皆さんは「破天荒」と聞くと、どんな意味をイメージしますか?
平成20年度の国語に関する世論調査では日本人の64.2%が「豪快で大胆な様子」として使用しているそうです。
しかし、この言葉は故事成語の一つで、
「今まで成し得なかったことを初めて行うこと」
「前人未到の境地を切り開くこと」
が本来の意味です。
この「破天荒」を座右の銘に掲げて入行してきた紫村仁美選手。
最初、64.2%に属するであろう平均的な日本人の私は「座右の銘:破天荒」と紫村からプロフィールが送られてきた時に「豪快で大胆な様子」をイメージしてしまいました。
しかし、破天荒の本来の意味を調べると、今回福島に来た経緯や彼女の意志が伝わってきて、思わず深イイのレバーを押しそうになりました(笑)
私は故郷福島を離れて競技をしたことがありません。
幸いにも福島大学で川本監督に出会い、素晴らしい仲間に恵まれ、多くの方々のご支援があって続ける環境が整っていたことが一番の理由ですが・・・やっぱり住み慣れた故郷を離れるという気持ちになれなかった、というのもあります。
そんな中、遠く九州・佐賀から、より速く、強くなるためにはるばる言葉も風土も違う福島へやってきた紫村。
自分が逆の立場だったら・・・決して軽い決意でできることではないと思います。
でも、やっぱり誰も成し得なかったことを初めて行うためには、よほどのことをしていかないとその道は拓けていけないんだろうなというのは実感しています。
速くなりたい、強くなりたい、言葉に出すだけでは思いは叶えられません。
そこに思いを形に変える具体的な行動が加わって、初めて夢は実現するのだと思います。
本人の決意ももちろんですが、その決意を支える多くの方々の応援があって、今回の加入が実現したと思います。
これからは彼女の座右の銘「破天荒」にふさわしく、誰も成し得なかった記録を、歴史を、どんどん塗り替えていってほしいなと思います。
そして、先日、世界選手権の日本代表に千葉、青木の二人が選出されました。
二人とも2009年のベルリン大会以来の世界選手権代表です。
来年のリオデジャネイロ五輪に向けての大きな一歩となる今大会。
会場は二人が出場した2008年の北京五輪と同じ北京国家体育場です。
学生時代から日本代表として世界の舞台を経験してきた二人ももうベテランと称されるお年頃になりました。
そう何度も出れる舞台ではありません。
悔いを残さず、思いっきり力をぶつけてきてほしいです。
熱い応援をよろしくお願いいたします!
【大地の空】
只今、北海道で合宿してます!
こちらの空は福島の空ともまた違った表情を見せてくれます。
毎日いろんな空模様を見ながら、深呼吸しています。
合宿も残すところ1クール。
しっかり北の大地で蓄えて帰ります!
【おまけ】
紫村の加入により、紫村&武石という新たなツインズが真弓ちゃんのブログによってご紹介してありましたが・・・・
元祖ツインズたちも負けてはいません。
今日のドレスコード(?)はピンク。
またまた似たようなTシャツで登場した二人。
さて、どちらが千葉でどちらが青木でしょうか!?
答えは・・・・
前が青木で後ろが千葉でした〜〜!
やっぱり君たちが元祖です!笑