今、東京・国立競技場では日本インカレが行われています。
我が母校の福島大学の後輩達も連日熱戦を繰り広げています。
私はこのチーム一丸となって戦うインカレが大好きです。
学生時代は日本選手権もありますが、
なんといっても一番の大会は仲間たちとともに戦うこのインカレでした。
学生の頃、このインカレに向けて取り組んだ日々は、
十年以上経った今でも鮮明に覚えている密度の濃い思い出です。
チームを代表して走る使命感や、
上級生になってチームを引っ張っていく責任感、
そして、自分の可能性に挑戦するワクワク感、
いろんな思いがこのインカレには込められていました。
緊張もするけど、ものすごく充実感のある大会でした。
大学院2年生で迎えた最後のインカレは、
その直前までアジア選手権があり、インカレ前日にジャカルタで試合をして、
そのまま夜の飛行機で日本へ飛んで、朝に成田に到着。
成田空港から直接スーツケースを持って国立へ。
そこから3日間、400m、800m、400mH、4×400mRを走りました。
アジア選手権から数えると連続5日間くらい試合し続けたという若さゆえの強行軍でしたが、
それをやり通したい!と思えるだけの魅力がインカレにはあるのだと思います。
それにしてもパワフルな女子大生でしたね(笑)
そんなインカレも残すところ、明日一日。
勝負事なので勝つことも負けることもあります。
でも、全力を尽くした先には勝敗を超えた得難い何かが待っているはず。
後輩たちには思い残すことなく、今まで培ったものをすべて国立で出し切ってきてほしいなと思います!
<国立競技場にて>
お休みの日に思わず応援に駆けつけてしまいました。
バックスタンドには各大学の応援団が。
スタート前のしーーんと静まり返る空気と、
号砲後の大声援のギャップは陸上界一だと思います。