いよいよシーズン後半戦が始まります。
この後半戦は全日本実業団や国体、日本選手権リレーなど、「チーム」で戦う大会が目白押しです。
昔からリレーや駅伝など、みんなで力を合わせて1つのことを成し遂げることが好きだった私にとっては、まさに、燃えるシーズン到来です!
個の力を結集すれば、個人では手が届かない大きなものを掴むことができます。
その結集した時に生まれるエネルギーの大きさを年々実感できるようになりました。
それは今回のリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得した男子4☓100mRが証明してくれたと思います。
9秒台の選手たちが揃ったジャマイカとアメリカ(後に失格)の間を割ってゴールした日本チームの姿を見た時の興奮と感動は忘れることができません。
改めてチームの力を感じました。
社会人になると個々で競技を続ける選手も増えてきますが、私たちは東邦銀行陸上競技部というチームの形を成して陸上競技を続けています。
陸上競技というご縁がなければ出会うことのなかったチームのみんな。
一人ひとりを見ても、日本有数のトップアスリートたちの集団だと思います。でもまだまだチームとして考えると、もっとできることがあるんじゃないのかなとも思っています。
私はこの素晴らしい力が同じ一つの方向に向かった時、驚くようなパワーが生まれると信じています。
その表現として「切磋琢磨」という言葉が一番私の中ではしっくりきます。
リオデジャネイロ五輪も終わり、少しずつその戦いに向けた舞台裏も明かされ始まっていますが、それぞれ結果を出すために積み重ねてきた準備というのは相当な覚悟と厳しさの上に成り立っていたように思います。
チームの恩恵を受けるだけではなく、互いに甘さを捨てて、ともに競い合って、磨き合うチームで在りたいです。
まずは今月下旬、大阪で行われる「全日本実業団」に向けて、個々の力を最大限引き上げられるように私もコーチとしてしっかりがんばりたいと思います!
【今年の日本インカレ】
先週末は熊谷で行われていた日本インカレへ。
あまりの暑さに思わず日傘を差してしまうほど・・。20年以上インカレに来ていますが、ここまで暑いのは初めてじゃないかなと思います。
そんな中でもスタンドでは各大学の応援団が、真っ黒に日焼けして、声を枯らして、気温以上の熱い声援を送っていました。
こんな応援をされたら選手も奮起せずにはいられないですね!