前回のブログから早1ヶ月半。
季節はすっかり秋、そして今年も残すところ2ヶ月半となりました。
まさか2020年がこんな一年になるとは思ってもみませんでした。
嫌なことや残念なこともたくさんありましたが、どうなんでしょうか。
本当にそればかりだったとは思いません。
周りをよく見渡してみると、この状況だからこそ、感動したことや嬉しく思ったこと、幸せに感じたこともありました。
例えば、先日の日本選手権。
陸上仲間たちとの再会、観客の皆さんの温かい拍手、今まで当たり前のことだったことが、こんなに有り難いことだったのだと改めて知った大会でした。
ライバルと競う緊迫感、選手たちの熱気あふれるパフォーマンス、スタジアムにはポジティブな空気が溢れていました。
いや〜本当に陸上っていいものですね、と昔の映画評論家のようなセリフを口にしたくなるくらい、幸せなひとときでした。
「コロナ禍だからできない」ことを視点や発想を変えることで「コロナ禍だけどできる」に変換できた時、今まで疎かにしていたことを「コロナ禍」だからチャレンジしてみようと取り組めた時、何かを乗り越えることができたような達成感があります。
今年は年齢や性別、競技、立場を越えた出会いに刺激を受ける機会が多いです。
スポーツの価値や可能性、そしてスポーツを取り巻く社会の仕組みに至るまで、様々な角度から「スポーツ」「コーチング」を見つめる日々です。
世の中にはたくさんの知見があり、情報があり、素敵な人達がたくさんいるんだなと感動しています。
これもコロナ禍だったからこそ実現できたことかもしれません。
選手は自分の才能を開花させるために人生をかけて陸上競技に打ち込んでいます。
私たちコーチも同様に研鑽を積んでいかなければと思います。
選手の時もそうですが、「これでいい」と思った瞬間に成長は止まると思っています。
常に「もっとできることがあるんじゃないか」「もっとできる!」と情熱を持って、アンテナを張って、力をつけていきたいです。
今シーズンも残りわずか。
前向きに、多方向から物事を見つめて、よいシーズンだったと言えるようにがんばっていきます!
【本日のモクモク】
日本選手権のサブトラックにて。
一点から雲がどんどん広がっていく様子は幻想的でした。
空も考え事してるのかなーって感じです。笑