皆さま、こんにちは!いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!
パリオリンピック・パラリンピックを始め、多くの出来事があった2024年もあと3日です。
皆さまは、この年末年始をどのように過ごされるでしょうか。
今年の年末年始は「奇跡の9連休」と言われるように、長い休みを取る方もいらっしゃるみたいです。年末年始は楽しいイベントが多く、それをたっぷり堪能できることは嬉しいですね!
また、自分の過ごしてきた1年間を振り返り、心を整理する貴重な期間でもあります。歳を重ね、一年の経過が早くなるように感じると共に、こうした時間の大切さを感じるようになっています。
そんな私ですが、今年を振り返ると嬉しいこと以上に、悩むことの多い一年だったというのが率直なところです。
チームに加入してから4年、競技と自分自身にひたすら向き合い続け、それぞれ確かな成長を感じていました。一方で今年は身体と精神の状態それぞれが上手く噛み合わず、競技成績にも影響してしまいました。これまで普通にできていたことも上手くいかず、積み重ねたことが一気に崩れ去り、停滞どころか退化している、と焦りを感じる事もありました。
今は少し落ち着き、来年に向けての積み重ねを順調にしています。また、自分自身もこの現状に立ち向かうべく、監督、コーチ、チームメイトを始め、多くの方とお話をし、多くのアドバイスやヒントを頂きました。更に色々な方の本や体験談を読んだりする中で、自分が陥った不調の原因や、うまく成長しきれない原因のひとつについて考え、自分なりの表現に起こすことができました。
今までの競技人生では、良くも悪くも「ありのままの自分」だけで競技に挑んでいた部分があり、アスリートとしての自分と、日常を生きる普通の自分とを上手に使い分けられていませんでした。
器用なタイプではないため、競技にも「ありのままの自分」で向き合うことが、すなわち全力でストイックに取り組むことと考え、競技での結果や成長の原因は全て日常の自分とにある思い、競技に向き合ってきました。
長い目で振り返ると、そのおかげで成長できた部分もありますが、一方で、競技面で上手くいかないことがあれば、日常の生活にも影響が出るなど、全てを「ありのままの自分」で過ごすことによる悪影響もあった気がします。
それ以上に、アスリートとしての自分を客観的に分析しようとしても、結局は普段の自分に向き合うことに過ぎなくなってしまい、本当の意味での客観的な部分に考えがたどり着かなかったのかなと思います。
また、失敗や短所に深入りすればするほど、自己否定をし、自らを傷つけている感覚に陥るため、本来の思いとは裏腹に、自分に向き合うことや変化することを本能的に避けていたこともあるのではないか、と考えました。
こうした分析を踏まえ、今は「アスリートの自分」と「普通の自分」をあえて分けて考えるように試みています。「アスリートの自分」についての理想的な姿を考え、それに向けて行動をするとともに、「普通の自分」は今まで以上に大切にすることを心掛けています。
この分析と試みが正しいか、それで自分を変えられるかはまだ答えが出ていませんが、取り組んだことが少しでもプラスになったと言えるよう、取り組みを継続していきます。
12月の下旬は、東京都のナショナルトレーニングセンターでの合宿に行かせて頂き、充実したトレーニングができました。少しずつでも、こうした一つ一つの充実を重ね、来年の飛躍の材料に繋げていきたいです。
2024年の私の選手ブログは今回をもって書き納めです。
長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。そして、今シーズンも大きなご声援とサポートを頂き、ありがとうございました。
2025年の干支、蛇のように、私も自分の殻を破り、より強く立派に成長していきます。
皆さまも体調に気をつけていただき、良いお年をお迎えください。 また来年、元気にお会いしましょう!