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    2016.10.14

    ここ一番

    ハードルを引っ掛けて転んで予選敗退したふくしま国体から「ここ一番で力を発揮できる人が強い人」だと思うようになりました。
    そして、そういう選手になりたい、と思いながら競技を続けてきました。

    ここ一番、というのは、みんなが期待を寄せるレースであったり、勝たなきゃいけない場面だったり、そういう時かなって思います。

    先日、岩手国体に行ってきました。
    私にとって、国体は個人の試合とはまた違って、様々な意味を持つ大切な大会です。

    故郷を代表して走るということ、中学生から社会人までが同じチームメイトとして勝負に臨んでいるということ、成年選手としてどうあるべきかを考えながら臨む大会です。

    そして「点を取る」か「自己新」かの二択しかないこの大きなプレッシャーが選手としての私を育ててくれたと思っています。

    19回出場したどの大会も、記録や順位だけではなくて、どんな状況で臨んで、どんなレースだったのかまで、全て色濃く覚えています。

    それくらい、国体という大会は私にとって大きな存在なんだと思います。

    今回、成年選手として初めて武石が国体に出場しました。
    この20年近く、400mで決勝進出を逃したことのない福島県を代表して走るということは、彼女にとって、まさに「ここ一番」だったと思います。
    そんな中、しっかり今の力を出し切ることができた武石はとてもいい表情をしていて、今回の国体が今後の競技人生の大きなきっかけになったように感じました。

    チャンスはそう多くはありません。
    大なり小なり巡ってきたチャンスや期待をモノにできる選手はいつか大化けすると思います。

    寝付けないほどの緊張やプレッシャーの中で戦って、乗り越えた経験を数多く積み重ねた人が勝負強さを身につけていくと思います。

    プレッシャーを嫌う人も多いかもしれませんが、プレッシャーこそ自分を高める最大のエッセンスだと思います。

    楽しむことも大切、でも楽しみに逃げずにプレッシャーや厳しさと正面から向き合うことも大切。
    そんなことを思いながら過ごした岩手国体でした!

    【最近の空コレクション】

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    岩手にて。すっかり秋空でした!

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    この稜線と空の広さが私にとって故郷の風景です。
     

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