2016.02.02
毎日寒い日が続きますね。
寒い、寒いと、分かってはいても、ついつい口に出してしまいます。
家に帰ってこたつに入る瞬間が至福の一時です…。
今は、合宿と合宿の間の期間。
ひたすら寒さに耐え忍び、精神的にも強くなれている…気がします。
道路脇には凍った雪が積もったままではありますが、ここのところの晴天続きと雪かきでトラックの雪も無くなり、お陰様で毎日しっかりと練習が積めています。
先日ちょっとお天気の良い日に、技術走をする機会がありました。
改めて自分の動きを見直してみると、寒さのせいか、どうやら動きが小さくなってしまっていたようで…
改善すべきポイントが沢山見つかりました。
このような時は、2人一組で、お互い見あってアドバイスをするのですが、
自分の思い描いている動きと、実際の動きとは、やはり知らないうちにズレが生じてきます。
自分でポイントを押さえてやっているつもりでも、その強度が足りなかったり。
逆に強く意識し過ぎて、他のポイントが疎かになったり…
自分の身体ではありますが、中々思い通りに動かないものです。
もちろん、一瞬で劇的に動きが変われたら、一番良いことだと思います。
ちょっと意識を変えるだけでうまく歯車がかみ合って、動きが良くなることもあります。
しかし、そうじゃない事の方が圧倒的に多いような気がします。
それでも、できないなりにずっと継続してやって、少しずつでも意識が変われば、あるとき気づいたらできるようになってた、なんてこともあります。
ただ一つ分かっているのは、やらなければ何も変わらないということです。
だからこそ、何度も何度も繰り返し、同じ練習をするのですよね。
それは、陸上であっても、それ以外のことでも、共通して言えることだなぁ、と感じます。
成せば成る、成さねば成らぬ、とは正にこのことですね…。
もっと早く走るために。
ハードルを跳ぶために。
まだまだ、足りていない材料も多くありますし、うまく生かし切れていない素材もあると思います。
この冬は自分自身としっかり向き合って、自分をもっと高めていきたいと思います。
2015.12.29
昨日、沖縄合宿を終え、無事福島に戻ってまいりました。
沖縄では、最初の頃は初夏位の陽気でした。
最後の数日雨が降り、寒い!なんて言っていたもんですが…
やはり福島は寒い。
今年は比較的暖かいとはいえ…
久々に体感する一桁台の気温に、身が竦みました。
今日は雪もちらほら降っていて、私たちにとっては、やっと本格的に冬、といった感じです。
福島に帰ってきてみると、里帰りしている若者が多かったり、テレビも年末の特番がやっていたりと、いきなり年末ムードが濃くなった感じで、ああ、今年も終わりなんだな~と思います。
長かったようで短かった2015年でした。
今年は、世界リレーや世界陸上に出場し、また、自己ベストを更新することができました。
実りのある一年だったと思います。
私が福島に来たのが、2005年だったので、福島に来て10年目の年を終えることになります。
10年前は、まさか自分がこんなに長く福島に居ることになるとは思わず…
近頃は身も心もすっかり福島県人になりつつあります。
言葉や文化など、まだまだ学ぶべきことはありますが…
福島の寒さは、慣れ…はできているかどうかわかりませんが、受け入れることができるようになったというか…
今年は、初めて福島で冬を過ごす紫村の冬対策グッズの買い出しに同行し、暖かい地方出身者なりのアドバイスをしたりしました(笑)
今年の冬は暖冬っぽい感じなので、紫村にとっては良かったと思います…
さて、来たる2016年は、オリンピックイヤーです。
地球の反対側とも言えるリオデジャネイロに、是非とも行きたいものです。
沖縄合宿の直前、陸連の女子短距離合宿もありました。
オリンピックのリレーは、その国が出したタイムのうち、上位2レースの平均によってランク付けされ、上位16チームが出場できます。
(世界リレーで決勝進出した8チームは確定済み)
日本チーム、女子4×400mRのランキングは、現在16位と、ボーダーライン上。
しかし、同じくらいのタイムに沢山の国がひしめいているので、昨年出した日本記録をもう一度更新することができれば、順位は大きく上がります。
簡単なことではありませんが、手が届かないことでもありません。
オリンピックという舞台で活躍できるよう、2016年のシーズンに向けた決心を込めつつ、この1年を締めくくりたいと思います。
皆様、良いお年をお迎えください!
2015.11.23
本日、とうほう・みんなのスタジアムにて、
「とうほう・みんなの陸上教室」が行われました!
私たちも、個別であったり、数名の選抜メンバーで陸上教室に臨むことがほとんどなのですが、この陸上教室は、陸上競技部のメンバーが全員揃うという、実はなかなか豪華な陸上教室なんです。
この陸上教室の準備は若手チーム中心に行ってきて、その集大成とも言える本日。
天候は生憎の雨ではありましたが、小学生4年生から中学生まで、多くの参加者が集まって下さいました。
今回の私の担当は、中学生女子でした。
やはり陸上王国福島、私が教えるまでもなく、ドリルや走りについて知っている子もちらほら。
たったの2時間弱でしたが、みるみるうちに上達し、最後には見違えるほど良い走りになっている子も居ました。
少し雨に濡れながらの講習会となりましたが、最後まで頑張ってくれたと思います。
途中で小学生チームの様子も見ましたが、皆とても元気で、最後のリレー対決はとても盛り上がっていました。
こういった機会は、本当に小中学生にとっては貴重な機会だと思います。
私の地元では陸上のチームなどはほとんどなく、私も小学校の頃は市の記録会に一回出たことがあるくらいで、陸上を教わる機会もありませんでした。
他県出身者だからこそ、福島における陸上の根付き方は本当に素晴らしいな、と実感しています。
陸上教室では、みんなとてもキラキラした表情で話を聞いてくれます。
それは、県のトップの子たちであっても、陸上初心者の子たちでも、一緒です。
子供たちの吸収力、学習能力というものは、大人からしたら羨ましいくらい、目を見張るものがあります。
そういった姿を見ていると、自分たちも負けていられない!と思うのです。
今日集まった子供たちが、200名前後でしょうか。
この中から、是非とも世界に羽ばたく選手が出てほしい!と思うのはもちろんですが、1人でも多くの子が、陸上をもっと好きになり、長く続けてくれれば良いなと思います。
私も、子供たちが「この選手に教わったんだよ!」と胸を張って言えるように、来シーズンは2度目のオリンピックを目指したいと思います!