2020.12.11
皆さま、こんにちは!
あれよあれよの間に、暦は師走となりましたね。
朝、自宅の窓が結露していたり、練習中に吹く風が刺さるように冷たく感じたり…あぁ、冬が来たんだなと実感する今日この頃です。
私自身、福島で初めての冬を迎えておりますが、正直、想像していたよりも寒い!…と感じています。(笑)
よく「岩手出身だから、福島はそんなに寒くはないでしょ?」と聞かれたりすることもありますが…。いやいや、福島もなかなか寒いですよ!(笑)
これからもっと冷え込む季節になるんですよね、、、日頃の防寒対策をしっかりして、体調管理に気を付けていかなければならないですね!
さて、チームはいよいよ冬季練習に突入し、運動強度の高いトレーニングに毎日取り組んでいます!
私も、かつて経験したことのない質や量の練習を通し、心身共に自らを追い込むことができています。
トレーニング中は「辛いなぁ…」と思うこともしばしばありますが、長い目で考えれば、こうして強度の高いトレーニングに集中して取り組めていることは、幸せなのだなと実感しています。
振り返れば、大学4年生だった昨年度の今頃は、卒業に向けた活動も並行して取り組んでいたため、思うような練習が積めませんでした。何とか卒業に見込みがつき、チームに合流した後も、最初は強度の高い練習について行けず、シーズンを迎えてもなかなかパフォーマンスが上がらず、かなり歯がゆい思いをしてきました。
卒業に向けた活動を言い訳にはできないですが、冬季の厳しい練習を少し積めないだけで、こんなにもシーズンの出来が左右されるのかと思い知らされた1年となってしまいました。
そうした経験からも、今年はいつも以上に高いモチベーションを持って冬季練習に挑んでおります。
ただ、かつてのように目の前の練習をがむしゃらに取り組むだけでなく、今取り組んでいるトレーニングは、短期・長期的に見てどの過程にあるのか、数週間・数ヶ月後に何の能力を上げるためのものなのか、具体的なビジョンやトレーニングの目的を頭に入れながら、取り組むようにしています。
まだまだ道半ばで、勉強不足なところもありますが、この冬季間で「田代、成長したね!」と言っていただけるように、そして思い描くパフォーマンスを発揮できるように、寒空の下、頭と身体をフル回転させて取り組んで参りますので、ストーブのように(?)暖かく見守っていただければと存じます。
もう一つ、話題を変えまして…。11月上旬のオフ期間、実に7か月ぶりに、岩手県の実家へ帰省しました!
ここまで長い期間、岩手を離れたことがなかったので、久しぶりに家族の元気そうな顔を見ただけで、一気に気持ちが癒されました!
このオフ期間中はコロナ対策に気を付けながら、お墓参りをしたり、地元の温泉に浸かったり、毎年お魚を送ってくれる親戚を訪ねたり…と、充実した日々を過ごし、心も身体もリフレッシュすることができました!
思えば、ここまでの冬季練習集中して取り組めているのも、このオフ期間を通し、心身両面でしっかり切り替えを図れたことが大きかったのかなと思います。切り替えと集中。これはこの冬季練習のテーマとして大切にしていきたいです。
…話題は尽きませんが、ここいらで一区切りします。おそらく、次回のブログは2021年になると思うので…お互い、お身体に気を付けて、良いお年を過ごして参りましょう。んだば(それでは)!
2020.10.16
皆さまこんにちは!季節もすっかり秋めいて、朝晩はぐっと冷え込むようになってきましたね。
10月に入り、職場や学校などでは衣替えが行われ、冬服やジャケットを着る機会が増えたことと思われます。私たちのチームでも、トレーニング中に長袖のシャツやジャージを着用することが増えました。
そういえば…汗っかきな私は、毎年この季節になるとシャツ1枚でトレーニングをするか、ジャージなどを着込むか、究極の(?)選択を毎日迫られています。笑
スポーツ選手にとってはあるあるネタかもしれません。着込めばたちまち身体が熱くなり、脱ぎたくなるけど、シャツ1枚だけでは身体がすぐに冷えてしまう…。悩ましい限りです。
さて、前回のブログから今日までの間に、全日本実業団や日本選手権など、毎週のように試合が開催されました。残念ながら私はいずれの大会も出場することが叶わず、福島でトレーニングを続けながら、動画配信で試合の様子を観ていました。東邦チームのレースの時には、スタジアムまで届くくらいの声で…と言いたかったですが、飛沫が広がらないよう静かに、熱い気持ちを届けるつもりで応援していました。
また、私の専門種目である男子400mHの決勝もテレビで観戦しました。高校・大学時代に競い合ってきたライバルが、画面の向こうで走っているのに、自分は画面でその様子を見るだけ…。そう思うと悔しくてたまりませんでした。「来年こそはあの舞台で…」なんて、毎年のように言いながら、それを達成できない自分が情けなく思えました。
思い返せば、この一か月間は、自分に足りない能力や弱い部分が沢山あることに気付かされました。陸上競技に関することから普段の生活、あるいは人間としての振る舞いに関わるところまで、コーチや先輩方からたくさんの指摘・アドバイスを頂きました。
特に、時間の見通しが甘いという指摘を多く受けました。自分の行動を振り返ってみると、いつまでに、何を、どれくらい終わらせるかを明確にしなかったせいで、結果として物事が進まなかったり、無駄な時間を過ごしたことが多々あることに気づきました。これまでは、大まかな計画や見通しで「何とかなっていた」かもしれませんが、社会人になった今、決められた期日までに一定の結果を残すことが求められている中で、そのような取り組みでは全く通用しないことを痛感しました。
物事をうまく進められる人を見ていると、みんな自分なりに物事の見通しを上手に立て、そこに向けてテキパキと行動していることに気付かされます。皆さんにとっては当然の事なのかもしれませんが、残念ながら自分はその当たり前の事を中途半端にし、そのせいで目標を達成できなかった…という状態を繰り返していたのだと思います。1日、1か月、1年…いろいろなサイクルの中で、自分は何を達成したいか、この期間で具体的に何をすべきかを明確にし、実行していかないと、現状を変えることはできないのだなと感じました。
見通しを立てて、自分自身の行動を管理していく。今までできていなかったことを「当たり前」にし、同じ過ちを繰り返さないためにも、自分なりに工夫しながら、先を見通す力を身に付けていきたいです。
気が付けば、シーズン終了もあと少しになりました。来年の戦いを見据えた計画づくり、今シーズンの振り返りと反省、トレーニング…やらなければいけないことは沢山あります。来年は狙ったところで狙った成果が出せるよう、これまでの経験や学んだ知識をフル活用し、緻密な計画を組み立てていきます。
そして、これからも支えてくださる周囲の方々への感謝の気持ちを決して忘れず、多くの事を学び、成長できるよう、日々全力を尽くします。どうか、温かく見守っていただけたら幸いです。
2020.10.09
先日、今年最高峰の大会である日本選手権が終了しました。
2015年、初めて日本選手権で優勝したのがこの新潟の地だったので、気合を入れて臨んだのですが…
少々気合が入りすぎ、前半オーバーペースで走ってしまいました。
調子が上がってきていただけに、ここで勝負できなかったことは悔しかったです。
レースが終わった後、インタビューを受けたのですが…
その時上のような反省を述べたら、「ベテラン選手でもそんなことあるんですね」と返されました。
あります。ありますとも…
いや、そうでない選手も居ると思いますが、少なくとも私はそうです。
「いい時の自分」を知っているがために、今の自分の体以上の力を発揮しようとしてしまうんですね。
でもそれは決して悪い事ばかりではなくて、やはり競技レベルを保つためには、無難なところで落ち着いてしまわない、というのも大切なのだと思います。
この辺りはバランスがとても繊細で難しくて、失敗する時もあります。
何より、決断力が試される部分です。
けれどその辺りに楽しさが見い出せれば勝ちなのかな、と思っています。
大会の本筋とは外れますが…
今回の日本選手権は、私にとっては今年初めて、関係者以外の観客の方が入った大会でした。
新潟県民限定とはいえ、もし観客を入れることで何か起きてしまったら…
そういった葛藤もきっとあったと思います。
そんな中でも観客を入れて大会を開催すると決断して下さり、本当に嬉しかったです。
大声を出せない代わりに、観客の皆さんはスティックバルーンで応援して下さいました。
選手と観客の動線を徹底的に分け、観客席は密にならないよう、一席一席にシールが貼ってありました。
観客を入れるという決断にあたり、本当に沢山の方のご尽力があったことと思います。
応援の中走れるだけで、自分の調子が良かろうが悪かろうが、わくわくした気持ちが湧いてくる、それがアスリートってもんです。
ご決断に心から敬意と感謝を申し上げます。
さてさて、今シーズンも残りわずかとなりました。
来週末にはいよいよ日本選手権リレーです。
今年は横浜での開催となりましたが、私は密かに日産スタジアムが大好きなので、ここでまた走れることを嬉しく思います。
今回は残念ながら無観客試合となりますが、動画配信はされるようですので、皆様に良いニュースをお届けできるよう精一杯頑張って参ります!
ここでしっかり優勝を決めてきます!!