2019.11.11
近頃、寒さも益々深まり、秋を通り越して冬の足音が徐々に近づいて参りました。
福島の寒さはやはり身を切るようだと、今改めて実感しております。
というのも、2019年のシーズンが終わり、私はお休みを頂き帰省していた実家から昨日福島に戻ったところでした。
この冬の空気の匂いを感じると、ああ、冬季練習が始まるなぁ…としみじみ思います。
2019年のシーズンは、とても苦しいシーズンでした。
そんな中でも得るものはあった…と思っているのですが、やはり結果を出さなければそれは自己満足でしかありません。
陸上競技を始めてから随分経ちますが、年月が経てば経つほど、陸上競技の世界の厳しさが身に沁みます。
けれどあきらめずにやっているのは…やっぱり自己満足なのかもしれませんが、一矢報いたいというか、何事もすぐにあきらめがちだった自分への反抗なのかもしれません。
この冬は、自分に打ち勝つ喜びを、もっともっと噛みしめていきたいです。
苦しい時こそ笑って乗り越えられる、そんな人間でありたいものです。
このお休み中は幼少期に訪れた懐かしい場所に再度訪れたりして、初心に還り、新しく生まれ変わるような、そんな清々しい気持ちになりました。
生まれ変わったと思えば、思い切ったこともできそうな気がします。
2019年は下降気味でしたけど…それはここから再スタートするための布石だったんだと後から言えるように。
来シーズンは笑顔で終われるよう、一心不乱に邁進していきたいと思います。
2019.10.07
10月に入り、近頃はめっきり朝晩冷えるようになりましね。
「寒い」なんて言葉、先月まではとても考えられなかったのですが…
10月と言えば、陰暦では「神無月」と言われますが、「初霜月」という呼び方もあるそうです。
確かに、もうちょっと気温が下がったら霜が降りそうな気配も感じます…
日もすっかり短くなりました。
いつも冬季練習では大体15:30位から気温が落ち始めるのですが…
まだ10月ではありますが、16時頃から空気が冷えるのを感じます。
東北の秋はあっという間に終わってしまうので、冬はすぐそこまで迫っています。
そんな中、陸上のシーズンは終盤に差し掛かり、大会ラッシュです。
私は国体出場のため、茨城県に行っておりました。
今回は残念ながら、結果を出せず…
悔しい結果ではありましたが、今の自分の力なのだと、受け入れるしかありません。
苦しいレースではありましたが、ここに向けてスピードを上げて走る感覚が戻りつつあります。
今回の結果を決して無駄にはせず、今シーズンの締めくくりに生かして行きたいものです。
茨城は福島県のお隣という事で、何となく気候も近いものがありました。
今回泊まった宿は道路を挟んですぐ海!という立地だったので、波の音が大きくてびっくりしましたが、同部屋だった相馬出身の大学生は、「全然気にならない、むしろ落ち着く」と言っておりました。
ということは茨城の海は福島の海に似ているんですね、きっと…(実際近いですしね)
そして今回の競技場は私が高校一年生のインターハイの時に走った競技場でした。
当時一緒に参加した先輩も岐阜県チームのスタッフとして来ていて、「懐かしいね」なんて話していました。
残念ながら当時の情景はあまり思い出せないのですが、今回また記憶に刻んだのでよしとします!
そんなこんなで、また新たな思い出も作りつつ、シーズンの締めくくりに向けて全力疾走中です。
残り僅かですが、またご声援の程、よろしくお願い致します!
2019.08.30
皆さん、こんにちは。
まだまだ暑い日が続きますね…と言いたいところですが、気づけばもう八月も終わろうとしています。
八戸での合宿では久々に「寒い」と感じたのも束の間、福島に戻ればまた猛暑…という程でもなく、朝晩は随分と涼しくなりました。
日によっては10月くらいじゃないかと思えるような涼しさです。
この朝晩の涼しさは東北ならではですね。
季節が移ろい、陸上のシーズンもいよいよ大詰め。
秋のシーズンに向けての練習が始まっています。
スポーツの秋と言いますが、実際秋はとても記録が出やすいと(個人的には)思います。
天高く馬肥ゆる秋と言いますが、本当にあの秋のスッと抜けるような空の下で走るのは気持ち良いですし、食欲も増すというものです。笑
もちろんシーズン終盤であることで疲労も無くはないのですが、その辺りはコンディショニングの腕の見せ所。
シーズンを通して向き合ってきた課題に挑む良いチャンスでもあります。
今シーズンはなかなか、苦しい中での戦いが多いのですが、そういう中だからこそ、長い間競技をやってきたのに初めて気づくことなんかもあったりして、頭の使い甲斐もあります。
私は趣味で絵を描くことがあるのですが、どんなに細かい絵を描くときよりも、もっと繊細で丁寧なコンディショニングが必要なのが人間の体です。
昨日と同じことをやっていても、ほんの少しの要素の違いで昨日より格段に良くなったり、悪くなったりします。
だからこそ自分の体と対話しつつ、職人技のような微調整ができて、初めて絶好調のコンディションで走れるのです。
そういう意味では私もまだまだ自分の体マスターには程遠いのですが…
伸びしろがある、ということで。
これからも、自分の体としっかり対話しつつ、高みを目指して行きたいと思います。
明日からは、地元・福島で東北総体が行われます!
東北総体は県別の対校戦であり、私たちも福島県の戦力として参戦します。
有難いことに、私は昨年で三年連続優勝だったため、今年表彰を受けることとなりました。
今年は四勝目を勝ち取れるように、とうほう・みんなのスタジアムで全力疾走してきたいと思います!