6月6日(日)、新潟市・デンカビッグスワンスタジアムで開催された「Denka Athletics Challenge Cup 2021」に、松本、青木、田代、の3名が出場しました。
今大会では、東京五輪出場16ヶ国枠入りへのラストチャンスとして選抜女子4×400mRが実施され、日本選抜の2走に松本が起用されました。
東京五輪に出場するためには、大会前時点での五輪出場国枠16位相当となる、3分30秒02の記録を超えることが必要となります。日本は3分31秒66でランキング23位に付けており、2秒近く記録短縮をするためには、それぞれがベストパフォーマンスを発揮することが求められます。
レースは、日本在住のケニア国籍選手を中心としたインターナショナルチームとの一騎打ちとなり、序盤から日本選抜が大きく抜け出す展開となりました。松本は1走の青山選手 (大阪成蹊大学AC) からスムーズにバトンを受け取り、勢いよく加速していきます。競り合いが無い難しい展開の中でも冷静に走り、最後は渾身の力を振り絞ってスピードをキープし、3走の小林選手 (J・VIC) へと繋ぎます。
記録突破に迫る展開の中、全員の思いを乗せたバトンを手に、アンカー岩田選手 (スズキ) がフィニッシュ。タイマーに表示された記録は3分30秒45。日本歴代3位となる記録をマークしたものの、目標としていた記録へわずかに届きませんでした。
しかし、五輪出場へのラストチャンスに懸けるメンバーの懸命な走りと健闘にレース後の会場内は大きな拍手に包まれました。
その後は個人種目が行われ、男子400mHに出場した田代は後半まで粘りの走りを見せ、組4着でフィニッシュ。51秒23のシーズンベストをマークし、タイムレース総合では15位でした。