アメリカのルーズベルト大統領が1910年に行ったスピーチです。

    『競技場に立つ人』
    批判する人に価値はない。
    観客席から、行動した人間を指さして、どうすれば良かったとか
    どんな風につまづき失敗したのかと指摘するだけの人に価値はない。
    ちりと血と汗にまみれて努力した競技場に立つ人に名誉は与えられるのだ。
    競技場に立つ人は、上手くいけば勝利を得るし、失敗すれば敗北を喫する。
    しかし、失敗し、敗北したとしても、それは、果敢に挑んだ結果なのだ。


    成功の影にはたくさんの失敗もあると思います。
    でも、こじんまりと試合をまとめていては、失敗もできず、すなわち成功にもつながりません。

    失敗や敗北があったとしても、果敢に挑むからこそ、殻を破ることができるんじゃないかなと思います。

    雛が孵る時、親鳥も卵をつつきますが、雛も同時に内側から殻を破ろうとしなければいけません。

    自分の殻は自分で破ってはじめて世に出て行けるのだと思います。

    東北の春は遅く、
    この時期にコンディションを上げることがなかなか難しい状況もありますが、
    その割には昨年と比べて、まずまずのシーズンインができていると思います。

    ですが、
    この程度の結果を求めて、雪の中、一冬練習してきたわけではありません。

    もっともっと大きな達成感を味わえるように、自分のやってきたことに期待して、果敢に挑戦していってほしいと思います。

    もちろん私も外から殻をタイミングよくつつけるように(?)がんばります!


    【転戦先の風景】
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    この4月〜5月で東京、静岡、大阪へ行きました!
    エネルギーあふれる新緑に癒やされます。
     

    キャプテンの青木(沙)がオーストラリアで初戦を迎えました。
    いよいよシーズンが始まったのだとゾクゾクワクワクしています。

    最近の選手たちの様子を見ていると「積み重ねたものの揺るぎない強さ」を実感します。
    一冬かけて強化してきたことや取り組んできたこと、厳しい練習を乗り越え、積み重ねてきたからこそ得られる「強さ」

    この時期は特にその積み重ねが大きな差となって表れてくると思います。

    でもシーズンを間近に控え、万全の準備が整わないときもあると思います。
    そういう時は・・・
    A「準備できたものだけでひとまず勝負する」
    B「計画を変更して、準備し直す」
    どちらしかないですよね。

    一番やっちゃいけないのは「目標を変更する」じゃないかなと思います。
    自分が決めた目標に準備が間に合わないからとどんどん変えていくのは、そもそもそこを目指してなかった人のやることだと思います。

    高校時代の自分を振り返るとほぼAパターンでした。笑
    冬の間に怪我をしてしまい、走れない時期が続いても、シーズンはやってきます。
    5月中旬から始まる勝ち上がり制のインターハイ路線では、次から次へと試合がやってきて、準備をする間もありませんでした。
    仕方ないので今ある力を余すところなく発揮することだけを考えて過ごしていました。

    しかし、
    大きな成果は大きな準備の上にあり、小さな準備は小さな成果しか生みません。

    なので、自分は高校時代に大した成績を残せなかったのだろうとよくわかります。
    それは自分が目標とする大きな成果に対してどのくらいの準備が必要なのかをわかっていなかったからだと思います。
    本当にインターハイで勝つことを目指していたら、各地区予選は通過することだけを考えて、しっかり練習を積み重ね直すべきだったのだと思います。
    でも、高校生の私にはそこまで見通しを立てられませんでした。

    大学に来て初めて、毎日たくさん練習をして(←当たり前のことですが)積み重ねることの強さを自ら体感して、面白くなって、またたくさん練習をして、と、どんどん準備好きになっていったように思います。

    がんばったことは必ず何らかの結果となって表れるのが陸上競技の面白いところだと思います。
    福島もようやく暖かい日が続くようになり、この冬の成果をパフォーマンスにつなげる練習が始まっています。

    今年は来年のドーハ世界選手権、そして再来年の東京オリンピックに向けて、大きなステップとなるシーズンです。
    アジアで勝負ができなければ、世界で勝負はできません。
    8月のアジア大会に向かって、しっかりがんばっていきたいと思います!
     

    【本日の空】
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    最近、日が沈んで空から赤みが消えた空を「禍時(まがとき」というのだと知りました。
    おそらく昔の人は不気味な時間としてこう呼んだのだと思いますが、これはこれで気持ちがスーッと静まる感じで心地いいです。

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    ちなみにこちらが日が沈んで赤みが残るこの時間帯「黄昏時(たそがれどき)」
     

    2018.02.15

    現在、沖縄市に来ています。
    連日の平昌オリンピックにおける日本選手の活躍、すごいですね。
    私たちも刺激をもらいながら、練習に励んでいます。

    刺激を受けるだけで終わらないのが私たちの(?)いいところ、でしょうか。
    活躍した選手のトレーニングしている映像を見て、あの練習はどこに効くのかな?どこを使っているのかな?などなどすぐに自分たちのトレーニングに応用できないかなと考えてしまいます。笑

    自分がこの状況でこの場に立っていたら・・・と考えると吐きそうなくらいの緊張感に襲われますし、じゃあこの緊張感をどうやって乗り越えようかと想像してみたり。

    種目や環境、様々なものは違えど、私たちにも大きく関わってくる「ヒント」はいろいろなところに在ると思っています。
    その一つ一つをモノにできれば、もっともっと強く、成長していけるんじゃないかなと思います。

    そのためにも固定観念を捨てていかなくてはいけないですね。
    私たちは新しい可能性に向かって日々を過ごしているのに、過去の経験や先入観によって、その可能性を潰してしまうのはもったいないと思います。
    ヒントを活かせる地頭力も磨いていかないといけないなって実感します。


    先日、川本先生との会話の中で、
    「血は温かいのか」
    「だとすれば、なぜ温かいのか」
    「どこでその温かさを作り出しているのか」
    といった謎をディスカッションしながらいろんなことを調べていくと「なるほど!」と思うことがたくさん出てきました。
     

    今までなんとも思わずに当たり前に思っていたことを改めて見つめ直してみると意外と根拠がなかったり、なんとなくそう思い込んでいたことってあるんだなと気づくことがありました。
    「WHY」を必ず「BECAUSE」まで落とし込むことが大切ですね。

    毎日、いろんなことに気づき、発見する楽しさをエンジョイしています!
    このような毎日を過ごせることに感謝をしたいと思います。

    【身近な幸せ】
    桜が咲いていたり、夕焼けがきれいだったり、毎日違った表情を見ることができる自然に触れると幸せな気持ちになります。自然観察、私のちょっとしたストレス解消です!

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