こんにちは。
梅雨が明けた途端、福島は連日36度越えの酷暑。
少し外に出ただけで、大量の汗が噴き出します。
この絶好の練習日和のなか、東邦銀行陸上部は
8月3日から1週間の夏合宿が始まりました!
合宿初日からまさに夏合宿の醍醐味!というように
灼熱の太陽のもとグラウンドで私たちは後半シーズンに向けて、
太陽に負けないくらい熱い気持ちで練習に取り組んでいます。
私の夏合宿のテーマは「暑さに身体づくり」と「毎日、Good job!」です。
一概に「身体づくり」といっても、いろんな要素があります。
良い練習をするためには基礎の体力づくりはいつでも大切です。
熱中症にならないようにアイシングや
塩分・水分補給などの創意工夫も欠かせません。
また私は前半シーズンの中で、気力づくりの大切さに気がつきました。
特に集中力であったり、判断力であったりする身体の司令塔「脳」の役割は重要です。
どんなに良い身体能力をもっていたとしても、自分の体を
自分の意図するように動かせなければ宝の持ち腐れです。
非常にもったいないことです。
私は、運動神経が良い方ではありません。
なので、自分でやりたいと思う動き、こうしたいと思う動きができるまでに相当な時間がかかります。
始めは、脳と体に持久力がなく、出来ないことにイライラし、
投げ出したくなることもたくさんありました。
しかし根気よく地道に継続していくと、あるときスッと神経が通い
「出来た!」という瞬間が訪れます。
その小さな「出来た!」の積み重ねは、想像していたよりも
はるかに感動的で、やる気を与えてくれます。
そして、やる気は次への課題克服のためのエネルギーなり
日々の練習の「Good job! 」 につながります。
千里の道も一歩から。成功への近道は、地道な一段一段の積み重ねです。
この夏、ステップをたくさん登れるように充実したものにしたいです!
いよいよ夏本番を迎えました!
私は空を眺めるのが大好きなのですが、中でも夏の空が一番好きです。
真っ青な空に映える真っ白な雲も、夕暮れの茜色に染まる空も、夏空にしかない風情がありますよね。
毎日、空を見上げては癒やされています。
さて、私事ではありますが、
先日、ついに四十路クラスへ進級いたしました。
その節目となった誕生日はちょうど福島県選手権の真っ只中でした。
その日は男女の400mが行われていて、当行からは記野、青木、武石、新宮が出場していました。
まずは女子400mの決勝。
福島に来て3年目、なかなか思うように走れなかった新宮が久々の快走を見せました。
もちろん、世界選手権代表になったり、日本一になった経歴を持つ新宮の実績からはまだまだの記録ではありますが、彼女の走りっぷりに光を感じることができて、心の底から感動しました。
続く、男子400mの決勝では、こちらも入行から怪我などでなかなか思うように走れなかった記野が大学生以来の自己新記録を出して、優勝しました。
ゴール後、彼が見せたささやかなガッツポーズの中に、この3年間の思いが込められているように見えて、とてもとても嬉しかったです。
自分の身体と心と向き合い続けて駆け抜けた30代があまりにも充実していた分、ここから10年はどんなことが待っているんだろう・・と考えてみても、イマイチ浮かんできませんでした。
でも、二人のレースを見た時に、今までにない感動や嬉しさを感じることができて、これからの10年はこの感動を求めていく10年にしていきたいと思いました。
今までの10年は自分の夢を追いかけてきましたが、これからはみんなの夢とともに駆け抜けていけるようにがんばっていきたいと思います。
残念ながら、今年のリオデジャネイロ五輪への出場は叶いませんでした。
テキサスでお世話になったチームの選手は世界で一番厳しいと言われる全米選手権を勝ち抜き、リオの切符を手にしました。
手にするだけの努力を間近で見させていただけたことは私にとって一生の財産です。
アメリカでお世話になったダレルコーチは選手の可能性を引き出すことに長けている方でした。その根底には選手の可能性を誰よりも強く信じる心と夢を叶えるための明確な道筋があったと思います。
If you can dream it, you can do it.(夢を見ることができれば、それは実現できる)
ウォルト・ディズニーの言葉です。
アメリカで学んだことを必ず活かして、ダレルコーチと同じ舞台で勝負できるように私も必死にがんばっていきたいと思います!
【本日の夏空】
今日も1日がんばろうって思える空です!