先日、津田トレーナーとお話をする中で「しっくり」という感覚についてお話をしました。
例えば、技術練習。
今までの自分の走り方を変えるためにやっていることなのに、「なーんかしっくりこないんだよなぁ」って、気づいたら自分にとって「しっくり来る」方向に向かって感覚を戻してしまっていて、結果的に何も変わらないで終わる、そんな矛盾って意外と多いよね〜と。
「しっくりくる」ってとても気持ちのよい状態だと思うのですが、変化を起こしたい時には「しっくりこない」感覚に目を向けるのもいいのではないかなと思います。
自分の競技生活を振り返ると、新しい技術や今まで自分の中になかった感覚を身につけていく時って、最初は「しっくりこない」ことが多かったように思います。
ただ、しっくりこない感覚ってダメな時の感覚とちょっと似ていて、うーん・・と尻込みしそうになることもありました。
何度、川本監督に「いいからだまされたと思ってやってみろ」と言われたことか(笑)
で、だまされたつもりになって(笑)、その「しっくりこない」感覚に向かってチャレンジしてみると、突如、走れたり、タイムが速くなったり・・という自分の想像を超える変化に辿り着けることが多かったです。
そんなことを繰り返しているうちに「しっくりこない」感覚に出会うと、「今までの自分を変えるチャンス」だと思うようになりました。
確かに、何事もそうですが、自分のしっくり来る範囲でやってたら、大きな成長って得られない気がします。想定内で動いていては、結局のところ、想定を超えることってできないですもんね。
今はコーチという新しい立場に相応しい考え方、心の持ち方、モノの見方を身につけるべく、何事も経験!勉強!という気持ちで取り組んでいます。
当然、選手として見てきたものとは違う立場に身を置くわけなので、今までの自分の発想ではないことだったり、考えたこともないような、ある意味「しっくりこない」見方・考え方に触れる機会もあります。
そこで自分にとって「しっくりくる」都合のいい解釈ばかりをしていると、今までの自分の考え方にどっぷり落ち着いてしまって、結局、大きく自分を変化させることができなくなってしまいます。
何事も「しっくりこない」時こそ、自分の予想を超えて大きな変化を起こすチャンス。
私も自分の殻を破るべく、どんどん「しっくりこないこと」にも向き合っていきたいなと思います☆
【本日の春】
梅です。
大学の研究室横で小さい春を見つけました!!
春はもうすぐそこまで近づいてますね☆
2月も下旬に入りました。
チームの沖縄合宿が終わり、ひと時を福島で過ごし、
陸連の女子短距離合宿のため、再び沖縄へ行きます。
冬期は合宿が多いため、シーズンよりも福島にいないことが多いのですが、
東北は雪も積もるし気温も低いので、
暖かい所でトレーニングができるということは本当にありがたいことなのです。
今日は寒い中のトレーニングについての、ちょっとマニアックな話を(笑)。
私たちは(特に100・200m系の人)、寒い福島でたとえ気温0℃の中でも、
厚着をしてダッシュです。
キンキンに冷えたシャフトと共に、ウエイトトレーニングもします。
でもさすがに冷えた鉄を素手で掴むのは、本当に冷たいのです。
なので、もちろんウエイト用の手袋着用。
0℃の気温の中、筋肉まかせに体を動かすと、後々猛烈な負担が体にくるので、
上手に体を動かすことを学びます。
怪我をしないために、必死で体の動かし方を学ぶといった感じでしょうか。
というくらい、寒い中で体を動かすということは負担がかかるのだなということも、
身に染みて感じています。
マイナス要素を強制的にプラスに転換せざるを得ないという意味でも、
寒い中ダッシュをすることも必要なことだなと、最近は特に感じています。
あ、もちろん怪我には重々気をつけて、ですが。
また、自分が100mという短い距離が専門ということもありますが、
寒いからといってスピードを落とした中でばかり走っていると、
いざ、シーズンが近づいてきてスピードを上げて走りたいと思っても、
速く走るための動きを忘れていて、なかなかスピードが上がらなくなってしまいます。
これは怪我で走れなくても同じことが言えるのですが。
今年はウエイトも昨年以上に取り組んでいます。
その中で改めて思ったことが、本当に人は忘れる生き物なのだなと…。
昨年、怪我をしていたこともあり、ほとんどウエイトに取り組めず、
そうした後に再び、この冬期トレーニングに入ってウエイトを本格的に取り組み始めたのですが、
体が挙げ方を忘れるという…。
正しくは上手に重りを挙げるための体の使い方を忘れる、ということですね。
これは先ほどの走る練習とも同じなのですが、
やっぱり人は忘れる生き物なのです(笑)。
でも体の使い方を思い出すと、重さもどんどん上げていけるようになってきました。
体の使い方って、本当に重要なんだな~と、年齢を重ねるたびに実感します。
そして体の使い方が上手になると、
なぜか筋持久力も上がったような感じになります。
正しくは、疲れてきても体を上手に使えるようになった分、
以前よりもスピードが落ちにくい、というのが正しい表現だとは思うのですが。
などなど、寒い中で学ぶこともたくさんあるな、と。
もちろん、暖かい所でのトレーニングの方が体にも優しいし、快適です。
体も動くので、トレーニングの質も上がります。
でも、今の自分の環境をプラスにフルに使うというのも大事なことです。
と、そんなことを言いながらも、暖かい所で合宿しに、沖縄に行って参ります(笑)。
福島で得たヒントを暖かい所で試してきたいと思います!
では、マニアックな話にお付き合い頂きましてありがとうございました。
行ってきま~す!
みんなのブログにもありましたが、
先日まで沖縄で合宿をしていました。
今回の合宿もとても充実した内容の練習ができました。
この冬のテーマにしていることが少しずつ形になってきました。
気づけばシーズンはすぐそこです!!
ここからが勝負だと思うので、
もう一度気合いを入れ直して踏ん張りたいと思います。
シーズンがもう少しということは、春ももうすぐということです。
沖縄ではもう桜が咲いていたりするので、福島生まれの私はビックリです。
福島の桜の見頃は4月中旬ぐらいですね~☆
そんな暖かい沖縄に居たのですが、、、
福島に帰ってくるとやはり寒さが待っていました。
今の季節が沖縄との気温差を一番感じる気がします。
飛行機から降りた瞬間の空気が冷たすぎました。
私は生まれてからずっと福島に住んでいるのですが、
寒さばかりは慣れないですね。。。
毎年、一番寒いっと言っている気がします。
子供の頃はこんなに寒いと思わなかったので、
やはり子供は風の子なんですね~。
娘もどんなに寒くても外で遊ぼう!っと言ってくるのでママは困ります(笑)
さらに雪が降ってくるとより外に出たいと騒ぎます。
子供にとって寒さなんてどうってことないんですね。
見習いたいです!!
福島で練習するにあたって、
年々寒さ対策を強化しているのですが、
今年の一押しはタイツの上にショートパンツを履くというところにたどり着きました!
どのような格好かと言うと、、、
普段ランニングをしている女性がよくしているタイツの上にスカートのようなものを履く格好です。
これが暖かい!!
なぜ、今まで履いていなかったのだろうと思うぐらいです。
一枚多いだけであんなに暖かいんですね。
今年はこの格好のおかげで少し寒さを防げています。
ただ、早く暖かくなってほしいというのが正直なところです。
この寒さもあとわずかです。
今年こそ寒さに打ち勝てるように頑張りたいと思います。
これから、シーズンまで合宿が続きます。
寒い所と暖かい所を行き来するので、
この寒暖の差で体調を崩さないように睡眠・食事を気をつけて免疫をしっかり付けたいと思います!