いよいよ師走に突入し、2015年も残すところ1ヶ月を切りました!
この1年は長いようであっという間でした。
現役を引退して、初めて練習に行った冬季練習初日のことは今でも忘れられません。
今まで共に切磋琢磨してきた仲間たちの練習に初めてコーチという立場で参加したあの日、あまりの景色の違いに、自分がこれから生きていこうとする道は今までと同じようで全然違うんだと思いました。
26年も慣れ親しんだ同じ陸上競技という世界にいるのに見える景色がこんなに違うってことは、今までアスリートとして当たり前に思ってきた常識ではやっていけないんじゃないかと感じました。
違う立場で陸上競技と関わっていく中で、選手であってもコーチであっても変わらない部分、選手とコーチで異なる部分、その違いを一つずつ確かめていったような一年でした。
自分だったらこんな風に指導されたい、というコーチングも、自分はこの指導はちょっと・・・というコーチングも、人によって合う合わないがあるわけで、コーチにとっての成功ってなんだろうっていうことも考えました。
その答えはたった一年で出るものではありませんが、おぼろげながら、何となくこんな風になりたいなという方向は見えてきたように思います。
選手としての自分なりの哲学がある程度出来上がっていた中で、コーチングという新たな分野における自分の未熟さが新鮮で、正直、心地よさも感じました。
私にとって、知らないことや理解できないことがあるというのが一番ワクワクします。
そういう意味ではこの一年は充実していたなぁと思います。
とにかく何でも見聞きして、何でもトライして、いろんな価値観を受け入れてみて、自分の中の今ある力で咀嚼する、ということを繰り返した一年となりました。
勝負どころで出てくるのは等身大の自分。
その自分を鍛えるにはごまかしナシの正面突破しかありません。
これからも、どんどん貪欲にいろんなことにチャレンジして、どんどん乗り越えて、一回りも二回りも等身大の自分を大きくしていきたいと思います。
来年はリオデジャネイロ五輪が控えています。
オリンピックで勝負するチームはどんなチームなのか、どんな価値観で、どんな雰囲気で、どんなことができるチームなのか、その土壌を生み出すものは何なのか、4年に一度しかないチャンスをしっかりモノにできるようにみんなでがんばっていきたいです。
今回がおそらく今年最後のブログとなります。
2015年、私にとっては新たなステージへの幕開けとなった一年でした。
こんなにもいろんなことが自分の中に流れ込んできた年はなかったような気がします。
一年間、応援ありがとうございました!
2016年も皆さまにとって素晴らしい年になりますように☆
【今年の初雪】
予期していなかった11月の初雪。
紫村が雪じゃないですか!?と騒いでいたのを、またまた〜見間違えだよ!なんて言ってたら・・・そう、やっぱり雪でした。笑
真有さんのブログにもありましたが、冬の寒さは心身ともに鍛えるチャンス。
ミトコンドリアも活性化するし、弱い自分を乗り越えるいいメンタルトレーニングです。
ここにしかない地の利を活かして強くなります!