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    選手ブログ [山内 大夢]

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    2013.03.10

    本日の予想気温は、19℃!
    ぽかぽか陽気に、ちょっとウキウキした気持ちでグランドに行きましたが、
    本練習の頃には、真っ黒な雲と冬を思い出す冷たい風が吹き荒れ・・・
    本当にそんなに気温があったのでしょうか・・・
    本格的な春は、もう少しがまんですね。

    さて、先日、わくわjrカレッジin二本松で東和小学校へ行ってきました。
    ニュースにもあるように、3部構成で陸上の魅力を伝えてきました。
    そして、私も久しぶりにダッシュしてきました!

    いつもはグランドで行ってきたこのイベントですが、
    今年は時期もあり、体育館での開催です。

    場所が狭い分、選手との距離もいつも以上に近く、迫力満点だったと思います!
    陸上は、道具がなく、自分の身体をどう使うかが勝負です。
    だからこそ、実際に見て触れることでそのすごさが伝わるのかなと感じました。

    私が小学生の頃、こんな近くで、アスリートの走りを見ていたら…
    迷うことなく陸上競技に飛び込んだと思います。

    まぁ迷っても陸上競技を選びましたが(笑)

    イベントの最後に、陸上教室を少しだけ行いました。
    私の担当は、5年1組。
    話は真剣に聞いてくれて、走り終わると笑顔になり、私も楽しくなりました!
    みんな、素直で元気な子ども達ばかりでした!
    久しぶりの給食も美味しく頂きました(笑)

    私が初めてトップアスリートの走りを間近に見たのは中学校の時、
    十勝代表で出場した南部陸上です。
    サーキット大会のひとつだった、南部陸上。
    100mをレースで見た、そのダッシュの速さと迫力ある身体とスタートに並んだ時の緊張感と…
    今でも忘れることのない記憶です。

    今回の子ども達の中でひとりでもそんな風に何かを感じてくれていれば、嬉しいですね。
    そして、一人でも多くの子が陸上をしてくれたらいいなーと願っています。

    私達にとっても、とても充実した時間を過ごしてくることができました。








     

    2013.02.03

    こんにちは、ご無沙汰しております。

    もう2月ですね。そして、今日は節分。
    みなさん、もう豆まきは終わりましたか?

    さて、スパイクを脱いでから…丸々3ヵ月が経ちました。
    もうそんなに月日が流れているなんて…

    今までと変わったことは、練習をしない生活…ですね。
    これはもう大きな変化です。
    これまでは、陸上がすべての中心にあり、いい練習をするために四六時中、
    身体に気を使って過ごしていました。

    特にこの2年くらいは、お休みの日は『エネルギーを溜める日』として、
    ケイタイを充電するみたいに家でじーっとしたり、ケアにいったり、
    そんな過ごし方が当たり前でした。

    でも、練習で身体を使わないので、
    自分でも驚くほど身体が元気でビックリしています。
    朝玄関を出ると、走って登校する小学生と一緒に走って出勤したり、
    帰宅途中、崖のように感じていた福島駅の階段も半分の距離に感じたり、
    同じ場所や同じ景色も違って見えるんだなーと感じている所です。

    逆を言えば、グランドに全てをおいてくるくらい毎日走ることが出来ていたのかな?
    と思ったりもします。

    その時を精一杯過ごせていたのかなと、やめてから初めて感じることが多くあります。

    昨日、チーム川本の新年会がありました。
    多くの会員のみなさんに集まっていただき、
    今シーズンに向けて激励をしていただいたのですが、
    その席上で、改めてみなさんに現役を退いたご報告をさせていただきました。

    会員のみなさんには、「おつかれさま」と声をかけてもらい、
    数ヶ月経ちますが、また感慨深い気持ちになりました。
    本当にたくさんの皆さんと繋がりが持つことができ、
    幸せな競技人生を送ることができたなと、改めて感じました。

    これも、精一杯過ごしてきたからこそ、
    その『お疲れさま』がありがたく心に残るんだろうなと思いました。

    これからも更に頑張らなくては!とまた皆さんに励ましをもらい、
    今までと変わらず、精一杯毎日を過ごさなきゃと思いました!

    何事にも全力で取り組むことの大切さは、この先ずっと忘れずに持ち続けたいと思います。

    チーム全員、気持ちが引き締まったと思います!
    私は、これからも陸上部の一員として、チームをサポートしていきます。
    チームで戦ってきたからこそ気付けたことがたくさんあります。
    選手ではない立場からも学ぶことがたくさんあると思います。
    微力だとは思いますが、よりよいチームになるように共に歩んでいきたいと思います。


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     チーム川本のみなさんからステキなお花を戴きました!
    ありがとうございました!

    皆様にご報告が遅れてしまいましたが、
    今シーズンを持ちまして、現役から引退することにしました。

    今年は、ロンドンオリンピックがあり、そこを目指して、
    すべてをかける思いで今シーズンを迎えました。
    シーズン初めから記録を狙い、標準記録に挑戦していましたが、
    なかなか記録を出せずにもがいていました。

    最終選考の日本選手権、初めて優勝することができました。
    しかし、標準記録を突破することができませんでした。
    勝てた嬉しさよりも標準突破できなかったことの方が強く、
    何とも言えない気持ちになりました。

    この瞬間に、オリンピックが目の前からなくなりました。
    その時に、このオリンピックという目標が、
    自分を走らせてくれてたんだと、改めて感じました。

    北京オリンピックに出場して、そこで燃え尽きるのかな?とも思いましたが、
    意外と気持ちは前向きで、もっとやれるのではないかという気持ちになりました。
    そのまま、順調に記録が伸びたわけでもなく、むしろ、ベルリン世界陸上以降は、
    日本代表にもなれず、私自身の中でも、混沌とした時期がありました。

    でも、ここで終わるわけにはいかない、
    やらなければならないという気持ちが強く自分の中にあることに気付きました

    そこからは、ロンドンへの挑戦がラストチャンスだと自分を奮い立たせ、
    今年のシーズンまで走ってきました。
    ロンドンへの道が断たれた時、次へ!という気持ちになるのかなとも思いましたが、
    先ほども書きました通り、オリンピックへ、その気持ちが自分の原動力になっていましたし、
    ここで陸上人生の締めくくりを迎えようと思いました。

    シーズン後半は、締め括りにふさわしいレースを目指し、
    そして、これまでお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて走りました。

    全日本実業団の女子総合優勝は、少数精鋭でしたが、
    本当にみんなで手を取り合って勝ち取った、価値のある優勝でした。

    国体は、福島での二度目の出場。福島を胸に結果を残したいという気持ちと、
    400mのラストレースになるこの大会は、絶対に勝ちたいと思っていました。

    そして、日本選手権リレー。
    昨年の雪辱もありますが、これまで一緒に走ってきたチームのみんなとの
    最後のバトンパスになるので、色んな思いを込めて走りました。

    400mリレーの記録は、みんながお互いを信じ、
    チームのためにという力があったからこそ出せた44秒36だと思います。

    1600mリレーは、本当のラストランになりました。
    みんながしっかりと繋いできてくれたバトンを握りしめて最後を走れて、
    本当に楽しかったし、全力で駆け抜けることができました。

    ゴールした時、スタンドには、同級生をはじめ、たくさんの人が応援してくれていました。
    私は、こうしてたくさんの人たちに応援してもらって、ここまで走ってこれたんだなと、
    最後の最後に改めて心から感じましたし、ラストランを素晴らしい形で飾ってもらいました。
    本当に多くの方々に支えてもらっていたなと・・・


    東邦銀行陸上競技部に所属して二年。
    この二年は私にとって、集大成の時期となりました。
    競技人生の締め括りに、
    地元企業である東邦銀行を胸に走れたことは、本当に嬉しいことでした。

    私は、福島に来て、川本監督に出会い、戦友とも言えるチームメイトに出会い、
    そして、福島県のみなさんの応援に支えられて走ることができました。

    福島に来たからこそ、今の私があります。福島は、私の第二のふるさとです。
    ですので、地元の企業に所属できることは、
    身が引き締まる思いでしたし、本当にうれしいことでした。

    入行の時は、震災直後でとても大変な時期でもありました。
    それにも関わらず、行員の方々をはじめ、
    福島のみなさんは、とても暖かく応援してくれました。
    何が何でもやってやる!と競技に対する気持ちも今までよりももっともっと強くなりました。
    この二年は、特に皆さんの応援が身に染みて、本当にありがたいなと心から思いました。

    ロンドンへの出場は叶いませんでしたが、福島に来て12年、ここにきて、世界を目指し、
    全力で競技に取り組むことができました!

    たくさんの方々に出合い、支えられ、駆け抜けた日々でした。
    決して一人で走ってくることはできませんでした。

    今まで陸上に捧げてきた時間は、私にとって本当にかけがえのない時間でした!
    みなさん、これまで応援していただき、本当にありがとうございました!!


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    ≪みんなで勝ち取った全日本実業団にて≫

     

     

     

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