気づけば5月です。
松本がブログで書いていたように、私も世界リレーに帯同スタッフとして行ってきました。
五輪出場権獲得を賭けた大勝負だったわけですが、残念にも結果を得ることができませんでした。
私自身もこの大会に向けて様々な取り組みをしてきましたので、ものすごく残念な気持ちでいっぱいです。
選手の頃も、目標に向かってぶつかっては破れ、破れて散ってはまた立ち上がり、を繰り返してきました。
準備すればするほど、期待できる仕上がりであればあるほど、叶わなかった時の打ち砕かれる様はまさに木っ端微塵です。
でも、木っ端微塵に砕け散れるからこそ、すべてをリセットして、もう一度ゼロから立ち上がれるのだとも思います。
なので、私は落ち込んだら、とことん落ち込んで、沈んで、沈んで、底まで行くことにしています。
落ちるところまで落ちたら、浮上するだけですから。
中途半端に負けを否定してしまったら、浮上するチャンスを逃してしまうのだと思います。
今はまだその負けを噛み締めて、じっくり自分の中に浸透させているところです。
落ち込んでいる暇はないのだとはわかっていながらも、ここの気持ちの整理は次への活力を生むためには必要なことだと思います。
でもこうしてブログを書いていると、不思議とエネルギーが湧いてきます。
世界リレーでの五輪出場権獲得はなりませんでしたが、まだ記録での出場枠もわずかですが、残っています。
可能性は最後まで追求していきたいです。
このご時世、国際大会に参加することの重みを感じながらも、やはり勝負する舞台はここでありたいと強く感じました。
また、スポーツを通して様々な国の人達と交流をすると自分は宇宙船地球号の一員なのだと実感します。
どの国でも同じ敵・新型コロナウィルスとの戦いを乗り越えようと努力しているのだと感じました。
「転んだら、立ち上がる」と数年前のブログに書いていました。
失敗や負け、うまく行かないことって、競技人生にはたくさんあって、転んでばかりの時もあります。でも、転んでも、立ち上がって、泥をパンパンと落として、また走り出せばよいのだと思います。
そうやって立ち上がって、思い切り走った先には何か良いことが待っていると思います。
前向きに!明るい未来に向かって!走り出します!
【宇宙船地球号】
亜寒帯湿潤性気候のため、年間雨量が非常に多く、月の半分は雨が降っているというクラクフ。
珍しい?青空が見れました。
スタジアムが空に浮かぶ船のように感じました。
みなさんこんにちは!あっという間に5月ですね!
だいぶ気温もあがり、練習がしやすい日が続いています。
なかなか終息が見えないコロナですが
私は最近1年前の自分を思い出します。
去年の今頃は日本にあっという間にコロナが広がり緊急事態宣言。
私にとって当たり前だった陸上競技の試合や
トレーニングをすることは難しくなり、
生活すら普段通りにはいかない毎日が続いていました。
マスク着用がこれほどまでに生活に定着し
この状況が1年後にも続くとは思ってもいませんでした。
コロナという目に見えないウイルスに怯えながら、
緊急事態宣言、3密、感染者数、時短営業など
新しい言葉や新しい生活様式が出て1日1日、
いろいろなことを感じながら、悩み、考えながら
過ごしてきたように思います。めまぐるしく状況が
変わっていく毎日に疲れてしまうこともありましたが
気付いたら1年経過していました。
そしていつの間にか1つ1つを乗り越えてきた自分が
強く逞しくなっているように思えます。
きっと現在も世の中のほとんどが頭を悩ますような
問題に直面していると思いますが
1年前の自分と比べた時、なんとなく強く逞しく
なっているような気がしませんか?
東日本大震災の時もそうでしたが放射能という
目に見えない恐怖に怯えながらも、正しい情報を
収集しながら、何とか前に進んできました。
どうしようもない状況の中でもなんとか打開策を考え実行し、
福島の復興のために1人1人が考えて行動をしていった結果
今福島も少しずつ復興してきています。
今回も同じように、1人1人が世の中をよりよく
していくための行動を心がけて,
苦しくても前へ前へと進んでいくことで、
少しでも早くコロナの終息に近づいていければと思います。
さて、シーズンが始まりました。
開催するのもなかなか難しい状況ではありますが
状況はめまぐるしく変わっていく毎日に臨機応変に
対応しながら前へ前へと進んでいきたいと思います。