9月25日(金)より岐阜県・岐阜メモリアルセンター長良川競技場にて行われた第63回全日本実業団対抗選手権大会の結果をお伝えします。(大会最終日分も掲載 9/27更新)
〜DAY3〜
「女子総合で5連覇達成!男女総合でも3位に」
大会最終日は男女100m、女子100m、女子400m、女子ハンマー投げに当行勢が登場しました。
最初の決勝種目となった女子ハンマー投げに出場した佐藤若菜は序盤55m台を抜け切れず苦戦しますが、最終6投目に57m37を投げ、3位に食い込みました。
(最終6投目で意地の投擲を見せた佐藤)
続く、100mH決勝には今大会から東邦銀行の一員として対抗戦に臨んだルーキー紫村が登場。スタートから切れ味のいい飛び出しを見せた紫村は後半やや疲れたものの、粘りを見せ、0.01秒の接戦を制し、13秒40で優勝しました。
(移籍後、初の優勝を飾った紫村)
女子400m決勝には千葉、青木のベテランコンビが順当に駒を進めます。
前半から積極的なレースを展開する青木、内側のレーンで流れを見ながら走る千葉、第3コーナーを抜けて、青木、千葉がほぼ同時にトップで通過します。
最後の直線は粘りを見せた千葉が優勝、0.08秒差の接戦で青木が2位、当行勢でワンツーフィニッシュを飾りました。
(最後まで接戦を繰り広げた千葉・青木)
女子100m決勝には渡辺が登場。
スタートで大きく遅れをとった渡辺は後半巻き返しをはかるものの、やや及ばず、5位となりましたが、今大会は100m、200m、4☓100mRとスプリント種目の要として、フル回転し、チームに大きく貢献しました。
(今大会2種目で得点した渡辺)
全種目を終え、60点を獲得した当行勢は5年連続女子総合優勝と団体総合でも3位となりました。
今大会は怪我による棄権もあり、戦力としてギリギリの戦いでしたが、選手それぞれが対抗戦という自覚と責任をもち、女子総合5連覇という成績をつかむことができました。
応援ありがとうございました!
(団体総合でも3位に!少数精鋭ながら健闘しました)
(5連覇、のポーズで集合写真)
【400mで優勝した千葉のコメント】
今日の400mでは、ラストまでしっかり走ることができました。前半が少しスピードがなかったので、しっかり後半まとめようと思っていました。自分が思っていたレースができたのですが、欲を言えばもう少し前半からスピードを生かして行けたらよかったです。しかし、優勝できチームに貢献できたのでよかったです。
【100mHで優勝した紫村のコメント】
移籍後、初めての実業団対抗で優勝できて、素直に嬉しく思います。
チームで戦う楽しさを久しぶりに感じ取れ、改めて仲間って大切だな…と思いました。
しかし、記録に関してはまだまだですし、走りもこれから!という部分が多かったので、残りのシーズンは納得のいくように頑張っていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
〜DAY2〜
「女子4☓100mRで5連覇達成!渡辺・青木が表彰台に」
大会2日目から登場の東邦銀行チーム。
最初の競技は本大会内で実施された「障がい者100m」のレースに佐藤智美が出場しました。
実業団の対抗には関わりませんが、見事、自身の持つT13クラス100mの日本記録を0.18秒上回る13秒02の日本新記録を樹立しました。
この記録で世界ランキング11位から7位にランクアップした佐藤智美、10月にドーハで行われる世界選手権へ弾みをつけました。
(力強いスタートを切り、序盤よりリードした佐藤)
(13秒02の記録とともに大型映像装置に映し出されました)
その勢いを追い風に女子200m決勝では渡辺が3位、千葉が5位となりました。
(接戦の末、3位・5位に入賞した渡辺・千葉)
(10年表彰を受けた渡辺)
また今大会で全日本実業団に通算10回の出場を果たした渡辺は日本実業団連盟より表彰を受けました。
続く女子400mH決勝には開催地の岐阜出身、青木が登場、故郷の声援を背に3位に入賞しました。
(最終ハードルを越え、粘る青木)
当行2日目最後の決勝種目は女子4☓100mR。
8月から加入した紫村が1走を務め、いい流れを作ります。
絶妙なパスワークを見せた当行チームが先頭でアンカーの渡辺へバトンをつなぎます。
バトンをもらった渡辺は伸びのある走りを見せ、大会記録(44秒97)に肉薄する45秒00の好記録で5連覇を達成しました。
(ハードルを専門とする紫村が1走、力強い走りでリードを奪いました)
(2位に1秒以上の差をつけて優勝!大会記録に肉薄する好レースとなりました)
(大会5連覇達成!)
明日の当行勢は男女100m、女子400m、女子100mH、女子ハンマー投げに出場します。
応援のほど、よろしくお願いします!
【日本記録を更新した佐藤智美のコメント】
今回の大会は東邦銀行のチームメイトとともに出れる初めての大きな大会だったので、気合いを入れて臨みました。
大幅な日本新記録を出せたことはとても嬉しいのですが、もう少しで12秒台に突入できるところだったので、少し残念です。
10月にドーハで行われる世界選手権では日本人初の12秒台に突入できるようにがんばりたいです。
【200mで3位、リレーでアンカーを務めた渡辺真弓のコメント】
200mはもう少し、良い記録と順位を狙っていたので残念です。
リレーは大会記録まであと0.03秒と惜しかったのですが、1走の紫村から良い流れで来てくれて、45秒00と良い記録で優勝できて良かったです。
リレーの良い勢いを明日の100mに活かしていきたいと思います。