選手ブログ一覧
早いもので今年もあとわずかとなりました。
皆さんにとって2012年はどんな年だったでしょうか。
私にとって2012年は多くの気づきや発見に出会えた一年となりました。
年齢を重ねると一番難しいのがその時々の体力の把握です。
何もしないとまるでザルで水を汲むような感覚で体力が落ちていきます。
今、自分の手持ちのエネルギーがどれくらいあるのかが把握できないために、トレーニング効果が半減してしまったり、レース構成がうまくいかなかったり、そういった問題をここ数年抱えてきました。
どうやったら解決できるのか、それはもうずーっと考えてばかりの日々でした。
やはり考え続けるって大事なことで、考えて考え抜くと、ある時ふっと答えが目の前に現れてくれたりするものですね。
点在していたいろんな情報が一気に線でつながっていくように、少しずつ向き合い方が掴めてきました。
もう一つは感覚的に欲張らなくなったこと、でしょうか。
あれもこれも、ではなくて、肝心要のことにだけ集中できるようになってきました。
大切なものって、そんなに多くないんだなって改めて気づいてみたり。
去年は自分にとって不甲斐ないにも程があるほど情けない結果に終わった一年でした。
このままで終わるわけにはいかない!という一心で一冬を越えてきました。
去年の不振がなければ、今年の気づきや発見はなかったかなとも思います。
人間万事塞翁が馬、ですね。
この冬はさらに一歩ずつ着実に、でも同じことを繰り返すのではなく、新しい自分を作り出せるようにと、試行錯誤を繰り返しています。
春にはどんな自分に仕上がっているか楽しみです。
そのためにも今日という一日を大切にして、積み重ねていきたいと思います。
来年も変わらぬご声援よろしくお願いいたします。
皆さんにとって2013年が充実したものになりますように。
よいお年をお迎えください☆
【本日の一枚】
家の近くの池です。
凍っている水面に夕焼けが映し出されていてとてもきれいでした☆
2012年のシーズンが終わり、
2013年のシーズンへ向けて走り出しました。
12月の始まりと共に福島には雪の訪れです。
12月1日の大学はこんな感じ。
しかもこれが30分ほどでこの光景になってしまうので、
これにはさすがに雪国育ちの私もビックリです。
それも時が経てばこんな感じです。
太陽の力ってすごいですね。
大学のグランドからはこんなキレイな夕焼けも見えたりします。
2012年のシーズンを一言で振り返るのは難しいのですが、
この4年、オリンピックへ向けて走ってきて、
その道が途絶えた時、しばらく立ち止まってしまいました。
でも、もう一度世界で戦いたいと思い、
また、純粋に速く走りたいと思い、
また走り出しました。
とくにシーズンの後半は、
このチームで良かったなと、
チームメイトの絆と心強さを感じる場面がとても多くありました。
みんなと一緒だったからがんばれたことが、
たくさんありました。
色々なことを感じ、考えた一年でした。
この冬は、気持ちも走りもぶれずに一冬を越していけると思っています。
純粋に速く走る楽しさを忘れずに心に置き続け、
春の快走を楽しみにがんばっていこうと思います!
皆様にご報告が遅れてしまいましたが、
今シーズンを持ちまして、現役から引退することにしました。
今年は、ロンドンオリンピックがあり、そこを目指して、
すべてをかける思いで今シーズンを迎えました。
シーズン初めから記録を狙い、標準記録に挑戦していましたが、
なかなか記録を出せずにもがいていました。
最終選考の日本選手権、初めて優勝することができました。
しかし、
勝てた嬉しさよりも標準突破できなかったことの方が強く、
何とも言えない気持ちになりました。
この瞬間に、オリンピックが目の前からなくなりました。
その時に、このオリンピックという目標が、
自分を走らせてくれてたんだと、改めて感じました。
北京オリンピックに出場して、そこで燃え尽きるのかな?とも思いましたが、
意外と気持ちは前向きで、
そのまま、順調に記録が伸びたわけでもなく、むしろ、ベルリン世界陸上以降は、
日本代表にもなれず、私自身の中でも、
でも、
やらなければならないという気持ちが強く自分の中にあることに気付きました
そこからは、ロンドンへの挑戦がラストチャンスだと自分を奮い立たせ、
今年のシーズンまで走ってきました。
ロンドンへの道が断たれた時、次へ!という気持ちになるのかなとも思いましたが、
先ほども書きました通り、オリンピックへ、その気持ちが自分の原動力になっていましたし、
ここで陸上人生の締めくくりを迎えようと思いました。
シーズン後半は、締め括りにふさわしいレースを目指し、
そして、これまでお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて走りました。
全日本実業団の女子総合優勝は、少数精鋭でしたが、
本当にみんなで手を取り合って勝ち取った、
国体は、福島での二度目の出場。
400mのラストレースになるこの大会は、
そして、日本選手権リレー。
昨年の雪辱もありますが、
最後のバトンパスに
400mリレーの記録は、みんながお互いを信じ、
チームのためにという力があったからこそ出せた44秒36だと思います。
1600mリレーは、
みんながしっかりと繋いできてくれたバトンを握りしめて最後を走
本当に楽しかったし、全力で駆け抜けることができました。
ゴールした時、スタンドには、同級生をはじめ、
私は、
最後の最後に改めて心から感じましたし、ラストランを素晴らしい形で飾ってもらいました。
本当に多くの方々に支えてもらっていたなと・・・
東邦銀行陸上競技部に所属して二年。
この二年は私にとって、集大成の時期となりました。
競技人生の締め括りに、
地元企業である東邦銀行を胸に走れたことは、本当に嬉しいことでした。
私は、福島に来て、川本監督に出会い、
そして、
福島に来たからこそ、今の私があります。福島は、私の第二のふるさとです。
ですので、地元の企業に所属できることは、
身が引き締まる思いでしたし、本当にうれしいことでした。
入行の時は、
それにも関わらず、行員の方々をはじめ、
福島のみなさんは、とても暖かく応援してくれました。
何が何でもやってやる!と競技に対する気持ちも今までよりももっともっと強くなりました。
この二年は、特に皆さんの応援が身に染みて、
ロンドンへの出場は叶いませんでしたが、福島に来て12年、ここにきて、世界を目指し、
全力で競技に取り組むことができました!
たくさんの方々に出合い、支えられ、駆け抜けた日々でした。
決して一人で走ってくることはできませんでした。
今まで陸上に捧げてきた時間は、私にとって本当にかけがえのない時
みなさん、これまで応援していただき、本当にありがとうございました!!
≪みんなで勝ち取った全日本実業団にて≫