気づけば新緑の季節になっていました。
グランドの藤の花も咲き、シーズンが始まっていることを実感します。
福島大学陸上競技場にある藤の花は、昔のマネージャーさんが毎日水をやり、育てて、そのマネージャーさんが卒業された翌年にようやく花を咲かせたという逸話のある花です。
毎日コツコツと続けることが開花につながるのだと伺ってからは「努力の花」と心の中で名付けています。
ちょうど藤の花が咲く頃に東北インカレがあるので、いつも藤の花が咲くとこの話を思い出します。
何事もそうですが、結果というのは花が咲くのと同じで、努力や行動を積み重ねて、満を持して表れるものだと思います。
結果が出ないときは、まだ咲くだけの準備が足らなかったんだろうなと思うようにしています。
先週は世界リレーがありました。女子マイルチームも世界選手権出場獲得に向かって奮闘しましたが、力及ばず、残念ながらその権利を獲得することはできませんでした。
ただ、一人ひとりが世界の舞台で果敢に立ち向かっている姿は、青木がブログで書いていたように、魂を感じました。
少なくともこの3ヶ月やってきたことが、選手の中に炎として灯っているのだと思いました。
今日、その壁を突破できなくても、何度も何度も全力でぶち当たって、その壁を肌で感じて、また奮起して・・・その繰り返しでしか、壁を突破することはできないんだろうなと思います。
そして今、そのぶつかるチャンスが巡ってきているという幸運をモノにしたいところです。
今回、全力を尽くさなければ見ることができなかった世界との差を感じたことは大きな糧になったと感じています。
そして私自身も花を咲かせるにはあと何が必要なのかをしっかり見極めていかなくてはいけないと思います。
今週末は各地で大事な大会が開催されています。
学生さんは東北インカレ、東邦銀行チームは東日本実業団組とセイコーゴールデングランプリ組に分かれ、各地で奮闘する予定です。
全力を尽くしてがんばります!
グランドに咲く藤の花。