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    2017.10.23

    皆さんこんにちは。
    寒さがだいぶ厳しくなってきました。
    さっそく福島の秋(冬?)の洗礼を受けています。
    今日は台風21号が東北に直撃すると聞いていたのですが、午前中には雨は止んでいました。
    風はまだ轟々としていますが。


    10月20〜22日、U20日本選手権大会のため、愛知県に行って参りました。
    実は私が中学三年の時の全国大会も同じ場所。
    U18U20日本選手権大会は今回で4度目の出場だったため、愛知県の瑞穂パロマスタジアムには、五年間毎年お世話になってました。

    思い返せば、中学三年は準決勝敗退、高校一年は優勝、高校二年は準優勝、高校三年は3位、今回は5位、と、種目は全て同じではないですが、色んな思いを瑞穂ではしました。

    嬉しい思いも悔しい思いもたくさんしてきましたが、今回はとても苦しい思いをしました。
    勝てなくて苦しい、というのももちろんありますが、それよりも思い通りの走りが出来なくて苦しい、というか、頭と身体が切り離されてしまっているような感覚です。

    今まで出会ったことのない壁にぶち当たり、逃げ出しそうにもなりますが、今は乗り越えた先を信じてやるしかありません。


    来週にはシーズンラストの大会、日本選手権リレーがあります。
    有終の美を飾れるように、気を引き締めて頑張ります。
    最後まで応援宜しくお願い致します!

    シーズンも残すところ、残りわずかとなりました。
    気づけば秋も深まり、福島の木々も色づいています。
    毎年、毎年、思いますが、あんなに冬が長いのに、シーズンは本当にあっという間ですね。

    今シーズンはずっと「がんばる」ってどういうことなんだろう、「努力」って何なんだろう、ということの着地点を考えていました。

    同じように時間を費やして、情熱を燃やして、練習を重ねても、結果の出る人、出ない人の違いってなんなんだろう。
    私は高校時代、他の高校生と同じように時間を使って、毎日一生懸命練習して、やる気もいっぱいでしたが、全然勝てませんでした。
    「あんなにがんばっているのに」「こんなに努力しているのに」とよく耳にしますが、「あんなにがんばって」も「こんなに努力して」も結果が出ない人は出ません。

    きっと「がんばる」こととか「努力する」ことに対しての自分の中での定義が間違っていたのだと思います。
    「努力」という言葉を調べると、「目標の実現に向かって心身を労してつとめること」だと定義されています。

    学生の頃、ある先輩が大会の反省で言っていた言葉が今でも残っています。
    「結果の出ない努力はただの徒労なのだと思った」
    当時はなんて冷めた発言だろうと思いましたが、最近、その言葉がじわっと響きます。

    時間を費やすこと、労力を使うこと自体は努力と言わないんじゃないのかなと思います。
    やはり結果につながって初めて「努力した」と言えるのではないかなって思います。

    目標に向かって、できないことをできるようにする、成果を出す、ということの積み重ねが「がんばっている」「努力している」ということなのではないかなってだんだん着地点が見えてきたように思います。

    選手たちも努力していますが、コーチももっともっと努力しなければいけないと思います。
    ではコーチにとっての努力とは何なのでしょう。
    コーチががんばっているって何を指すのでしょう。

    選手はいろんな形で成果の明確な評価基準がありますが、コーチも正しく努力するために成果の明確な評価基準を考えないといけないですね。

    運動を見抜く目、本当に見抜けているのかの明確な基準、選手が目標を達成するために必要なことを提示できる知識、知恵、人間性・・・世界で勝負するためにできなければいけないことがまだまだあります。

    時間や情熱を費やしただけで満足せず、
    勝つために必要なことを、一つずつ着実に、身につけていけるように「努力」していこうと思います。

    【本日の秋】

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    今年3度目となる秋田の季節は秋でした。
    秋空に色づいた木々、ステキでした。

    2017.10.16

    去る14日、とうほう・みんなのスタジアムにて、ふくしまリレーズが行われました!

    私達は日本最高記録の更新を目指し、男女混合のMIX4×400mリレーに出場してきました。

    え?そんな種目あるの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
    実はこの種目、日本で行われるのは初めてなのです!

    夏に行われたデカネーション(国別対抗戦)では、武石が日本代表として出場したこの種目ですが、まだまだ種目として認知度は低いです。
    しかし東京五輪では正式種目として採用されるなど、今とても注目度の高い種目なのです!

    今回私が出場した「福島選抜A」は、武石と私、記野に加え、先日国体で2位に入賞した、城西大の渡部くんと、福島県の選りすぐりによる布陣。
    そして競う相手は、新宮・青木りん擁する福島選抜B、そして福島大の学生さん2チーム、福島県のジュニアのトップ選手と、中々のメンバーでした。

    私たちのオーダーは、武石-記野-青木-渡部。
    気温は低かったものの、一走の武石が他チームの男子選手に食らいつき、粘りのある走りをします。
    練習通りしっかりとバトンを受け取った記野が加速。
    前を走る女子選手を颯爽と抜き、2位で私にバトン。(気持ちよかったでしょうね!)
    私は前を走る女子を抜き、一時トップに出ますが、男子に抜かれ、これまた2位でバトン。
    自分で走りながらも思ったのですが、これほど展開が目まぐるしく変わるとは…
    そして、アンカーの渡部くんは前の女子を抜き、ダントツのトップでゴール!

    タイムは3分23秒83で、日本最高記録の更新となりました!

    渡部くんは颯爽と走っていたので爽快感万歳かと思いきや、かなり飛ばしたようで、疲労困憊の様子でした…笑
    一緒に走ってくれて感謝です。

    そして記野念願の!?ゴールタイマーと一共に記念撮影。
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    本当に、記録更新できてよかったです。
    しかし気温が高ければあと一人一秒くらいは短縮できるかもしれません!

    今回色んなチームが色んな走順で走ったのですが、どうやら男女の順番によってバトンの利得距離も変わってくるようです。
    詳しい研究はこれからどんどんされていくのでは無いでしょうか?
    また、バトンパス以外にも、どのチームの誰と誰が当たるかによっても、かなりタイムは違ってくるのでは無いかと思います。

    まだMIXリレーをご覧になったことが無い方は、もし見る機会があれば、そのチームの走順から作戦を読み解いて、楽しんでみて下さいね!

    そして私たちは、後は記録会等を除き、日本選手権リレーを残すのみとなりました。
    今回のリレーは良い予行練習になったと思います。
    シーズンの締めくくりで最高のレースができるよう、この勢いはそのままに、より一層気持ちを高めて行きたいと思います!

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