4月にシーズンインしてから、もう2ヶ月が過ぎようとしています。
一冬かけて準備した結果が、記録や順位となって形に表れてきています。
その中で、「惜しい!」と思われる場面もたくさんあったかと思います。
陸上競技は0.01秒、最近では0.001秒までその差を拡大して、勝敗を競います。
フィールド競技でも1cm単位で勝敗が分かれます。
0.001秒差や1cm差って・・・!!
日常生活を送る中では、もうほぼ差がないといってもいい差ではないでしょうか。
でもその差で勝つ、負ける、が決まっていくところに陸上競技の醍醐味があると思っています。
どんな僅差であっても、負けは負け、勝ちは勝ち、なのだと思うと、その僅差にはいったいどんな「差」があるのだろうと考えてしまいます。
高校時代、インターハイで常にその差で決勝進出を逃してきた私。
1年生の時などは同タイム9番目で決勝進出できず、でした。
同タイムで決勝に進む人、進めない人。
高校生の私にはその差が全くわかりませんでした。
気合いの問題なのかな??なんて思って念力高めてみたり。笑
でも長く競技を続けていく中で、9番目と決勝に進む人の大きな差や、0.01秒差の重みをとてもよく感じるようになりました。
そしてそれは一朝一夕でできるものではなく、日々の積み重ねの結果なのだということも。
そのことを考えるようになってからは、0.01秒差で勝ったり、記録を更新したりすることが増えてきたように思います。
その差を「惜しかった!」「あと少しだったのに!」「ほぼ変わらない結果」で終わらせるのか、「とても大きな違い」だと痛感するのかは非常に大切なことなのだろうと思います。
僅差で勝利を手にしている人たちを見ていると、偶然ではなく、狙って勝っているように見えます。
すべての事柄には理由があると思います。
勝敗にも理由があるはずです。
その理由を偶然で片付けるのではなく、必然で考えられるようになっていきたいです。
日本選手権まであと3週間。
決戦の日まで、0.01秒、1cmの違いを大切に積み重ねていきたいと思います。
【本日のマユミ】
我が家の庭には2つの「マユミ」がいます。笑
左が「マユミ」右が「コマユミ」だそうです。写真はその違いがわかるように撮影していますが、私にはパッと見、その差は全然わかりませんでした。
でもずっと見ている我が家の庭師にはすぐに違いがわかるようです。
これも積み重ねなのでしょうね!