2014.05.25
今日、ちょっとした所用があって、練習後にインターハイの県予選が行われている「とうほう・みんなのスタジアム」へ行ってきました。
ちょうどスタジアムでは4☓400mRの準決勝が行われていて、陸上好きの一人としてついつい見入ってしまいました。
バトンを懸命に持ってくる選手、それを待つ仲間、チームの熱い応援、見守る恩師、家族。
私の原点だなぁって思います。
私の高校生活の中心はいつも陸上でした。
朝から晩まで陸上のことばかり考えてました。
とにかく速くなりたい、強くなりたい、そればかりでした。
そんなことを考えていたらあっという間に3年間が終わってしまって、もっと花の女子高校生活を楽しんだらよかったかなーと思ったこともあります。
でも、今振り返ってみても、この無我夢中だった3年間があったから、今の今まで陸上競技を好きだという気持ちを持って競技を続けていられるんだと思っています。
それにしても、高校生のこの一瞬にかけるフォーカス力というのはすごいですね。
高校生の場合、全国大会に行くためには県で6位、次の地区インターハイでも6位に入らなくてはいけません。
決勝に進んだからといって6位に入らなければ、次の大会に進めないんです。
だからこそ、「このレース」「この一瞬」に懸ける思いの強さが伝わってきます。
そういう意味では、標準記録を突破すれば出場できる日本選手権のほうが簡単なのかもしれません。
子どもの頃から、私はいろんなことに興味が湧きやすく、すぐあれもこれもやってみたくなってしまう割に長続きしないという三日坊主的な性格でした。
でも陸上に出会えたことで、そのあちこちに点在しがちな興味をぎゅっと一点にフォーカスすることができたように思います。
さほど素質や才能がなくても、自分のすべてを注ぎ込んで一つのことと向き合っていけば、何とか欲しいものにも手が届くことがあるんだなと陸上を通して学びました。
大人になってくると、いろんな事情でそうもいかなくなることもあるかもしれませんが、私はいまだにすべてを陸上競技に費やすことができる生活を送ることができています。
これって、本当に貴重でありがたいことだなぁって思っています。
持てる力をすべて注ぎ込んでギリギリ手に入るかどうかの勝負にチャレンジできるって、幸せなことですよね。
当たり前にやってきたことではありますが、そんな日常が貴重な日々なのだと改めて感じているところです。
当たり前だけど貴重な日々に感謝しつつ、今日の高校生の熱い走りに負けないよう、お姉さんも2週間後の大勝負に向け、狙いを定めてフォーカスしていきます!
【本日の原点】
毎回、初心を思い出させてもらってます☆
2014.04.22
2週間のアメリカ遠征を終えて、無事に帰国しました!
初めてアメリカ大陸の地に渡ったのは今から13年前の2001年。
それまではアジア中心の遠征が多かったので、街並み一つとっても、食事にしても、何もかもが新鮮で、刺激的でした。
本格的な英会話も初めての経験で、お店でメニューを理解し、注文を取るだけでも難しく感じました。
単語、文法がわかっていても、なかなかうまく英会話につながらず、Hot tea(ホットティー)は「ハッチー」、Water(ウォーター)は「ワラー」などと、ジョン万次郎式に話してみたりなんだりと大変苦戦しました。
そんな初めてのアメリカ大陸上陸から13年。
できないこと尽くしのアメリカ遠征。
日本だったらなんてこともないことも海外に来れば難易度がアップします。
それでも年々アメリカ遠征を続けるうちにできることも少しずつ増えてきました。
国際免許を取得して、車を運転したり。
一般道しか運転できなかったのが、フリーウェイ(高速)を運転したり。
空港で車をレンタルして自分たちで目的地へ行ったり。
13年前には考えられなかったようなこともできるようになってきました。
振り返ってみるとすごい進歩だなぁって感動します。
でもできないからとチャレンジしなかったら、できないままだったと思います。
失敗を恐れていては、チャレンジすることはできません。
何でも物怖じせずにどんどんチャレンジすることでどんどん力もついてくる気がします。
実践を通して、自分の実力って上がっていくんだなって感じます。
どうなるか結果がわからないことや状況が想像できないことにチャレンジする時のゾクゾク感が私は好きです。
試合もそうですね。
一冬、じっくり準備してきて、ある程度のところまで来てみても、やっぱり試合をしてみないとわからないところがあります。
毎年、初戦は冬の成果がどう出るのかわからない部分があるので一番緊張します。
何でもやってみないとわからないですもんね。
でもやってみれば、必ず良くも悪くも答えは出ます。
失敗することは悪いことではないと思います。
次へ進むためのチャンスです。
やってみて、欲しい結果に力が足りなかったら力をつければいいだけですが、足りてるか足りてないかも試さないまま、そのままにしているのは自分の成長を妨げてしまうと思います。
そういう意味でもまずは実践あるのみ!ですね。
アメリカで400mHのレースを2試合出ましたが、まだまだ練習の感じとのギャップがありました。試合でしかわからないことがあるので、この時期に暖かいカリフォルニアで試合をさせていただいたことはとても大きな収穫でした。
そして海外での生活はみんなと協力しながら、そして、たくさんの方々の手助けがなければ成立しません。
Mt.SACのBrianコーチをはじめ、今回もたくさんの方にお世話になりました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この遠征の成果を国内シーズンにぶつけられるよう、しっかり課題を克服して臨みたいと思います!!
<本日のそっくり姉妹 in USA>
さてさて、やっぱりここアメリカでもそっくり姉妹は健在です!笑
意識してないのに自然にお揃いのTシャツになってしまうそうです。
さて、どちらが千葉でどちらが青木でしょうか??
(今回は簡単ですね!)
↓
↓
↓
↓
↓
正解は・・・・・
左が千葉、右が青木でしたーーー!
ちなみに最近またそっくりさんが登場。
ヘアバンド姉妹です。笑
アメリカのヘアバンドにはまった千葉と佐藤(若)
意外に似てる!?
2014.03.16
もう3月も半ば、シーズンインまで1ヶ月を切りました。
冬季練習に入ったばかりの時は「春の訪れなんて永遠に来ないんじゃないか・・」と思うくらい果てしなく遠く感じていた季節がもう目の前です。
ここからは冬季練習が始まった11月から4ヶ月半、筋力や持久力などなど集めに集めた材料を組み合わせて、形にしていく作業が入ってきます。
材料を集めて煮込んだスープに最後の味付けをするような感じです。笑
「ちょっと材料足りなかったけど、味付けのおかげでなんとか形になったよね」
とか、
「この冬はいい材料が手に入って、ダシもよく取れたから、塩コショウくらいで十分な出来になりそう」
とか、
毎年、この時期の過ごし方でシーズンインする時の見栄えが変わってきます。
ここまでは材料をひたすら集める練習を繰り返していたので、果たして十分な量を集められていたのか、蓋を開けてみないとわからない部分があったのですが、ここ最近、その材料の最終確認の練習が増えてきて、少し在庫の確認ができてきました。
そういう意味では今年は狙った食材は一応何とか集めることができて、後はそれをどうまとめていくか、という段階までは来ている気がします。
年齢が上がるにつれ、一番最初に気になったのは疲労からの回復問題。
続いて、練習を積んでもなかなかチャージできないエネルギー問題。
いろんな課題が出ては消え、消えては出てきましたが、だいぶ解決できるようになってきました。
この冬の課題だったスピード問題は暖かくなってきてからもう一仕上げが必要になりそうですが、方向性は少し見えてきたような気もします。
元々できることができたからといって、そこには何ら面白さはありません。
できないことをできるようにするために、作戦を立てたり、改善したりして、できるようになるから、すごく嬉しいし、とっても面白いんだと思います。
少しずつであっても、前に進めている自分を感じることができれば、チャレンジした時間や労力は決して無駄にはならないと思います。
できないことがありすぎて落ち込む〜っていう人もいますけど、私はむしろそのほうが伸びしろがあってうらやましいなぁって思います。
できないことがあるってことはここから成長できるチャンスがあるってことですもんね。
目の前に現れた課題はより成長できるせっかくのチャンス!
シーズンまでまだまだ仕上げていかなくてはいけないことはたくさんありますが、もうひと踏ん張りして、一つひとつ、正面から取り組んで乗り越えていきたいと思います☆
【本日の一枚】
お世話になっているホテルの屋上からの景色。
沖縄の街並みが一望できて気持ちがいいんですよね。
毎月来ていた沖縄での冬季合宿も今回で一区切り。
しばらくこの街並みともお別れだなーと記念に一枚!