こんにちは。
すっかり空が高くなり、爽やかな秋晴れが続くようになりました。
私たちは昨日まで全日本実業団対抗選手権に参加してきました。
年に一度のチーム対抗戦でしたが、残念ながら今年は男女総合・女子総合ともに優勝をすることができませんでした。
チームごとの総合成績を競い合う「対抗戦」は大学では「対校戦」と記載します。
私はこの「対校戦」が学生の頃から大好きでした。
チーム対抗戦のどんなところが好きなのだろうと時折考えるのですが、選手一人ひとりが生み出すパフォーマンスが足し算ではなく掛け算のように相乗効果をもたらしていくところが心地よく感じるからだと思います。
この相乗効果をいかに作れるかがチーム力の見せどころなのだろうと思います。
「自己ベストが出た」
「決勝にギリギリ残った」
「表彰台に食い込めた」
「接戦を制して優勝した」
ほんの少しで「明暗」が分かれるような場面で「明」に転ぶパフォーマンスがチームに勢いをつけ、それが次に登場する選手の背中を押してくれるのだと思います。
チームに勢いをもたらすパフォーマンスはどのようなものなのか、どんな表情で、どんな姿勢で勝負をするのか、記録や結果だけではない要素が相乗効果につながっていきます。
この大会にどんな気持ちで準備をしてきたのか、何を目指して来ているのか、チームメイトであれば、より互いの状況がよくわかります。
日頃から時間や空間を十分に共有した仲間であればあるほど、相乗効果を生み出す要素はよりたくさんあると思います。
大学を卒業してもなお、こうしてチームとして活動し、相乗効果を感じることができる機会があることはとても嬉しいことでもあります。
またコロナ禍で思うように活動できない方々もいる中で、日頃の成果を発揮できる舞台に立てることへの感謝も忘れてはいけないと思います。
今シーズンも残りわずか。
2021年シーズンを最後まで選手とともに思い切り駆け抜けていこうと思います!
【余談〜昔の人が見たら〜】
全日本実業団が行われたヤンマースタジアム長居です。
大阪夏の陣に来ていた人が見たら、びっくりしちゃうような建物ですね。
そう思いながら、昔の人が現代にタイムスリップした気持ちになって、いろんな建物を見るのが好きです。あべのハルカスなんて本当にびっくりしてしまいそうです。