2月に入ってからは、少しずつ日が沈む時間も遅くなり、徐々に季節は春に向かっているのを感じます。
そんな私の2月は非常に充実しています。
沖縄でのチーム合宿を経て、台湾でのU20オリンピック育成競技者研修合宿、そして今は国際陸連のレベル1コーチ研修と、国内外を行ったり来たりの日々を過ごしています。
台湾の合宿では
きらめく感性を持った高校生アスリートたちや
熱意を持って、若手アスリートの育成に取り組むコーチの皆さんとの出会いがあり、
一言では言い表せないほどの感動や気づきを得ることができました。
近年の目覚ましいジュニア世代の活躍の背景にはこうした取り組みがあるからなのだと改めて実感しました。
そして、やる気MAXの状態で帰国してすぐの国際陸連研修。
国際陸連が推奨するキッズやジュニアへの指導方法を学んでいます。
世界が考える陸上競技は日本と同じであったり、少し違っていたり、非常に興味深く勉強させていただいています。
「勝負の世界、人と同じことをしていては勝てない」とよく耳にします。
ですが、そもそも「人と同じこと」とは何なのかを知らない限り、それを打ち破ることはできないと思います。
故・十八代目中村勘三郎さんが言っていた「型があるから型破り、型がなかったら形無し」という言葉が時折浮かびます。
「型」を知って初めて、その型を破ることができるのだと思っています。
今、勉強していることは、「コーチとはどうあるべきか」「陸上競技はどのような構造で成り立っているか」という、私がこの先進む世界の基本です。
現役時代の経験も少しは役に立つこともありますが、やはり選手とコーチはそもそもの立ち位置が異なるものだと思っています。
自分の経験やオリジナリティをコーチングに活かす上でも、まずはその世界の当たり前を知ることが大切なのではないかと思っています。
チームの選手たちは大きな目標に向かって、自分の殻を破るべく、日々たゆまぬ努力を重ねています。
みんなの必死な練習を見る度に、私もコーチとして、その努力の先を走っていかなければ!という思いを強くします。
そのためには、まだまだ知らないこと、知りたいことがたくさんあります。
日々勉強です。がんばります。
【今月の写真】
☆沖縄の桜
いち早く、咲き誇っていました。
沖縄の桜は「寒緋桜」という桜で鮮やかなピンクです。
☆世界の飛行機窓から〜台湾上空〜
空から景色を眺めるのが最近のブームです。
☆台湾の一角にて
街角に立っていると、その国の住人になれたような感覚になって楽しいです。