はじめに、岩手県大船渡市で発生した大規模火災において、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
ニュースで連日のように報じられましたが、無情なまでに被害が広がる様子に、とても心が痛くなりました。先日、ようやく鎮火したとのことで安堵の気持ちもありますが、この時期は火災が起きやすく、今後も気をつけていかなければなりませんね。
また、11日には東日本大震災の発生から14年が経ちました。私自身にとっても、東邦銀行陸上競技部にとっても大きなきっかけとなった出来事です。災害が多く起こっている今、これまでの出来事に思いを馳せながら、今後の防災について深く考えることも大切なのかなと思います。
改めまして、皆さまこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。
晴れた日は気温がグンと上がることも多く、だんだんと春が訪れていると感じます!あと1ヶ月もすれば桜の開花も見られると思うので、とても楽しみです!その前に花粉との戦いもありますが...(笑)。
さて、本日から石垣島での合宿が始まります。
この冬季期間で最後の合宿であり、シーズンに向けて一つひとつの動きを研ぎ澄ませていければと思います。 この期間は、自分の動きをより良くするにはどうするか、もし悪かった場合はどこを改善するかについて頭を使って考える機会が多くなります。一方で考えすぎてしまうことは、思考やアイデアの散らかりや、動きのスムーズさの損失にもつながるので、ある程度のところで割り切ることも大切にしていきたいです。
また、改めて自分ができるようになった事や自分の成長を確かめ、認めてあげることも必要だと思います。
自分に足りない部分を探す中で、成長できたことや本来の良さなどのプラス面が見えなくなってしまうこともあります。私も良く陥ってしまうので、その点については気を付けていきたいです。
神経を研ぎ澄ませつつ、自分の良さを更に磨いていくことで、シーズンで結果を出せるように仕上げていきます!
ここからは年度末や年度初めで、慌ただしい日が続く方もいらっしゃるかと思います。オンオフの切り替えをしっかりして、くれぐれもお身体をご自愛ください。
また次回、元気にお会いしましょう!
2025.02.09
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
そして遅ればせながら、2025年も東邦銀行陸上競技部をなにとぞよろしくお願いいたします。
寒波の影響を大きく受け、全国的に厳しい冬の気候となっていますね。あまり降雪のなかった福島市の平野部でも一晩で雪が積もり、週末はグラウンドの雪かきに追われました。
そして同じ福島県でも、会津地方では観測歴代最多の大雪となったとのことです。交通の障害など生活にも影響が出ているとも報じられており、これ以上の被害が出ない事を願うばかりです。
2025年が始まり早くも1ヶ月が経ちました。1月は、年明けから沖縄での強化合宿に行かせて頂き、走りやトレーニングにじっくり取り組む中で、技術・フィジカル面それぞれの成果と課題を確認し、頭の中を整理することができました。主に技術面での収穫が多く、合宿後もこの取り組みをベースに積み重ねができていると感じています。
2月に入り、陸上競技でも国内外でインドアの大会が開催されています。来月以降の屋外の試合も日程が決まり始め、いよいよシーズンが本格的に始まったと実感しています。
実際のシーズンインはもう少し先になりますが、この時期にもう一度、このシーズンでの目標を定め、そのためのプロセスを明確にすることを意識しなければなりません。
今シーズンは「49秒2」「日本選手権出場」「全日本実業団・国スポ3位以内」と目標を見直しました。そして、目標から逆算したプロセスを見据えながら、あらゆる可能性を想定した複数のプランも常に持って今後も取り組んでいきます。
そして、皆さまのお力添えを頂きながらではありますが、アスリートとしての自分と普段の自分、それぞれの改革も現在進行形で進めています。自分の中で大変に思うことも正直ありますが、自分自身をより上手にマネジメントできるようになることが、今後の成長を更にプラスさせてくれると思うので、着実に取り組んでいきます。
しばらくは寒暖の差が大きい日が続くとのことで、くれぐれもお身体をご自愛ください。それではまた、元気にお会いしましょう。
2024.12.29
皆さま、こんにちは!いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!
パリオリンピック・パラリンピックを始め、多くの出来事があった2024年もあと3日です。
皆さまは、この年末年始をどのように過ごされるでしょうか。
今年の年末年始は「奇跡の9連休」と言われるように、長い休みを取る方もいらっしゃるみたいです。年末年始は楽しいイベントが多く、それをたっぷり堪能できることは嬉しいですね!
また、自分の過ごしてきた1年間を振り返り、心を整理する貴重な期間でもあります。歳を重ね、一年の経過が早くなるように感じると共に、こうした時間の大切さを感じるようになっています。
そんな私ですが、今年を振り返ると嬉しいこと以上に、悩むことの多い一年だったというのが率直なところです。
チームに加入してから4年、競技と自分自身にひたすら向き合い続け、それぞれ確かな成長を感じていました。一方で今年は身体と精神の状態それぞれが上手く噛み合わず、競技成績にも影響してしまいました。これまで普通にできていたことも上手くいかず、積み重ねたことが一気に崩れ去り、停滞どころか退化している、と焦りを感じる事もありました。
今は少し落ち着き、来年に向けての積み重ねを順調にしています。また、自分自身もこの現状に立ち向かうべく、監督、コーチ、チームメイトを始め、多くの方とお話をし、多くのアドバイスやヒントを頂きました。更に色々な方の本や体験談を読んだりする中で、自分が陥った不調の原因や、うまく成長しきれない原因のひとつについて考え、自分なりの表現に起こすことができました。
今までの競技人生では、良くも悪くも「ありのままの自分」だけで競技に挑んでいた部分があり、アスリートとしての自分と、日常を生きる普通の自分とを上手に使い分けられていませんでした。
器用なタイプではないため、競技にも「ありのままの自分」で向き合うことが、すなわち全力でストイックに取り組むことと考え、競技での結果や成長の原因は全て日常の自分とにある思い、競技に向き合ってきました。
長い目で振り返ると、そのおかげで成長できた部分もありますが、一方で、競技面で上手くいかないことがあれば、日常の生活にも影響が出るなど、全てを「ありのままの自分」で過ごすことによる悪影響もあった気がします。
それ以上に、アスリートとしての自分を客観的に分析しようとしても、結局は普段の自分に向き合うことに過ぎなくなってしまい、本当の意味での客観的な部分に考えがたどり着かなかったのかなと思います。
また、失敗や短所に深入りすればするほど、自己否定をし、自らを傷つけている感覚に陥るため、本来の思いとは裏腹に、自分に向き合うことや変化することを本能的に避けていたこともあるのではないか、と考えました。
こうした分析を踏まえ、今は「アスリートの自分」と「普通の自分」をあえて分けて考えるように試みています。「アスリートの自分」についての理想的な姿を考え、それに向けて行動をするとともに、「普通の自分」は今まで以上に大切にすることを心掛けています。
この分析と試みが正しいか、それで自分を変えられるかはまだ答えが出ていませんが、取り組んだことが少しでもプラスになったと言えるよう、取り組みを継続していきます。
12月の下旬は、東京都のナショナルトレーニングセンターでの合宿に行かせて頂き、充実したトレーニングができました。少しずつでも、こうした一つ一つの充実を重ね、来年の飛躍の材料に繋げていきたいです。
2024年の私の選手ブログは今回をもって書き納めです。
長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。そして、今シーズンも大きなご声援とサポートを頂き、ありがとうございました。
2025年の干支、蛇のように、私も自分の殻を破り、より強く立派に成長していきます。
皆さまも体調に気をつけていただき、良いお年をお迎えください。 また来年、元気にお会いしましょう!