2017.10.16
去る14日、とうほう・みんなのスタジアムにて、ふくしまリレーズが行われました!
私達は日本最高記録の更新を目指し、男女混合のMIX4×400mリレーに出場してきました。
え?そんな種目あるの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
実はこの種目、日本で行われるのは初めてなのです!
夏に行われたデカネーション(国別対抗戦)では、武石が日本代表として出場したこの種目ですが、まだまだ種目として認知度は低いです。
しかし東京五輪では正式種目として採用されるなど、今とても注目度の高い種目なのです!
今回私が出場した「福島選抜A」は、武石と私、記野に加え、先日国体で2位に入賞した、城西大の渡部くんと、福島県の選りすぐりによる布陣。
そして競う相手は、新宮・青木りん擁する福島選抜B、そして福島大の学生さん2チーム、福島県のジュニアのトップ選手と、中々のメンバーでした。
私たちのオーダーは、武石-記野-青木-渡部。
気温は低かったものの、一走の武石が他チームの男子選手に食らいつき、粘りのある走りをします。
練習通りしっかりとバトンを受け取った記野が加速。
前を走る女子選手を颯爽と抜き、2位で私にバトン。(気持ちよかったでしょうね!)
私は前を走る女子を抜き、一時トップに出ますが、男子に抜かれ、これまた2位でバトン。
自分で走りながらも思ったのですが、これほど展開が目まぐるしく変わるとは…
そして、アンカーの渡部くんは前の女子を抜き、ダントツのトップでゴール!
タイムは3分23秒83で、日本最高記録の更新となりました!
渡部くんは颯爽と走っていたので爽快感万歳かと思いきや、かなり飛ばしたようで、疲労困憊の様子でした…笑
一緒に走ってくれて感謝です。
そして記野念願の!?ゴールタイマーと一共に記念撮影。
本当に、記録更新できてよかったです。
しかし気温が高ければあと一人一秒くらいは短縮できるかもしれません!
今回色んなチームが色んな走順で走ったのですが、どうやら男女の順番によってバトンの利得距離も変わってくるようです。
詳しい研究はこれからどんどんされていくのでは無いでしょうか?
また、バトンパス以外にも、どのチームの誰と誰が当たるかによっても、かなりタイムは違ってくるのでは無いかと思います。
まだMIXリレーをご覧になったことが無い方は、もし見る機会があれば、そのチームの走順から作戦を読み解いて、楽しんでみて下さいね!
そして私たちは、後は記録会等を除き、日本選手権リレーを残すのみとなりました。
今回のリレーは良い予行練習になったと思います。
シーズンの締めくくりで最高のレースができるよう、この勢いはそのままに、より一層気持ちを高めて行きたいと思います!
2017.09.08
9月に入り、気候も随分秋らしくなってきました。
グラウンドに響き渡っていたセミの声も徐々に少なくなってきて、今はトンボやバッタが飛び回っています。
近頃は秋雨のせいか、少し肌寒い日が続いていますが、時折訪れる晴れの日は、秋らしく、清々しい空気を感じられます。
さて、私たちは8月の夏合宿、そして東北選手権を終え、
現在は9月末の全日本実業団に備え練習を積んでいます。
先述した通りの爽やかな気候で、随分練習しやすくなりました。
そんな最中、私たちのチームからは武石が、地域別対抗の大会であるデカネーションに出場するため、フランスへ旅立ちました。
武石にとっては初めての日本代表ということで、何だかこちらがドキドキしてしまいます。
そして、時を同じくして福井では、大学生の日本一を決める、日本インカレが行われています。
指折り数えてみれば…随分昔のこととなってしまいましたが(笑)、インカレの事は今でも鮮明に覚えています。
大学4年生の日本インカレは、400mと4×100mRで優勝を逃し、どん底に突き落とされたような気持ちになっていたのですが、仲間の頑張りに気持ちを突き動かされ、400mHと4×400mRでは優勝することができました。
本当に、不思議な力の働く大会だと思います。
今の私たちにとっては、全日本実業団は実業団日本一を決める大事な対抗戦です。
思えば、この全日本実業団でも様々なドラマを経験してきたような気がします。
今年も新たなドラマを生み出せるように、チーム一丸となって頑張ります!
秋のシーズンは試合数は少ないものの、全日本実業団を初め、重要な試合が目白押しです。
一つ一つのレースを大切に、今年の自分の走りを上手くまとめられるよう、今この時を大切に過ごしていきたいと思います。
2017.07.31
早いもので、もう7月も終わりですね。
福島はまだ梅雨は空けておりませんが、雨の日と暑い日と、交互に続いております。
さて、先日、世界陸上の最終エントリーが確定しました。
東邦銀行からは、紫村がinvitationにて出場が決定致しました!
是非とも、ロンドンで全力を尽くしてきてほしいです。
私はというと、残念ながら枠には引っかからず、今回の世界陸上参加への道は、絶たれました。
ほんの0.2秒。
言葉にすると本当に僅かですが、その僅かの壁を破れなかったことが、とても悔しいです。
壁、と言っている時点でダメだったのかもしれません。
ただ単に、ゴールまでのレーン上にある一つのラインと思うべきだったのでしょう。
この0.2秒は何だったのか、今でも考えは尽きませんが、
一先ずはあれこれ思索を巡らす前に、体を動かす!
これに尽きます。
もちろん闇雲に、やけくそで、そういう意味ではありません。
当然、自分の至らなかった点については冷静に分析する必要がありますが、少なくとも記録を破れなかったことについてクヨクヨと悩む時間は、体を動かすことに充てたいと思うのです。
体力も時間も無限にあるわけじゃないからこそ、少しでも使えるものは有効に。
そうすることで、気持ちも自然と前向きになるような気がします。
この悔しさを忘れることはできないと思いますが、忘れられないならせめて踏み台にしてやりたい!と思います。
そうできるかは、この夏の自分の頑張り次第だと思います。
幸いにして、と言うべきなのかは分かりませんが、ちょうど世界陸上が行われている期間に、私たちは北海道合宿に行かせて頂きます。
それぞれの場所で、それぞれの戦いを、ということで…
私は世界に向けた挑戦の、再スタートを切りたいと思います。
秋にはまた一段とパワーアップした走りをお見せできればと思っておりますので、こっそりご期待下さい。