選手ブログ

更新履歴

    バックナンバー

    選手ブログ一覧

    こんにちは!

    まだまだ寒い日は続いていますが、雪は少しずつ溶けてきましたね。

    スーパーには、春を感じさせる、

    菜の花やふきのとうがおいてありました。

    もう!?と思いましたが、考えてみればもう3月。

    シーズンも刻々と近づいていますね!

     

    最近は準備をすることを心がけています。

    準備というと、仕事の準備、食事の準備、

    練習の準備などさまざまありますが、

    その時のことをいかにリアルに考えて

    準備を行うかで、1日の充実度がだいぶ変わってくることに気付きました。

    そして、この準備をするということは陸上競技にも直結しているなと

    強く感じるできごとがありました。

     

    先日、いつも一緒に練習している

    先輩方が陸連の合宿に参加のため

    1人で練習することがありました。

    いつもなら先輩を必死に追って行う練習ですが

    1人の練習はとても心細く感じました(笑)

    そして、それだけではなく、

    1人だとなかなかうまく走れないことに気付きました。

    いつも先輩を指標にして走っていたため、

    ペースのコントロールの仕方が

    自分で分からなくなっていたのです。

    冬期練習が始まり4カ月が経過するので

    できることも増えており、少しずつ自信もついてきたところでしたが、

    1人になると何も分からなくなってしまうという事実に

    ショックを受けました・・・。

    自分ではできているつもりでも、

    1人になると先輩に頼りっぱなし

    だったことを思い知らされました。

    これはまさに、本番のイメージが薄いまま

    準備をしていたからだと思います。

    冬期練習の入ると、どうしてもレース前の気持ちや、レース構成などを
    忘れてしまいがちですが、常にシーズンを意識して、

    準備をすることの重要性を強く感じました。

     

    レースは1人です。スタートラインに立てば、

    誰も助けてくれる人はいません。

    自分のレーンで自分の走りをしっかりできる選手

    になるためにも、常にレースを意識した

    トレーニングを心がけていきたいと思います。

     

    でも、このことに気付くのが春先の一発目の試合ではなくで

    本当に良かったと思いました。

    気付かせてくださった先輩方に感謝です!

    課題はまだまだたくさんですが

    1つ1つしっかり克服して、良いシーズンを

    迎えられるように準備をしていこうと思います。

     

    先日、津田トレーナーとお話をする中で「しっくり」という感覚についてお話をしました。

    例えば、技術練習。
    今までの自分の走り方を変えるためにやっていることなのに、「なーんかしっくりこないんだよなぁ」って、気づいたら自分にとって「しっくり来る」方向に向かって感覚を戻してしまっていて、結果的に何も変わらないで終わる、そんな矛盾って意外と多いよね〜と。

    「しっくりくる」ってとても気持ちのよい状態だと思うのですが、変化を起こしたい時には「しっくりこない」感覚に目を向けるのもいいのではないかなと思います。

    自分の競技生活を振り返ると、新しい技術や今まで自分の中になかった感覚を身につけていく時って、最初は「しっくりこない」ことが多かったように思います。

    ただ、しっくりこない感覚ってダメな時の感覚とちょっと似ていて、うーん・・と尻込みしそうになることもありました。
    何度、川本監督に「いいからだまされたと思ってやってみろ」と言われたことか(笑)

    で、だまされたつもりになって(笑)、その「しっくりこない」感覚に向かってチャレンジしてみると、突如、走れたり、タイムが速くなったり・・という自分の想像を超える変化に辿り着けることが多かったです。

    そんなことを繰り返しているうちに「しっくりこない」感覚に出会うと、「今までの自分を変えるチャンス」だと思うようになりました。

    確かに、何事もそうですが、自分のしっくり来る範囲でやってたら、大きな成長って得られない気がします。想定内で動いていては、結局のところ、想定を超えることってできないですもんね。

    今はコーチという新しい立場に相応しい考え方、心の持ち方、モノの見方を身につけるべく、何事も経験!勉強!という気持ちで取り組んでいます。

    当然、選手として見てきたものとは違う立場に身を置くわけなので、今までの自分の発想ではないことだったり、考えたこともないような、ある意味「しっくりこない」見方・考え方に触れる機会もあります。

    そこで自分にとって「しっくりくる」都合のいい解釈ばかりをしていると、今までの自分の考え方にどっぷり落ち着いてしまって、結局、大きく自分を変化させることができなくなってしまいます。

    何事も「しっくりこない」時こそ、自分の予想を超えて大きな変化を起こすチャンス。

    私も自分の殻を破るべく、どんどん「しっくりこないこと」にも向き合っていきたいなと思います☆


    【本日の春】

    223.JPG
     

    梅です。
    大学の研究室横で小さい春を見つけました!!
    春はもうすぐそこまで近づいてますね☆

    2月も下旬に入りました。

    チームの沖縄合宿が終わり、ひと時を福島で過ごし、

    陸連の女子短距離合宿のため、再び沖縄へ行きます。

     

    冬期は合宿が多いため、シーズンよりも福島にいないことが多いのですが、

    東北は雪も積もるし気温も低いので、

    暖かい所でトレーニングができるということは本当にありがたいことなのです。

     

    今日は寒い中のトレーニングについての、ちょっとマニアックな話を(笑)。

     

    私たちは(特に100・200m系の人)、寒い福島でたとえ気温0℃の中でも、

    厚着をしてダッシュです。

    キンキンに冷えたシャフトと共に、ウエイトトレーニングもします。

    でもさすがに冷えた鉄を素手で掴むのは、本当に冷たいのです。

    なので、もちろんウエイト用の手袋着用。

     

    0℃の気温の中、筋肉まかせに体を動かすと、後々猛烈な負担が体にくるので、

    上手に体を動かすことを学びます。

    怪我をしないために、必死で体の動かし方を学ぶといった感じでしょうか。

    というくらい、寒い中で体を動かすということは負担がかかるのだなということも、

    身に染みて感じています。

    マイナス要素を強制的にプラスに転換せざるを得ないという意味でも、

    寒い中ダッシュをすることも必要なことだなと、最近は特に感じています。

    あ、もちろん怪我には重々気をつけて、ですが。

     

    また、自分が100mという短い距離が専門ということもありますが、

    寒いからといってスピードを落とした中でばかり走っていると、

    いざ、シーズンが近づいてきてスピードを上げて走りたいと思っても、

    速く走るための動きを忘れていて、なかなかスピードが上がらなくなってしまいます。

    これは怪我で走れなくても同じことが言えるのですが。

     

    今年はウエイトも昨年以上に取り組んでいます。

    その中で改めて思ったことが、本当に人は忘れる生き物なのだなと…。

    昨年、怪我をしていたこともあり、ほとんどウエイトに取り組めず、

    そうした後に再び、この冬期トレーニングに入ってウエイトを本格的に取り組み始めたのですが、

    体が挙げ方を忘れるという…。

    正しくは上手に重りを挙げるための体の使い方を忘れる、ということですね。

     

    これは先ほどの走る練習とも同じなのですが、

    やっぱり人は忘れる生き物なのです(笑)。

     

    でも体の使い方を思い出すと、重さもどんどん上げていけるようになってきました。

    体の使い方って、本当に重要なんだな~と、年齢を重ねるたびに実感します。

    そして体の使い方が上手になると、

    なぜか筋持久力も上がったような感じになります。

    正しくは、疲れてきても体を上手に使えるようになった分、

    以前よりもスピードが落ちにくい、というのが正しい表現だとは思うのですが。

     

    などなど、寒い中で学ぶこともたくさんあるな、と。

    もちろん、暖かい所でのトレーニングの方が体にも優しいし、快適です。

    体も動くので、トレーニングの質も上がります。

    でも、今の自分の環境をプラスにフルに使うというのも大事なことです。

     

    と、そんなことを言いながらも、暖かい所で合宿しに、沖縄に行って参ります(笑)。

    福島で得たヒントを暖かい所で試してきたいと思います!

    では、マニアックな話にお付き合い頂きましてありがとうございました。

    行ってきま~す!

    • 大会日程・結果
    • 活動レポート
    • 選手ブログ