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みなさん、こんにちは!
最近はすっきりとした晴れの日が多く、秋晴れを感じ、すごく気持ちが良いですが、一方で朝晩の冷え込み方が強い分冬がすぐそこまで迫っている様に感じてきました。みなさんは暖房器具の準備はもう完了しているでしょうか?私は今年、五年ぶりに福島で冬を過ごしますが、こたつも何も準備していません!感覚が関東にいた時のままなので本格的な冬が到来する前に暖房器具を揃えたいと思います…。まだ準備されていないみなさんもお早めに。
さて、昨日福島駅前で「第16回ももりんダッシュNO.1」が行われ、たくさんの方が福島駅前通りを駆け抜けました。今回私たち東邦銀行陸上競技部は選手ではなく、福島大学の学生主体の運営のサポートとして大会に携わりました。故・川本監督が福島の陸上競技普及のために2007年から福島駅前で開催されており、今年で16回目を迎えました。私も出身が福島県のため、ももりんダッシュが行われていたことは知っていましたが、今まで参加したことはありませんでした。今回運営でですが初めてももりんダッシュを体感できることもあり、大会の開催を非常に楽しみにしていました。当日は素晴らしい秋晴れの下行われ、まるで川本監督が空から笑って見ているようでした。未就学児からご高齢の方までたくさんの方が参加してくださり、大会も大いに盛り上がりました。私としては小学生以下の子たちが楽しそうに走っている姿を見て、大会を開催して良かったなという気持ちになり、このような楽しいと思ってもらえるイベントをきっかけに、陸上競技を取り組んでいって欲しいなと一競技者として感じました。
大会自体は大成功に終わりましが、その裏では非常にたくさんの方が大会を成功させるために奔走しており、一つの大会を開催するのは簡単ではないということも今回の大会運営を通して学ばせていただきました。今回のももりんダッシュは先述の通り、福島大学陸上競技部の学生が中心となって運営しました。学生のうちからこのような大きな大会の企画・運営の経験ができるのは他の大学を見てもそう多くはないでしょう。私は入行して1年目ということもあり、主となる部分には携わっていませんが東邦銀行陸上競技部の先輩方の姿や学生が主体となって動く姿を見て、たくさんのことを学ばせていただきました。来年からは経験者・戦力として数えられるので今回経験したことを忘れず、今後のイベントの運営に活かしていけたらなと思います。また、たくさんの方の力があって大会が行われていることを改めて理解することができ、大会が行われることに感謝する気持ちと、出るからにはベストパフォーマンスで応えることが選手として大事なことだと再確認できました。先週のふくしまリレーズを含め非常に良い経験をさせていただきました。
試合やイベントが一通り終了し、ここからは少し身体をリフレッシュする期間となります。この期間は選手としては非常に重要であり、シーズンで疲労した身体を休ませるのはもちろんですが、今シーズンを振り返り、来シーズンの目標を立てる目的もあります。まずは身体をしっかりと休め、今シーズンを振り返った後に冬季トレーニングに向けて準備していきたいと思います。
今シーズンも東邦銀行陸上競技部への応援ありがとうございました。
来シーズンも東邦銀行陸上競技部への変わらぬご声援のほど宜しくお願い致します。
2022.10.31
2022.10.29
今シーズンをもちまして、引退することを決意しました。
小学校の時に「日の丸をつけて走る選手になりたい」と夢見てから、
小学校、中学校、高校、大学、社会人と
全力で駆け抜けてくることができました。
私は、最初から強い選手だったわけではなく、
小学校の時には
「市の大会で優勝するには?県大会に行くためには?」
中学校の時には
「東北大会に行くには?全国大会に行くには?」
高校の時には
「全国大会で決勝に残るには?」
大学の時には
「全国大会でメダルをGETして表彰台に登るには?」
社会人になってからは
「日本一になって日の丸をつけて走るには?」
と、当時は達成するのが難しいと感じていた目の前の目標を、
ひとつひとつクリアしながら、
ステップアップしていくことができました。
夢を叶えるまでには、思った以上に長い時間がかかりましたが、
その間に、たくさんの指導者と仲間、
応援してくださる方々に恵まれ、
私一人では絶対に叶えることができなかった夢を、
叶えることもできました。
福島で生まれ、大好きな福島の方々に育てていただきながら
ここまで走ることができ、
本当に大満足の競技人生だったなぁと思います。
特に、東邦銀行に入行してからの9年弱は、
陸上競技に全力で取り組める環境を準備していただき、
より深く向き合うことができた時間でした。
入行してから、このBLOGを随分と書いてきましたが、
1回目のBLOGを振り返って読んでみると、そこには、
「これから偉大な先輩方の背中を必死に追って、
日の丸をつけていける選手になれるよう
精進していきたいと思います」
と、決意の言葉が書いてありました。
日の丸をつけている選手が勢ぞろいのチームに、
日本選手権に出場するのが精一杯の私が入部し、
当時の練習には、もう笑えるくらい?泣けるくらい?
全くついていけませんでした。
「先輩のこんなに後ろを走っている私に
本当に日の丸を背負える日はくるのか?」
と、遠くにいる先輩を見て弱気になる日もありました。
そんな中でも、自分を信じて
「この差を埋めて先輩についていけるように
なるにはどうしたらいいのか」
と、先輩を観察して質問をしたり、自分の強みを探しながら
泥臭く向き合ってきました。
そして、自分なりに走り方や考え方、
物事への取り組み方などを身に着けて
成長を楽しみながら競技することができました。
引退を決意した今
「あなたは先輩の背中を必死に追いかけながら、
日の丸をつけて走れる選手になりましたよ」
と、過去の自分に言えることが
本当に嬉しく、誇らしく思います。
もちろん、数えきれないほど大変なこともありましたが、
調子の良い時も、悪い時も、不器用な私を
変わらずにサポートしてくださった方々が
周りにいてくださったからこそ、
ここまで競技を続けてくることができたと思っています。
そして、大変なことが多かったからこそ、
人としても大きく成長することができ
とても深みのある、競技人生を過ごすことができました。
こんなに好きなことに夢中になって、ワクワクしながら
自分の夢に向かって挑戦することができ、幸せな時間でした。
長い間応援していただき、本当にありがとうございました。
思い出の福島の競技場にて、引退セレモニー
小学校からの成長の記録