皆さんこんにちは!
5月も下旬に差し掛かり、だんだんと日が長くなってきました。
この時期が一番過ごしやすいなと思うのですが、おそらくあっという間に、じっとしていると汗ばむような陽気になっていくのだろうなあと思います。福島の梅雨入りは、いつになるのでしょうか。
5月は大会が続きましたが、昨日の東日本実業団を終え、連戦もひと段落しました。GWの静岡国際、木南記念の反省を東日本実業団に活かしていきたかったのですが、感想としてはさらに反省点が増えてしまいました。
今シーズンは、例年に比べてなかなかタイムが上がっておらず、苦しい走りが続いています。頭でイメージしていることや、練習ではできていることが本番でできず、ずっと泥沼を走っている感覚です。
一度泥沼に入ると、なかなかそこから出ることができません。今は泥沼の中でもがきながら、少しでも早く脱せるよう模索しています。立ち止まって気を抜くと、すぐに沈んでしまうので、とにかくいろんなことを「やってみる」しかありません。練習の、正しい、正しくない、合う、合わないは、実践することによってようやく気づけることなのだと感じます。不恰好でも、なんとか自分の納得できる走りで、泥沼から這い上がっていきたいです!
また、東日本実業団に出場し改めて、仕事をしながら競技を続ける選手が多いことを感じました。東邦銀行のように、チームの中の一員として競技を続ける選手もいれば、個人で練習を積んで、大会に参加する選手もいます。
仕事と競技生活は、よほど陸上が好きという気持ちがなければ、両立することは難しいことだと思います。そう考えると、ここにいる人たちは、本当に陸上が好きな人たちなのだと実感しました。「好き」という気持ちの原動力の強さを改めて感じました。
日本選手権まで、残り約一ヶ月です。
冬季練習や、4、5月のレースを振り返り、ひとつでも上の順位、タイムを狙っていきたいです。応援よろしくお願いします!
気づけば新緑の季節になっていました。
グランドの藤の花も咲き、シーズンが始まっていることを実感します。
福島大学陸上競技場にある藤の花は、昔のマネージャーさんが毎日水をやり、育てて、そのマネージャーさんが卒業された翌年にようやく花を咲かせたという逸話のある花です。
毎日コツコツと続けることが開花につながるのだと伺ってからは「努力の花」と心の中で名付けています。
ちょうど藤の花が咲く頃に東北インカレがあるので、いつも藤の花が咲くとこの話を思い出します。
何事もそうですが、結果というのは花が咲くのと同じで、努力や行動を積み重ねて、満を持して表れるものだと思います。
結果が出ないときは、まだ咲くだけの準備が足らなかったんだろうなと思うようにしています。
先週は世界リレーがありました。女子マイルチームも世界選手権出場獲得に向かって奮闘しましたが、力及ばず、残念ながらその権利を獲得することはできませんでした。
ただ、一人ひとりが世界の舞台で果敢に立ち向かっている姿は、青木がブログで書いていたように、魂を感じました。
少なくともこの3ヶ月やってきたことが、選手の中に炎として灯っているのだと思いました。
今日、その壁を突破できなくても、何度も何度も全力でぶち当たって、その壁を肌で感じて、また奮起して・・・その繰り返しでしか、壁を突破することはできないんだろうなと思います。
そして今、そのぶつかるチャンスが巡ってきているという幸運をモノにしたいところです。
今回、全力を尽くさなければ見ることができなかった世界との差を感じたことは大きな糧になったと感じています。
そして私自身も花を咲かせるにはあと何が必要なのかをしっかり見極めていかなくてはいけないと思います。
今週末は各地で大事な大会が開催されています。
学生さんは東北インカレ、東邦銀行チームは東日本実業団組とセイコーゴールデングランプリ組に分かれ、各地で奮闘する予定です。
全力を尽くしてがんばります!
グランドに咲く藤の花。
先日、横浜にて世界リレーが行われましたね!
皆さんは、現地で、あるいはテレビで、ご覧になりましたか?
私は練習があったので現地には赴きませんでしたが、テレビの前でしっかり応援しておりました。
なんだか凄く興奮、というより、緊張してしまいました…。
今回の世界リレー、私たち東邦銀行陸上競技部からは、武石・松本と、2名の選手が女子マイルに出場しました!
自分が走った2015年のバハマを思い出しつつ。
同じ舞台に後輩たちが立っているのを見ると、感無量といいますか…
言葉にできない想いがありました。
2007年の大阪世界陸上、2008年の北京オリンピックと、躍進を続けていた女子マイルチームでしたが、その後しばらく低迷が続いていました。
私自身もなかなか思うような走りができず、出口の見えない迷路を進んでいるような気持ちだったのですが…
2015年の北京世界陸上で、想いが繋がり、8年ぶりにマイル日本記録を更新することができました。
それでも世界のトップに手が届かなかったのは悔しかったのですが、日本チームとして前に進む、その一歩が踏み出せたのだと思っています。
それからまた4年経ち、また新しい世代の選手たちが頑張ってくれています。
リレーのバトンのように、日本チームの魂みたいなものはきちんと繋がってくれているんだなぁと彼女たちの走りを見て感じました。
もちろん自分自身も現役である以上、あの舞台に立てるくらいの走りを作っていかなければならないと思います。
今回の世界リレーを見て、燻っていた炎がまた静かに燃え上がってきたような気持ちです。
まだまだ後輩世代に残せるものはあるはずなので、しっかりと前を見据えて邁進して行きたいです。
女子マイルはまだ世界陸上への切符を手にしておりませんが、ここからまたチャレンジをしていくとのこと。
私も一緒に気持ちを高めて、世界を見据えて走っていきます!