選手ブログ

更新履歴

    バックナンバー

    選手ブログ

    一覧

    2021.06.28

    6月のモチベーション


    皆さん、こんにちは!

    さっそくですが昨日まで、大阪で日本選手権が行われていました。東邦銀行チームからは3名、福島大学から1名が出場し、2名が入賞という結果でした。日本最高峰の大会に出場するだけでなく、そこでしっかり結果を残すということは決して簡単なことではありません。改めて一緒に練習できることのありがたみを感じました。詳細はぜひ大会結果をご覧ください。

    一方私は出場することができず、昨年同様小さな画面の前でしか日本選手権を感じることはできませんでした。実際の選手たちの熱量や緊張感は、現地でしかわからないものもあります。その空気を肌で感じることは叶わず、出場できないと決定したときから、ずっと目と心が熱かったです。

    それこそ陸上選手にとっての6月は、日本選手権という大きな大会があり、前半シーズンの一番大切な時期だと思うのですが、6月の頭にデンカチャレンジが終わり、次の7月の県選手権まで大会はないとなったとき、「6月のモチベーション」をどうすればいいのかわからなくなりました。反省でもよく、「切り替えて頑張ります」という言葉は用いますが、なかなかすぐに「切り替えて頑張る」ということは難しいのです。心は頑張るつもりでも、体にキレのある動きがでないと、心の頑張りも嘘のように感じてしまいます。

    心も体もぼんやりした6月中旬に、母校が出る南関東総体、それから福島大学が出る東北インカレが行われました。ネットというのは本当に便利なもので、現地には行けなくても結果は速報にすぐ載り、ライブ中継も見ることができました。高校生はもう自分とは被っていない代ですが、やはり母校というだけで特別な思いがあります。また、普段から一緒に練習をしている福島大学の学生さんの応援にも熱が入ります。
    結果は全力を出し切った良い結果もあれば、見ているこっちまで悔しくなるような結果ももちろんありました。
    その中でも、やはりPB(パーソナルベスト・自己新記録)という文字は見ているこちらまで嬉しくなります。「おめでとう!」という言葉を何度でもかけたくなります。ベストパフォーマンスをできるという強さは、勝ち負けとはまた違った強さだと思います。自身の嬉しい結果というものを久しく感じられていないせいで、悔しい結果に感情移入しやすくなってしまっていましたが、誰かの喜んでいる姿を見ると、おめでとうという気持ちと同じくらい、私もそうなりたいと思います。南関東総体と、東北インカレでの後輩たちの頑張りは、私を強くそう思わせてくれました。そしてそう考えると、日本選手権を目指して頑張っていた気持ちと似ているようで少し違う、長期的なモチベーションの維持になることに気がつきました。


    人の頑張りは人を突き動かす理由になったりしますが、他人ではなく、思い入れのある人たちであるほど、自分を突き動かしてくれる理由になります。6月はそうした、自分以外の人の頑張りが、私が頑張る勇気をくれた大切な1ヶ月になったと感じます。
    いつか私の頑張りが、誰かのモチベーションになるよう、自分自身をしっかり追い込んでいきたいです!

    おそらく、7月の県選手権では、日本選手権に出場された先輩や後輩たちと走ることになると思います。勝手に感謝の気持ちを抱きつつ、挑戦者の気持ちで臨んでいきたいです!

    • 大会日程・結果
    • 活動レポート
    • 選手ブログ