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	毎年思うのですが、冬季練習はあんなに長くきつかったのに、シーズンに入ると時間が倍速に過ぎていくのはなぜなんでしょうね。
	ついこの間、シーズンインしたような気持ちです。
	
	さて、真弓ちゃんのブログにもありましたが、先日、4☓200mRで日本新記録が誕生しました。
	
	振り返ってみると、今年は智美ちゃんの日本新記録、マイルリレーの日本新記録、そして今回の日本新記録と、日本新記録にご縁のあるシーズンでしたね。
	
	◯年ぶり、という、久々感のある記録の更新が多く、止まっていた時計が動き出した、そんな印象を受けました。
	
	日本新記録が誕生した4☓200mRを実施した「東邦カップ ふくしまリレーズ」は今年で4回目となりました。
	第1回から担当をさせていただいていますが、主管として運営協力をしていただいている県北陸協の先生をはじめとして、たくさんの方々のサポートがあって、一つの大会が成り立っているということを毎年感じています。
	
	昔はプログラムがどうやって作成されているか、大会の運営がどうなっているか、そんなところまで深く考えることもできずにいましたが、川本監督から様々な大会の準備を任せていただく中で、競技会全体の成り立ちが少しずつわかるようになりました。
	
	プログラムを作るだけでもこんなにいろんなことを考えながらやるんだな〜とか、朝靄の中、ガランとした競技場が大会仕様になるにはこんな準備が必要なんだな〜とか、お手伝いしてみると、いろんな勉強になります。
	
	たくさんの時間を割いて、準備を進めていく方々、競技会を運営する方々、スタンドから観戦をする方々、そして、実際に競技をする選手たち。
	
	誰一人欠けても競技会というのは成り立たないものであって、それぞれの立場での役割があるんですね。
	 
	そう思えるようになってから、大会における自分の選手としての役割が更に明確になっていって、より試合で力が発揮できるようになったような気がします。
	
	自分だけでやってるんじゃない、いろんな人たちがそれぞれの思いと時間を費やして、この場が成り立っているんだ、ということに気づくことができました。
	
	今回のふくしまリレーズで日本記録を更新した選手たちもそのことをしっかり理解していたと思います。
	
	だからこそ、自分たちは日本記録にチャレンジして選手としての役割を果たしたい、そういう気持ちでレースに臨んだのではないでしょうか。
	
	そして、もう一つは、ここ福島の地で陸上に携わる皆さんや日頃応援してくださる職場の皆さんの前で記録を出して、ともに喜び合いたい、そういう気持ちもあったと思います。
	
	私は今回初めて、選手としてではなく、100%運営側の人間としてこの大会に携わりました。
	
	30年ぶりの日本記録にチャレンジして見事突破したレースを目の当たりにして「本当に準備をしてきて良かった」今までのことがすべて報われたような気がしました。
	
	以前、石川で行われた日本選手権で日本新記録を出しました。
	その時にゴール付近にいらっしゃった審判の方が涙ぐんで「本当にありがとう」と言っていただいたことを思い出しました。きっとその方も日本選手権を開催するにあたって、たくさんの準備をされてきた中で、私の日本新記録に感動してくださったのだと思います。
	
	競技会にはいろんな方の思いが詰まっているんですね。
	選手は感謝の気持ちを忘れずに真摯に競技と向き合いたいものです。
	
	さて、残すところも日本選手権リレーとなりました。
	日本一に向かって、チーム一丸となってバトンをつなぎたいと思います。
	
	ぜひぜひ応援よろしくお願いいたします!
	
	【本日の吉兆】
	
	先日、とても綺麗な虹を見ました。
	これがなかなか消えなくて・・・
	日本選手権の前もこんな虹が福島の空に浮かびました。
	
	ワタシ的には吉兆だったので・・一緒に記念撮影!