早いものでもう10月。
2018年シーズンも残すところ約1ヶ月となりました。
9月は全日本実業団をはじめとして、学生さんの大会含め、様々なチーム対抗戦に帯同してきました。
そして今週は福井県で行われている国民体育大会に来ています。
まさに県別対抗がかかった最大の対抗戦ですね。
私は一人ひとりの力を結集して戦う対抗戦が好きです。
仲間のがんばりが自分の励みとなり、そして自分のがんばりが誰かの励みとなり・・・チームの勢いがどんどん増していくような雰囲気ってすごくいいなと思います。
そしてそんな流れを自然と作り出せるチームでありたいと思います。
掴みどころのない漠然とした「流れ」というものの大切さをコーチになってより実感しているところです。
ちょっとしたことで、その流れがあっという間に良くも悪くも変わって行くのを身にしみて感じています。
どんな勝ち方をしたのか、負け方をしたのか、
競技に対してどんな姿勢で臨んだのか、
一事が万事とも言えるほど、些細なことが大きな勝ち負けにつながっていくような気がします。
そういう意味で、全日本実業団での「1点」は私たちに様々なことを教えてくれたと思っています。
この負けを決して無駄にしないよう、必ず糧にしていきます。
陸上競技は個人競技ですが、競技をするにあたっては、大会を運営する人たちがいて、一緒に競技をする選手たちがいて、それを支えるスタッフ、会社の皆さん、応援してくれる家族や友人、たくさんの人たちの支えなしには競技できません。
そうした人たちへの思いも乗せながら競技をすることで、自分のためだけでは発揮できないような力がみなぎることもあるのかなと思います。
チームの良さは嬉しいことは倍に、つらいことや苦しいことは半分になるところだと思います。
互いに甘えを捨てながらも、互いに思い合いながら、切磋琢磨できるチームでありたいですね。
今季最終戦は日本選手権リレーです。
For the teamの気持ちでバトンをつないで、がんばります。
【福井の夕暮れ】
帰り際の駐車場にて。
日本海側って夕暮れがきれいですよね。
先日、秋の大きな大会の一つである、全日本実業団が終わりました。
毎年大阪開催が定番となりつつあり、今年も大阪での開催。
今年で言えば4度目の大阪。今までに比べ気候は爽やかで、とても走りやすい大会でした。
チームとしては男女総合優勝の防衛がかかった、大切な大会でした。
が、しかし、1点及ばず。たった1点。それで、男女総合は2位という結果でした。
力を出し切れていたら、この1点は獲れた1点だったと思います。
昨年、思いがけず総合優勝できた、その慢心がどこかにあったのかもしれません。
もちろん、選手個々はそんな気持ちでは走っていないのですが、結果には必ず理由があります。
女子総合優勝は死守しましたが、やはり一度登った高みには、思いを馳せるもの。
来年はみんなで力を合わせて、リベンジしたいですね。
個人としても、思ったような記録では走れなかったのですが、400mの決勝で2位に上がれたことだけは、自分の中でも驚き半分、喜び半分でした。
もっと上手なレースをしていれば、見ている人をハラハラさせるようなレースにはならなかったと思いますが、気持ちに体がついてきてくれて、本当に良かったです。
でも、あのタイムは決して速いとはいえません。
400mHの練習ばかりしているから…といっても、400mで最低限これくらい、という水準を今年は満たしていないのです。
残念ながら今季、400mのフラットのレースはもう出場しない予定ですが、最後の最後に日本選手権リレーがありますので、そこでしっかり走れるよう、レース勘を取り戻して行きたいです。
…余談ですが、全日本実業団の後には、続きでレース出場のためインドに行って参りました。
まさかまたインドに行くことになるなんて!と思いつつも、国内でなかなか体験することの無いエキサイティングな体験をみたびすることとなりました。笑
詳しい暮らしぶりは川本監督のTwitterをご参照願いたいのですが…
ちょっと雲行きが怪しいな、と思った直後に100mくらい先の照明に落雷したときは本当に死ぬかと思いました。生きてて良かったです…(落雷の危険性はインドに限ったことではないですが)
その後は土砂降りでアップができなかったり、乗ったタクシーが車道を逆走したり…
こうした経験もまた、強い自分を形作る一因になってくれるのだと思います。
さて、インドから帰ってきたばかりではありますが、もう間もなく福井国体が開幕します。
今年、私は初めての福島県代表としての出場となります。
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