今日、無事に中国・台湾を渡り歩いたアジアグランプリ遠征から帰ってきました。
現役時代に参加したことのあるこのツアーは各国から数名が招待されて、アジア諸国を周遊しながら3試合行うものです。
3戦ともに同じメンバーで戦うので、自然と選手同士も顔見知りになって、仲良くなりますし、宿舎も一緒なので、選手間でじっくりトレーニングの話をしたり、様々な交流をすることもでき、私としてはエキサイティングな遠征だったと記憶しています。
その時に知り合った選手とは互いに現役を退いてもなお、未だに交流があるくらいです。
今回は日本陸連のスタッフとして、6名の選手に帯同して、参加してきました。
今回は選手としてではなく、コーチとして参加したので、各国のコーチたちとも交流を図ることができました。中には私が現役の頃からずっと帯同しているコーチもいらっしゃったりして、お互いその頃の話をしたりと非常に懐かしい気持ちになりました。
十年ぶりくらいに参加するアジアグランプリは相変わらず様々なハプニングあり、友情あり、感動あり、の濃密な大会でした。
そして、共にアジアを回った日本チームも非常にチームワークが良く、とても居心地のよい遠征となりました。
アジアのスタジアムは日本のスタジアムに比べると劣化していたりする部分もあり、走りづらい点は多々あります。
しかしアジア諸国の強豪たちはそこでしっかり力を発揮していて、それが世界で通用するたくましさを生み出す要因なのだろうと感じました。
今回、当行からは紫村が参加し、4位、3位と順位を上げ、最終の第3戦では見事優勝を飾ることができました。
きっと彼女にとっても今回の遠征はかなり経験値が上がったと思います。
どんな状況、どんな場所でも力を発揮する。
とても大切なことだと思います。
また余談ではありますが、様々な国と交流を図る中でも、タイチームはいつも私たちに好意的に接してくれました。
バスに荷物を乗せる際にも四苦八苦している様子を見かけるとサッとバスから降りてきて、テキパキと手伝ってくれます。
タイのコーチとお話をしましたが、自分が現役の頃、日本の選手ととても仲が良かった、とおっしゃっていました。
それぞれの世代の選手たちが築いてきた友好関係のおかげで、今、私たちがこんなに親切にしていただいたのかもしれません。
私たちもアジアの友人たちを大切にして、共に世界を目指していきたいと思いました。
久々のアジアグランプリはたくさんの感動と収穫を得ることができました。
また会える日を楽しみにしたいと思います。
【街探索】
台湾の街。
中国の朝。太極拳をはじめ、公園ではいろんなエクササイズをしている市民の皆さん。
杭州はとても近代的な都市でした。