皆さま、こんにちは!
山や森の緑は瑞々しさを増し、空気も次第に熱気を帯びはじめているように感じます。
福島市は山に囲まれている地形なので、
この時期は美しい新緑の景色が360度に広がっているように見えます。
これはとても魅力的ですし、外に出てこの景色を見るだけでも、不思議と心が晴れやかになる気がします!
さて先日、当行陸上競技部の川本和久監督がご逝去されました。
正直なところ、まだ整理し切れてない部分もあり、
大学のグラウンドや研究室に行けば、先生がいつも通りいらっしゃるのでは、
と思うこともあります。
直接ご指導を頂いたのは2年と1ヶ月という短い時間ではありましたが、
先生の教え方や物事の考え方はどれも的を得ていて、凄いなと思うものばかりでした。
ここ最近は厳しいご指導を受けることも多かったですが、
それだけ一つ一つの教えに重みがあり、
それを全部受け止められる度量が自分に足りていなかった事が、
今となっては悔しくて仕方ありません。
そして、分け隔てない愛情と厳しさを持って私たちに接してくださっていたという事も、今更ながら実感しています。
大学4年生の夏、福島で開催された東北選手権で「福島に来て、ここから色んな世界の舞台に羽ばたいていこうよ!」とお話しして頂いた事、陸上競技への思いを一緒に語ったあの時間は、今でも鮮明に思い出されます。
競技をどのように継続するか迷っていた自分が、この東邦銀行陸上競技部に入部し、世界を目指そうと覚悟を決めた最大のきっかけでした。
先生とのご縁に恵まれた事、先生の下で陸上競技の事や人間としてのあり方を学べた事…
色々な感謝の気持ちを胸に、一人の人間として、競技者として、
自分なりにかっこよく生き続けていきます。
先週末は、山形県で東日本実業団選手権が開催されました。
前回のブログでも「整理する」という言葉をいっぱい使っていましたが、
ようやくこの1ヶ月間で、意識する事や、
タイムを出すために取り組む事を整理する事ができました。
それに呼応するかのように一つ一つの動きも研ぎ澄まされ、
自信と手応えを持って大会に臨みました。
結果は昨年と同じ5位で、決勝でタイムを落とすなど、今後の大会を戦う上での課題も残りましたが、総合的には、大きな手応えと成長を実感できた大会になりました!
そして昨日は、日本選手権の出場権獲得に向けたラストチャレンジとして、福井県の記録会に出場させて頂きました。
正直、かなりのプレッシャーがありましたが、これまでの過程と自分のコンディションを信じて、胸を張って挑戦しました。
残念ながら日本選手権標準に届くことはできず、悔しさでいっぱいです。
しかし、自分の中でベストな動きができたこと、4年ぶりに50秒台で走ることができたという収穫もありました。
こちらもまだ整理はついていませんが、今後は更にスピードを高め、来年こそは日本選手権で勝負できるようにしたいです。
最後に、この2週間のレースでは、スタート前に
「田代!もっと落ち着ちついていけよ!」
という先生の声が、どこかから聞こえていた気がしていました。
それもあり、安心した気持ちでレースに挑むことができたと思っています。
それではまた次回、元気にお会いしましょう!