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    2022.10.14

    真似ぶ

    皆様こんにちは。
    前回のブログから1ヶ月が経ち、10月も中旬にさしかかっています。
    外を歩いていると、どこからかふわっと香ってくる、金木犀の甘い香りに、秋になったんだなぁと実感させられます。

    また、福島の春と秋は短いというのをよく耳にしますが、本当にその通りだなと感じています。
    先日雨が降っていて気温がいつもより低かったということもあるのですが、練習中に白い息が出ました。
    10月の初めにジェットヒーターを出すほど気温が低くなったりと、秋の到来と同時に冬ももうすぐそこまで来ているのだなと思います。
    秋が短いとはいえ、旬の食材や果物を食べたりして、もう少し秋を満喫してから冬を迎えられたらなと思います。

    さて、最近の練習はというと、自分の持ち味である助走スピードを殺さず、しっかりといかせるように跳び方を大きく変えているところです。
    初めての試みなので、中々一気に上手くなるということはありませんが、日に日に動きに慣れてきて、少しずつ形になってきているなと思います。

    その中で、新しく動きや感覚を作っていく際には、感覚とはまた違った自分なりの表現が大切だなと感じています。
    例えば踏切後の右腕の上げ方は、高いところにいる人とハイタッチをする様に上げるというイメージでやっています。

    同じ局面の話では無いのかもしれませんが、男子走幅跳の世界記録保持者のマイクパウエル選手は、世界記録を出した時はバスケットボールのフリースローラインからダンクシュートをする要領で跳んだと話しています。
    人それぞれ表現は違いますが、行きつく動きは同じだと思います。

    先日「イメージは具現化する」という言葉をある先生から教えて頂きました。
    練習の時は跳躍に入る前に、自分のやりたい動きを頭の中でしっかりイメージできるかで動きが変わって来ます。
    最近は練習中だけでなく、気がつけば頭の中で走幅跳をしてしまっています。
    技術種目なだけあってこう言ったイメージトレーニングも大切だなと実感しています。

    また、最近はYouTube等で国内外の色々な跳躍選手の動画を簡単に見ることが出来ます。
    学ぶという言葉は真似る→真似ぶ→学ぶという成り立ちでできたという説もあります。
    自分の中で何をどんな表現していけば、自分の走幅跳に落とし込めるのかを色々真似て、学んでいこうと思います。

    まだ元々の跳び方の癖が抜けなかったり、思うように体が動かせないことが多々あり、悪戦苦闘の毎日ですが、着実に前には進んできていると思います。
    来シーズンに向けて少しでも形に出来るよう、日々の練習はもちろん、イメージトレーニング等を大切にしながら新しい跳び方をマスターできればなと思います。

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