2月も下旬に入りました。
チームの沖縄合宿が終わり、ひと時を福島で過ごし、
陸連の女子短距離合宿のため、再び沖縄へ行きます。
冬期は合宿が多いため、シーズンよりも福島にいないことが多いのですが、
東北は雪も積もるし気温も低いので、
暖かい所でトレーニングができるということは本当にありがたいことなのです。
今日は寒い中のトレーニングについての、ちょっとマニアックな話を(笑)。
私たちは(特に100・200m系の人)、寒い福島でたとえ気温0℃の中でも、
厚着をしてダッシュです。
キンキンに冷えたシャフトと共に、ウエイトトレーニングもします。
でもさすがに冷えた鉄を素手で掴むのは、本当に冷たいのです。
なので、もちろんウエイト用の手袋着用。
0℃の気温の中、筋肉まかせに体を動かすと、後々猛烈な負担が体にくるので、
上手に体を動かすことを学びます。
怪我をしないために、必死で体の動かし方を学ぶといった感じでしょうか。
というくらい、寒い中で体を動かすということは負担がかかるのだなということも、
身に染みて感じています。
マイナス要素を強制的にプラスに転換せざるを得ないという意味でも、
寒い中ダッシュをすることも必要なことだなと、最近は特に感じています。
あ、もちろん怪我には重々気をつけて、ですが。
また、自分が100mという短い距離が専門ということもありますが、
寒いからといってスピードを落とした中でばかり走っていると、
いざ、シーズンが近づいてきてスピードを上げて走りたいと思っても、
速く走るための動きを忘れていて、なかなかスピードが上がらなくなってしまいます。
これは怪我で走れなくても同じことが言えるのですが。
今年はウエイトも昨年以上に取り組んでいます。
その中で改めて思ったことが、本当に人は忘れる生き物なのだなと…。
昨年、怪我をしていたこともあり、ほとんどウエイトに取り組めず、
そうした後に再び、この冬期トレーニングに入ってウエイトを本格的に取り組み始めたのですが、
体が挙げ方を忘れるという…。
正しくは上手に重りを挙げるための体の使い方を忘れる、ということですね。
これは先ほどの走る練習とも同じなのですが、
やっぱり人は忘れる生き物なのです(笑)。
でも体の使い方を思い出すと、重さもどんどん上げていけるようになってきました。
体の使い方って、本当に重要なんだな~と、年齢を重ねるたびに実感します。
そして体の使い方が上手になると、
なぜか筋持久力も上がったような感じになります。
正しくは、疲れてきても体を上手に使えるようになった分、
以前よりもスピードが落ちにくい、というのが正しい表現だとは思うのですが。
などなど、寒い中で学ぶこともたくさんあるな、と。
もちろん、暖かい所でのトレーニングの方が体にも優しいし、快適です。
体も動くので、トレーニングの質も上がります。
でも、今の自分の環境をプラスにフルに使うというのも大事なことです。
と、そんなことを言いながらも、暖かい所で合宿しに、沖縄に行って参ります(笑)。
福島で得たヒントを暖かい所で試してきたいと思います!
では、マニアックな話にお付き合い頂きましてありがとうございました。
行ってきま~す!