今日、ちょっとした所用があって、練習後にインターハイの県予選が行われている「とうほう・みんなのスタジアム」へ行ってきました。
ちょうどスタジアムでは4☓400mRの準決勝が行われていて、陸上好きの一人としてついつい見入ってしまいました。
バトンを懸命に持ってくる選手、それを待つ仲間、チームの熱い応援、見守る恩師、家族。
私の原点だなぁって思います。
私の高校生活の中心はいつも陸上でした。
朝から晩まで陸上のことばかり考えてました。
とにかく速くなりたい、強くなりたい、そればかりでした。
そんなことを考えていたらあっという間に3年間が終わってしまって、もっと花の女子高校生活を楽しんだらよかったかなーと思ったこともあります。
でも、今振り返ってみても、この無我夢中だった3年間があったから、今の今まで陸上競技を好きだという気持ちを持って競技を続けていられるんだと思っています。
それにしても、高校生のこの一瞬にかけるフォーカス力というのはすごいですね。
高校生の場合、全国大会に行くためには県で6位、次の地区インターハイでも6位に入らなくてはいけません。
決勝に進んだからといって6位に入らなければ、次の大会に進めないんです。
だからこそ、「このレース」「この一瞬」に懸ける思いの強さが伝わってきます。
そういう意味では、標準記録を突破すれば出場できる日本選手権のほうが簡単なのかもしれません。
子どもの頃から、私はいろんなことに興味が湧きやすく、すぐあれもこれもやってみたくなってしまう割に長続きしないという三日坊主的な性格でした。
でも陸上に出会えたことで、そのあちこちに点在しがちな興味をぎゅっと一点にフォーカスすることができたように思います。
さほど素質や才能がなくても、自分のすべてを注ぎ込んで一つのことと向き合っていけば、何とか欲しいものにも手が届くことがあるんだなと陸上を通して学びました。
大人になってくると、いろんな事情でそうもいかなくなることもあるかもしれませんが、私はいまだにすべてを陸上競技に費やすことができる生活を送ることができています。
これって、本当に貴重でありがたいことだなぁって思っています。
持てる力をすべて注ぎ込んでギリギリ手に入るかどうかの勝負にチャレンジできるって、幸せなことですよね。
当たり前にやってきたことではありますが、そんな日常が貴重な日々なのだと改めて感じているところです。
当たり前だけど貴重な日々に感謝しつつ、今日の高校生の熱い走りに負けないよう、お姉さんも2週間後の大勝負に向け、狙いを定めてフォーカスしていきます!
【本日の原点】
毎回、初心を思い出させてもらってます☆