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    選手ブログ [青木 沙弥佳]

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    2015.10.09

    めっきり秋も深まって、朝晩は冷え込みも厳しくなってきましたね。
    東北はもう冬に片足を突っ込んでいるような状態です。
    毎度のことながら、東北の冬将軍の足の速さには驚かされます…

    大会続きでなかなか家ではゆっくりできず、家の中の冬支度が追いついていない状態です。
    国体から帰ってきてから、あまりの寒さに慌てて毛布を引っ張り出しました。

    地元の岐阜を離れて早10年…
    すっかり福島県に馴染んできていますが、まだまだ新鮮に思うことも沢山あります。

    さて、今年は全日本実業団が、その岐阜で行われました。
    金曜日は雨だったのですが、土日はさわやかな秋晴れ。
    記録的には満足行くものではなかったのですが、親や友人たちも応援に駆けつけてくれて、元気に走る姿を見せられて良かったです。

    チームとしても、女子総合優勝できましたし、佐藤智美は日本記録を更新しましたし、ともかく、岐阜で良い思い出を作って貰えたことが嬉しかったです。

    400mHが終わった後、「えらいやろうけど、表彰の方に移動してな」と係の方に声を掛けられて、なんだか懐かしい気分に浸りました。
    「えらい」は、しんどい、辛い、疲れた、といったニュアンスの言葉です。
    高校生の頃、ゴールした後は、みんな「でら、えれーげ」と言っていました…。
    (とても疲れた、の意)

    今回は国体も岐阜の代表として出場させて頂いたので、ちょっとだけ岐阜弁が蘇った気がします。
    この9月、10月で、地元からパワーを貰った感じがしました。

    しかし国体では思うような結果が残せず、不甲斐ない気持ちで一杯でした。
    コンディションや調子が良くても良くなくても、勝つべきところで勝つ、強い選手になりたい。
    そう思って臨んだ今シーズンですが、シーズン終盤で甘さが出てしまったな、と思います。
    まだまだ自分の心の弱さは、改善していかなければなりません。

    残すところは、あと2試合。
    どちらも、リレーです。
    チームのために、自分が果たすべき役割をきちんと果たして、今シーズンを締めくくりたいと思います!
     

    先日、無事北京より帰って参りました。
    日本に帰ってきてから、本当にたくさんの方にお声を掛けて頂き、こんなにも多くの方に応援して頂いてたことに、感謝の気持ちが尽きません。

    今回世界陸上が行われた競技場、通称「鳥の巣」は、皆さんご存知の通り、北京オリンピックが行われた会場です。
    鳥の巣に再び相見えたときは、少し感慨深いものがありました。
    世界大会に出場できるチャンスというものは人生の中でそんなに多く無い上に、過去に走ったことのある会場で再び走ることができるなんて…
    ちょっと運命的なものさえ感じちゃいます。
    きっと私と千葉さんは、北京に呼ばれていたのでしょうね。

    そんな思い出のある競技場で、女子マイルチームは、来年のリオオリンピックに向けての挑戦をしてきました。
    今回、私はアンカーでした。
    奇しくも、北京オリンピックの時と同じポジションです。
    いつもは各走者がバトンパスをする度にタイマーを見るのですが、今回はスタートしてから自分がゴールするまで、一切タイマーを見ませんでした。
    なので、自分がどれくらいでゴールしたか、まったく想像が尽きませんでした。

    ですので、電光掲示板に「3'28"91」の文字が表示されたときの喜びは、筆舌に尽くしがたいところがありました。

    しかし、日本記録を更新しても尚、世界の背中に手が届かなかったことが悔しかったのも事実です。
    自分がアンカーだっただけに、その悔しさは一層深いものでした。
    日本で応援して下さった方々を、がっかりさせてしまったかもしれないとも思いました。

    ベストを尽くしたのですから、これが事実です。
    けれど、ここであきらめてしまう気持ちはさらさらありません。
    今回のこのタイムは、来年のリオデジャネイロオリンピック出場に向け、大きな一歩となったことも、また事実です。

    千里の道も一歩から。
    どんなに長い道のりだとしても、足を動かすことをやめなければ、必ずたどり着ける!と信じています。

    今年はもうナショナルリレーチームとしてマイルを走る機会は無いので、リレーのチャレンジは来年になりますが、今シーズンはまだまだ終わっていません。
    バトンを持てばいつも以上の力を発揮できる!ということも大事なのですが、まずは自分自身の力をもっとつけなければ、3分26~27秒のチームとは勝負できない、と今回痛感しました。

    秋のシーズンは、全日本実業団や国体、日本選手権リレーなど、チームの対抗戦が多くあるので、記録にも順位にもこだわったレースをしていきたいと思います。

    最後になりましたが、今回の世界陸上を応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
    一人でも多くの方をわくわくさせられるよう、秋のシーズンも頑張ります!
     

    2015.07.31

    近頃、本当に暑い日が続きますね。
    もはや、猛暑日が当たり前の日々…
    ここ数日は晴れの日が続き、練習にも熱が入ります。

    もちろん私たちも人間なので、しっかりと対策を取らないと、熱中症になってしまいます。
    なるべく日陰でアップしたり、帽子をかぶったり、こまめに氷嚢で冷やしたり、水筒を持参して冷たい飲み物を飲んだり…

    そんな暑い中、和歌山ではインターハイが行われています。
    今年は注目選手も多くおり、でも予想外の展開も起きたりして、なかなか面白い結果になっているようです。
    アジア選手権で共に戦ったり、日本選手権で争ったりした高校生たちの活躍からも目が離せません。

    高校生のパワーって本当にすごいな、と思います。
    不可能だと思われたことをあっさりと成し遂げてしまったり。
    さっきまで全然走れなかったのが、誰かの一言でガラッと変わって、走れるようになったり。
    思い返せば、自分もそうだったかもしれません。

    ひたむきに信じる力というか。
    先生が、「お前はできる」と言えば、できる。
    純粋にものを信じる力、これは誰しもが子供の頃から持っている魔法のような力なのかなと思います。

    大人になると、自分の経験から、ついつい色々なことを疑ってしまったり、自分で勝手に限界を作ってしまったりします。
    真っ直ぐな心で競技する高校生たちに、そんな「忘れ物」を思い出させてもらったような気がします。

    今年に入ってからは「自分で自分を信じてやれなくてどうする。」と思うようになりました。
    最終的に、周りではなく、自分が自分を信じていなければ、ベストの走りはできないんだな、と。

    すごく当たり前すぎることですが…特に400mではメンタル面が影響を及ぼすことも多々あるので、心の持ちようというのは大きいな、と思います。

    今年に入ってから、沢山の気付きがありました。
    それで自分が成長しているかどうかは…今シーズンの最後に振り返ってみたいと思います。

    今シーズンは、まだまだ中盤といったところでしょうか。
    残りのシーズンも、自分の可能性を信じて、ひたむきに走っていきたいと思います。

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