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    選手ブログ [田代 優仁]

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    皆さまこんにちは!いよいよ3月ですね!!
    福島も春めき、だんだん暖かい陽気となってきましたね。
    私も、最近は練習中に暑くなり、半袖シャツになることが増えてきました。
    みんなから「寒そう…」と突っ込みを受け、
    実際に脱いだらやっぱり寒くて後悔することもありますが、、
    半袖効果(?)で概ね快適に練習できています!

    ただ、この時期は急激な気温の変化やスギ花粉など、体調を崩されるリスクも高まっていると思います。
    私はスギ花粉症持ちなので、毎年この時期は目と鼻の痒みに悩まされています…。
    皆さまも対策を講じるなど、自分の身体をご自愛なさってくださいませ。


    先日の福島県沖地震で被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます。
    あの地震は東日本大震災と重なるものがあり、とても怖かったですね…。
    そして来週の3月11日には、東日本大震災から10年の節目を迎えます。
    10年前、私は岩手県の沿岸地域に暮らしており、地震、津波、火災の壮絶な被害を目の当たりにしました。
    避難生活を送っていた2週間は、走れるどころか1日の生活すらままならず、当時の私には恐ろしく長い時間のように感じました。

    しかし、その状況下でも「速く走ること」への熱意と希望は、心の中でずっと燃え続けていました。
    そして、あの災害でも消える事の無かった陸上競技への純粋な思いこそが、今の自分を作り上げ、今なお競技を続けられる原動力になっているのかなと思います。

    そんなことをふと振り返っていると、今こうして毎日陸上競技に取り組めていること、充分な生活を送れていること・・・。それはとても有り難い事であると再認識しました。

    そして、当時以上に「速く走ること」への熱意と希望を心に、毎日の活動に邁進せねば、と気が引き締まる思いになりました。


    さて、ちょっと重めの内容から切り替えて・・・いよいよ試合シーズンが近づいて参りました!
    今、私はシーズンを目前に「安定して速く走る」ために、身体の動かし方や意識を抜本的に見直しています。

    「正しい動き」と自分の動きにはどんな差があるのか、「どこをどう意識し、動かすか」をコーチと試行錯誤し、改良しながら身体に染み込ませる根気のいる取り組みをしてきました。
    ここ1週間はようやく、狙って安定した動きができつつあるのかなと手応えを感じています。
    今後は、これをタイムに結びつけ、シーズンに向けて調子を上げていきたいです。

    皆さまに負けじと、この3月を明るくて希望に満ちた日々にするため、全力で駆け抜けていきます!

    んだば、また今度!

    2021.01.22

    皆さま、こんにちは!だいぶ経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます!今年も何卒よろしくお願いいたします。

    1月も気づけば下旬ですね。NHKの「ゆく年くる年」を観ながら2021年を迎えてからそんなに経ったっけ?なんて思ってしまいます。
    年始の三箇日も、小学生の時は「長いなぁ~」と感じていたものですが、今となっては一瞬の出来事だったように感じます。
    思えば、人間の感覚って本当に不思議ですよね。物理的な時間の流れは同じはずなのに、感覚として私たちが捉える時間は、年齢や生活の状態、考え方によっても大きく違うものに感じられるのですから。
    振り返ってみると、小学生の時は時間の流れや速さなどあまり気にならず、大人の方が「年々時間が過ぎ去るのが早くなっている」と仰ることも、あまりピンと来ていませんでした。今となっては、ああ、ホントその通りだな…と身をもって感じています。少し大人になったのかな…と心の中でにんまりしつつ、今生きている一日、一秒をもっと大切にしなければいけないなと、襟を正す思いになります。
    このブログを読んでくださっている皆さまは、今生きている時間の流れ、速さについてどのように感じているのでしょうか?今一度、心を落ち着けて考えてみれば、何か気づくこともあるかもしれませんね!

    さて話題は変わりますが、この年末年始に、私はサッカー元日本代表中澤佑二さんの著書「自分を動かす言葉」を高校生ぶりに読み返してみました。
    この本では、中澤さんが出会ってきた数々の言葉の内容と、それに関わるエピソードや中澤さんの思いが記されています。
    当時高校生の私は、中澤さんがキャリアの中で経験した沢山の苦労や挫折を乗り越え成長し続けた背景や、プロ選手の中でも特にストイックな食事制限やトレーニングに取り組んでこられた背景が、中澤さんが出会った数々の「言葉」にあるんだと気付き、言葉の力って凄いんだなとシンプルに感銘を受けていました。

    そして、自分自身が歳を重ね、実業団のスポーツ選手となった今、これまでの経験や出来事にも照らし合わせながら、フレッシュな気持ちでこの本を読み進めてみると、中澤さんが出会った「言葉」がより深く、自分の心の中に響き渡ってきました。高校生の時とは違い、スポーツ選手として共感できること、キャリアを重ねるにあたっての心構え、また自分に足りていない能力や意識、行動など、当時以上に多くの学びや気付きがありました。そして何より、掛けて頂いた言葉を自分の原動力に昇華できる中澤さんの思考の素晴らしさを感じ、自分もこのような人になりたいな…と思いました。

    数々の言葉の中で、「願うだけでは、自分自身に何も変化が訪れない。」という言葉が、今の自分の心に重く突き刺さりました。
    自分が現在の短期目標に掲げている「日本選手権標準記録突破」という、どうしても達成しなければならない目標についても、それをただ願い、ただ走っているだけでは、ひょっとするといつまで経っても叶えられないのでは…という危機感を覚えました。
    そして、改めて目標達成の為に何を変えてゆくべきか、何に取り組むべきかを考え、具体的な計画を立てること、そしてそれを毎日ひたむきに実行することこそが、今後の活動で悔いを残さないためにも必要なのかなと思いました。

    また、読んでいく中で、私の祖父が口癖のように言っていたある言葉を思い出しました。
    それは「何事にも、人が辛い、苦しいと思う所に本当の価値があるんだ。」という言葉です。
    とてもシンプルですが、漁師として沢山の苦労や苦難を味わい、それを乗り越えてきたであろう祖父の考えや経験に裏付けされているからか、不思議と重みを感じる言葉です。漁業とスポーツ、種類は違えども、何かしらの困難が生じたときに、それを乗り越えて得られる力が、自分の力や価値を高めてくれるのだなと、今になってその言葉の真髄が理解できた気がしました。そして、トレーニングや私生活で辛いことがあっても、この言葉が心の支えとなり、自分の踏ん張りの原動力になるのではないかと信じています。

    普段はお茶目で面白い祖父ですが、時々、ふと思いついたように重みのある言葉を掛けてくれます。そして、今までもそうした数々の言葉に何度も助けられ、支えられてきました。この本を読み、この言葉を思い出した事で、改めて祖父の存在の大きさに気づきました。余談ですが、このコロナ禍が落ち着いた暁には、祖父が毎朝観ていた朝ドラ「エール」に関わるスポットを一緒に巡りたいものです。

    今までの人生を振り返っても、出会ってきた多くの方々が掛けてくださった「言葉」が、迷走していた私の心の道しるべとなり、時には私の嬉しさを何倍にもさせ、時には私の決心の後押しとなり…今の私へと導いてくれたのだと気付きました。同時に、今お世話になっている方々や、これから先の人生で出会うであろう沢山の方々から頂く「言葉」との出会いを大切にしていきたいと心に誓いました。

    冬季練習も折り返しを迎え、これからはシーズンに向けて走りの精度を磨いてゆく局面になります。
    まだまだ寒い日も続きますが、シーズンの到来はもうすぐです。シーズンへの期待と危機感を胸に、日々のトレーニングと自己管理を頑張ってまいります!

    んだば、今日はこれにて失礼します!
     

    皆さま、こんにちは!

    あれよあれよの間に、暦は師走となりましたね。
    朝、自宅の窓が結露していたり、練習中に吹く風が刺さるように冷たく感じたり…あぁ、冬が来たんだなと実感する今日この頃です。
    私自身、福島で初めての冬を迎えておりますが、正直、想像していたよりも寒い!…と感じています。(笑)

    よく「岩手出身だから、福島はそんなに寒くはないでしょ?」と聞かれたりすることもありますが…。いやいや、福島もなかなか寒いですよ!(笑)
    これからもっと冷え込む季節になるんですよね、、、日頃の防寒対策をしっかりして、体調管理に気を付けていかなければならないですね!

     
    さて、チームはいよいよ冬季練習に突入し、運動強度の高いトレーニングに毎日取り組んでいます!

    私も、かつて経験したことのない質や量の練習を通し、心身共に自らを追い込むことができています。
    トレーニング中は「辛いなぁ…」と思うこともしばしばありますが、長い目で考えれば、こうして強度の高いトレーニングに集中して取り組めていることは、幸せなのだなと実感しています。

    振り返れば、大学4年生だった昨年度の今頃は、卒業に向けた活動も並行して取り組んでいたため、思うような練習が積めませんでした。何とか卒業に見込みがつき、チームに合流した後も、最初は強度の高い練習について行けず、シーズンを迎えてもなかなかパフォーマンスが上がらず、かなり歯がゆい思いをしてきました。

    卒業に向けた活動を言い訳にはできないですが、冬季の厳しい練習を少し積めないだけで、こんなにもシーズンの出来が左右されるのかと思い知らされた1年となってしまいました。

    そうした経験からも、今年はいつも以上に高いモチベーションを持って冬季練習に挑んでおります。


    ただ、かつてのように目の前の練習をがむしゃらに取り組むだけでなく、今取り組んでいるトレーニングは、短期・長期的に見てどの過程にあるのか、数週間・数ヶ月後に何の能力を上げるためのものなのか、具体的なビジョンやトレーニングの目的を頭に入れながら、取り組むようにしています。

    まだまだ道半ばで、勉強不足なところもありますが、この冬季間で「田代、成長したね!」と言っていただけるように、そして思い描くパフォーマンスを発揮できるように、寒空の下、頭と身体をフル回転させて取り組んで参りますので、ストーブのように(?)暖かく見守っていただければと存じます。


    もう一つ、話題を変えまして…。11月上旬のオフ期間、実に7か月ぶりに、岩手県の実家へ帰省しました!

    ここまで長い期間、岩手を離れたことがなかったので、久しぶりに家族の元気そうな顔を見ただけで、一気に気持ちが癒されました!

    このオフ期間中はコロナ対策に気を付けながら、お墓参りをしたり、地元の温泉に浸かったり、毎年お魚を送ってくれる親戚を訪ねたり…と、充実した日々を過ごし、心も身体もリフレッシュすることができました!

    思えば、ここまでの冬季練習集中して取り組めているのも、このオフ期間を通し、心身両面でしっかり切り替えを図れたことが大きかったのかなと思います。切り替えと集中。これはこの冬季練習のテーマとして大切にしていきたいです。


    …話題は尽きませんが、ここいらで一区切りします。おそらく、次回のブログは2021年になると思うので…お互い、お身体に気を付けて、良いお年を過ごして参りましょう。んだば(それでは)!

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