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    選手ブログ [青木 沙弥佳]

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    2014.12.12

    気がつけば12月になり、季節は本格的に真冬へと移り変わってきました。
    吾妻山についてのニュースが世間を騒がせている福島ですが、より身近で現実的な問題として、ここ数日の寒さ、そして降雪があります。
    (もちろん噴火に関しても最深の注意を払わなければですが...)

    私も先日タイヤをスタッドレスに変えたばかりだったのですが、まだ季節の移り変わりについていけてない感があります...


    さて、私たちは今、富山にやってきています。
    富山市のジュニア特別強化事業の合宿に、講師のお手伝いとして行っているのですが、毎年恒例のこの練習会、私も気づけば今年で7回目になりました。
    そんなに来てたのかと、何だかびっくりです。

    今日は、ジュニアの強化合宿とは別に、豊田小学校にお邪魔しました。
    最初に川本監督から全校生徒に向けお話があったのですが、子供たちは最初から最後まで目を輝かせてお話を聞いていました。

    また、その後は普段陸上の練習をしている子達に、陸上教室をしました。
    40分というとても短い時間で、しかも体育館の中という、普通なら走りにくい状況だったのですが...
    子供たちはみるみる上達し、40分後には見違えるほどになりました。

    小学校の吸収力って本当にすごいんです。

    昨日、ある方に「陸上の、特に短距離って、才能だよね」 と言われました。
    世の中の常識も多分そうなんだと思います。

    でも、私はそうは思いません。 才能というか、あることをひたすら突き詰めて頑張っていく性格が向いているのかなと思います。

    私は小学生の時はただ単に走るのが好きな女の子で、何かの大会で入賞するなんて考えてもいませんでした。
    ただ、体を動かすことは大好きで、日が暮れるまで遊具で遊んだり、鬼ごっこで駆け回ったりしてました。
    上手くできない遊具があると、そればかりやっていて、手のひらの厚い皮がベロンと剥けてしまったこともありました(笑)
    今思うとそうやってたくさんのことを吸収してたんでしょうね。
    これは小学生の年頃の子供たち、みんなが持つ才能です。

    そんな小学校の頃からの色んな運動経験が、今に生きているのだと思います。
    だから今、もしこのブログを読んでいる方の周囲に小学校のお子さんがいたら、是非色んな運動をさせてあげて欲しいです。
    何せ、何でも吸収できる黄金期ですから。


    話がちょっとそれましたが 、明日からも小学生を含む富山市の期待のホープたちが集います。
    陸上教室をやっていると、この感覚ってどうやって言葉にしたらいいかな、ということを考えるので、自分の陸上をする上でもとても勉強になるのです。

    子供たちの元気に負けないよう、そして心配されている雪の寒さに負けないよう、明日からも頑張りたいと思います!

    11月に入り、徐々に冬の足音が近づいてきましたね。
    2014年のシーズンが終了しました。
    駅伝・マラソンなどはまだまだこれからですが、
    陸上競技の一般種目は一旦一区切りをつける時期です。

    2014年のシーズンは、本当に山あり谷あり、
    一筋縄ではいかないシーズンでした。
    6月に地元・福島で行われた日本選手権で思うような成績が残せず…
    自分ってどうやって走っていたんだっけ?と思う時期もありました。

    でも、秋に向けて泥沼から抜け出そうとする中で、
    少しずつやるべきことが明瞭になってきて、
    9月に入ったころから、ようやく思った通りの走りができるようになってきました。

    全日本実業団で7年ぶりに自己ベストを出せたのも、
    自分にとってはすごく価値のあることでした。

    最後の日本選手権リレーは少し気の緩みが出てしまったのかもしれません。
    悔しい結果ではありましたが、今は来シーズンに向け、
    必ずリベンジを!という気持ちでいます。

    走る楽しさ、負けたくない!と言う気持ち。
    そういった、私たち陸上競技選手の原点とも言える気持ちを
    思い出させてもらったシーズンでした。

    シーズン最終試合だった日本選手権リレーの翌日、
    福島駅前通りで第8回目となる「ももりんダッシュNO.1」が行われました。

    これは、誰でも参加できる部門別の30mのダッシュ大会で、
    毎年300名程の参加申し込みがある、知る人ぞ知る福島市の一大イベントなのですが…

    私達も運営のお手伝いで見守る中、
    多くの選手が清々しい表情で福島駅前通りを駆け抜けていました。
    観ている側という立場が新鮮だったのですが、
    一生懸命、全力を尽くして走る選手を見ていると、こちらまで楽しくなってきます。
    このイベントを通して、陸上競技の魅力を再発見しました。

    私達はしばらく充電期間を頂いて、11月下旬からは冬季練習が徐々に始まります。
    冬の練習は決して楽ではありませんが、
    自分の成長や変化を楽しんでやれたらいいなと思います!

    2014年のシーズン、ご声援頂き、ありがとうございました!
    来シーズンもよろしくお願い致します!

    2014.10.10

    私達は今、全日本実業団出場のため、山口に居ます。

    今回全日本実業団が行われるのは、2011年に山口国体が行われた会場です。
    前回泊まったホテルのすぐ近くで、3年前を懐かしく思います。

    温泉街なので、お湯は良いし、食べ物も美味しいし…
    (今日食べた長州どりの丼がとても美味しかったです)
    明日から始まる戦いに向けて、コンディションはばっちりです。

    いや~、それにしても山口は暖かい…いや、むしろ暑いですね!
    今日は30℃近くなり、明日はもっと暑いようです。
    空が青くて清々しい天気になりそうで、良かったです。

    あとは台風が加速しないことを祈るのみですね。
    こればっかりは、人事を尽くして天命を待つ、です。

    今年は台風やそれに伴う災害、御嶽山の噴火など、自然災害による悲しいニュースも多いのですが…
    先日はノーベル物理学賞で3名の日本人の方が受賞されるなど、明るいニュースもありましたね。

    今まで数多くの方々が挑んて挫折してきた青色LEDを発明した方々です。
    誰も成し遂げることができなかったことを成し遂げるって、本当にすごいことだなと思います。

    自分も世紀の大発明!…はとてもできませんが、
    前人未到、の言葉には強く惹かれるものがあります。
    陸上競技でいう前人未到といえば、記録であったり、大会の連覇であったり、様々な形がありますが…
    何か成し遂げたい、形に残したい、という気持ちはきっと多くの陸上選手が持つものだと思います。
    私自身も、その気持ちは年々強くなっています。

    青色LEDの明るさに負けないくらい(!?)明るいニュースをお届けできるよう、
    明日からの戦い、全力を尽くして走りたいと思います!

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