2022.05.23
皆さま、こんにちは!
山や森の緑は瑞々しさを増し、空気も次第に熱気を帯びはじめているように感じます。
福島市は山に囲まれている地形なので、
この時期は美しい新緑の景色が360度に広がっているように見えます。
これはとても魅力的ですし、外に出てこの景色を見るだけでも、不思議と心が晴れやかになる気がします!
さて先日、当行陸上競技部の川本和久監督がご逝去されました。
正直なところ、まだ整理し切れてない部分もあり、
大学のグラウンドや研究室に行けば、先生がいつも通りいらっしゃるのでは、
と思うこともあります。
直接ご指導を頂いたのは2年と1ヶ月という短い時間ではありましたが、
先生の教え方や物事の考え方はどれも的を得ていて、凄いなと思うものばかりでした。
ここ最近は厳しいご指導を受けることも多かったですが、
それだけ一つ一つの教えに重みがあり、
それを全部受け止められる度量が自分に足りていなかった事が、
今となっては悔しくて仕方ありません。
そして、分け隔てない愛情と厳しさを持って私たちに接してくださっていたという事も、今更ながら実感しています。
大学4年生の夏、福島で開催された東北選手権で「福島に来て、ここから色んな世界の舞台に羽ばたいていこうよ!」とお話しして頂いた事、陸上競技への思いを一緒に語ったあの時間は、今でも鮮明に思い出されます。
競技をどのように継続するか迷っていた自分が、この東邦銀行陸上競技部に入部し、世界を目指そうと覚悟を決めた最大のきっかけでした。
先生とのご縁に恵まれた事、先生の下で陸上競技の事や人間としてのあり方を学べた事…
色々な感謝の気持ちを胸に、一人の人間として、競技者として、
自分なりにかっこよく生き続けていきます。
先週末は、山形県で東日本実業団選手権が開催されました。
前回のブログでも「整理する」という言葉をいっぱい使っていましたが、
ようやくこの1ヶ月間で、意識する事や、
タイムを出すために取り組む事を整理する事ができました。
それに呼応するかのように一つ一つの動きも研ぎ澄まされ、
自信と手応えを持って大会に臨みました。
結果は昨年と同じ5位で、決勝でタイムを落とすなど、今後の大会を戦う上での課題も残りましたが、総合的には、大きな手応えと成長を実感できた大会になりました!
そして昨日は、日本選手権の出場権獲得に向けたラストチャレンジとして、福井県の記録会に出場させて頂きました。
正直、かなりのプレッシャーがありましたが、これまでの過程と自分のコンディションを信じて、胸を張って挑戦しました。
残念ながら日本選手権標準に届くことはできず、悔しさでいっぱいです。
しかし、自分の中でベストな動きができたこと、4年ぶりに50秒台で走ることができたという収穫もありました。
こちらもまだ整理はついていませんが、今後は更にスピードを高め、来年こそは日本選手権で勝負できるようにしたいです。
最後に、この2週間のレースでは、スタート前に
「田代!もっと落ち着ちついていけよ!」
という先生の声が、どこかから聞こえていた気がしていました。
それもあり、安心した気持ちでレースに挑むことができたと思っています。
それではまた次回、元気にお会いしましょう!
2022.04.29
皆さま、こんにちは!
今日はとても寒いですね…。
昨日の日中は暑かっただけに、その反動もあってか余計に寒く感じます。
天気予報を見ていたら、東北地方では、雪が降っているところもあるみたいですね。
「盆と正月が一緒に来た」という言葉がありますが、近年の春も、お盆の気候と正月の気候の両方が押し寄せているような雰囲気を感じます。
もうしばらく、気候の振り幅が大きい日が続くみたいなので、体調管理には気を付けていきたいですね!
さて、私も4月9日と16日の福島大学記録会に出場し、2022年のシーズンを迎えました。
シーズン初戦に向けた調整練習では、4月にしては身体が動いている感覚があり、
実際にハードル間のタイムも良い記録で走れていた事もあり、気持ちの面でも落ち着いて試合に挑みました。
結果については、それぞれの試合で思い描いていた記録を出すことはできませんでした。
レース直後は、そこまで変な動きをしている訳でも、レースに集中できなかった訳でも無かったため、もどかしさを感じましたが、
冷静になって振り返ると、所々に動きの硬さがあったり、
400mを純粋に速く走るための動きができていなかったという反省点が自分の中で見つかりました。
特に、後者についてはレース構成や走りを、よりシンプルなものに整理し直す事が必要だと思いました。
これまでの練習でも、一つ一つの動きや意識をシンプルにする事を心がけてきましたが、
大会でより高いパフォーマンスを発揮するには、事前にもっと頭を整理してから挑む必要があったのかなと気付きました。
実際に、昨年のシーズンで調子が良く、記録を出せていた時は、
自分の中でやるべき事を多くても3つ程度に絞れていた事を鑑みると、
まだまだ自分の頭の中を、シーズン仕様に整理する事が必要だなと思いました。
プラスに捉えると、ここから自分のやるべき事をシンプルに整理してゆくことができれば、
動きの質が上がり、タイムにも繋がるのかなという期待も自分の中では持てているので、
過信にならないように気を付けながら、日々の練習の中で整理していきます!
今週末には記録会、そして5月14日と15日には、山形県での東日本実業団選手権が控えています!
わずか2週間という期間の中ですが、これまでに積み重ねてきたこと、自分の力を最大限に引き出せるように調整をしていきます!
そして、東邦銀行陸上競技部全体としても、これから多くの試合に挑むことになります。
初夏の日差しのような熱い応援のほど、よろしくお願いいたします。
P.S
前回のホームページでもお話ししましたが、
綺麗な桜の写真が撮れたので、アップします!(すっかり時期は過ぎましたが…)
ある休みの日の夕方、リフレッシュを兼ねて岳温泉に行ってきたときに撮影した桜です!
ライトアップしていたこともあってか、自分史上一番綺麗な桜が撮影できた!と思った一枚です。
2022.04.04
週末は少し冷えましたが、福島市でも暖かい日が増え、最近は一気に春らしい雰囲気になりました。春の風物詩、桜の花も今週には咲き始め、週末には満開になるみたいですね!福島市は桜の見所が多いので、今年はどこで花見をしようかと考えるだけでウキウキした気持ちになりますね!次のブログでは、写真などもアップできたら良いなと思います。
そして年度が変わり、身の回りの環境や自身の立場が変化したという方も多くいらっしゃると思われます。変わったことと言えば…私たちのホームページのプロフィール写真がリニューアルされ、昨年から着用しているウェア姿となっています!お気づきになったでしょうか?チームみんなが逞しい顔つきで写っていて、いいじゃん!と思いながら写真を眺めていました。笑
さて、石垣島での合宿を皮切りに、試合に向けた準備が本格的になっています。この時期は、パフォーマンスを最大限に高める為に、動きの精度やタイムを追求しつつ、身体のコンディションを整えることを重点的に取り組んでいます。そして最近では、暖かい気温もあってか、身体の動きにも少しずつキレが出始め、いよいよシーズン仕様のコンディションに近づいてきたなと実感しています。
その一方で、試合のパフォーマンスには、練習で取り組んできたことや事前の準備だけでなく、その瞬間の緊張や集中など、心の状態も大きく関わってきます。折角練習で良い準備をして身体を最高の状態に仕上げたとしても、緊張しすぎたり、注意が散漫になったりすると、良いパフォーマンスや結果に結びつかない事がある、ということです。
では、パフォーマンスを最大限に発揮するための、心の状態というのはどういうものなのでしょうか。私は大学時代にスポーツ心理学の授業を受けていましたが、その講義の中で、程よい緊張・興奮状態で、意識が集中している時ほど、パフォーマンスの発揮が最大限に近づくということを学びました。これは「ピークパフォーマンス理論」の「逆U字仮説」と呼ばれ、「気持ちがノッているほど良いタイムが出る…」などと考えていた当時の私に、興奮しすぎも良くないという事を教えてくれるものでもありました。
また、「程よい緊張・興奮状態」「意識が集中」の分かりやすい表現として「頭はクールに、心はホットに!」というフレーズがあります。これは、高校や大学でお世話になった先生や、吉田コーチからも言われ続けており、私自身も、試合の直前にはこのフレーズを思い出して、気持ちを整えています。
試合が迫っていることもあり、このテーマについて触れましたが、今シーズンは序盤から結果にフォーカスしなければならない状況でもあるため、練習で身体を最高の状態にしつつ、「頭はクールに、心はホットに!」という状態を意識的に作り出し、自然と良い結果に繋げられればなと思います。
さて、来週からはそれぞれの試合が始まり、私も記録会でシーズンインを迎えます!次回のブログで、嬉しい報告と綺麗な写真をアップできるように頑張ります!!