2015.12.29
昨日、沖縄合宿を終え、無事福島に戻ってまいりました。
沖縄では、最初の頃は初夏位の陽気でした。
最後の数日雨が降り、寒い!なんて言っていたもんですが…
やはり福島は寒い。
今年は比較的暖かいとはいえ…
久々に体感する一桁台の気温に、身が竦みました。
今日は雪もちらほら降っていて、私たちにとっては、やっと本格的に冬、といった感じです。
福島に帰ってきてみると、里帰りしている若者が多かったり、テレビも年末の特番がやっていたりと、いきなり年末ムードが濃くなった感じで、ああ、今年も終わりなんだな~と思います。
長かったようで短かった2015年でした。
今年は、世界リレーや世界陸上に出場し、また、自己ベストを更新することができました。
実りのある一年だったと思います。
私が福島に来たのが、2005年だったので、福島に来て10年目の年を終えることになります。
10年前は、まさか自分がこんなに長く福島に居ることになるとは思わず…
近頃は身も心もすっかり福島県人になりつつあります。
言葉や文化など、まだまだ学ぶべきことはありますが…
福島の寒さは、慣れ…はできているかどうかわかりませんが、受け入れることができるようになったというか…
今年は、初めて福島で冬を過ごす紫村の冬対策グッズの買い出しに同行し、暖かい地方出身者なりのアドバイスをしたりしました(笑)
今年の冬は暖冬っぽい感じなので、紫村にとっては良かったと思います…
さて、来たる2016年は、オリンピックイヤーです。
地球の反対側とも言えるリオデジャネイロに、是非とも行きたいものです。
沖縄合宿の直前、陸連の女子短距離合宿もありました。
オリンピックのリレーは、その国が出したタイムのうち、上位2レースの平均によってランク付けされ、上位16チームが出場できます。
(世界リレーで決勝進出した8チームは確定済み)
日本チーム、女子4×400mRのランキングは、現在16位と、ボーダーライン上。
しかし、同じくらいのタイムに沢山の国がひしめいているので、昨年出した日本記録をもう一度更新することができれば、順位は大きく上がります。
簡単なことではありませんが、手が届かないことでもありません。
オリンピックという舞台で活躍できるよう、2016年のシーズンに向けた決心を込めつつ、この1年を締めくくりたいと思います。
皆様、良いお年をお迎えください!
2015.11.23
本日、とうほう・みんなのスタジアムにて、
「とうほう・みんなの陸上教室」が行われました!
私たちも、個別であったり、数名の選抜メンバーで陸上教室に臨むことがほとんどなのですが、この陸上教室は、陸上競技部のメンバーが全員揃うという、実はなかなか豪華な陸上教室なんです。
この陸上教室の準備は若手チーム中心に行ってきて、その集大成とも言える本日。
天候は生憎の雨ではありましたが、小学生4年生から中学生まで、多くの参加者が集まって下さいました。
今回の私の担当は、中学生女子でした。
やはり陸上王国福島、私が教えるまでもなく、ドリルや走りについて知っている子もちらほら。
たったの2時間弱でしたが、みるみるうちに上達し、最後には見違えるほど良い走りになっている子も居ました。
少し雨に濡れながらの講習会となりましたが、最後まで頑張ってくれたと思います。
途中で小学生チームの様子も見ましたが、皆とても元気で、最後のリレー対決はとても盛り上がっていました。
こういった機会は、本当に小中学生にとっては貴重な機会だと思います。
私の地元では陸上のチームなどはほとんどなく、私も小学校の頃は市の記録会に一回出たことがあるくらいで、陸上を教わる機会もありませんでした。
他県出身者だからこそ、福島における陸上の根付き方は本当に素晴らしいな、と実感しています。
陸上教室では、みんなとてもキラキラした表情で話を聞いてくれます。
それは、県のトップの子たちであっても、陸上初心者の子たちでも、一緒です。
子供たちの吸収力、学習能力というものは、大人からしたら羨ましいくらい、目を見張るものがあります。
そういった姿を見ていると、自分たちも負けていられない!と思うのです。
今日集まった子供たちが、200名前後でしょうか。
この中から、是非とも世界に羽ばたく選手が出てほしい!と思うのはもちろんですが、1人でも多くの子が、陸上をもっと好きになり、長く続けてくれれば良いなと思います。
私も、子供たちが「この選手に教わったんだよ!」と胸を張って言えるように、来シーズンは2度目のオリンピックを目指したいと思います!
2015.10.09
めっきり秋も深まって、朝晩は冷え込みも厳しくなってきましたね。
東北はもう冬に片足を突っ込んでいるような状態です。
毎度のことながら、東北の冬将軍の足の速さには驚かされます…
大会続きでなかなか家ではゆっくりできず、家の中の冬支度が追いついていない状態です。
国体から帰ってきてから、あまりの寒さに慌てて毛布を引っ張り出しました。
地元の岐阜を離れて早10年…
すっかり福島県に馴染んできていますが、まだまだ新鮮に思うことも沢山あります。
さて、今年は全日本実業団が、その岐阜で行われました。
金曜日は雨だったのですが、土日はさわやかな秋晴れ。
記録的には満足行くものではなかったのですが、親や友人たちも応援に駆けつけてくれて、元気に走る姿を見せられて良かったです。
チームとしても、女子総合優勝できましたし、佐藤智美は日本記録を更新しましたし、ともかく、岐阜で良い思い出を作って貰えたことが嬉しかったです。
400mHが終わった後、「えらいやろうけど、表彰の方に移動してな」と係の方に声を掛けられて、なんだか懐かしい気分に浸りました。
「えらい」は、しんどい、辛い、疲れた、といったニュアンスの言葉です。
高校生の頃、ゴールした後は、みんな「でら、えれーげ」と言っていました…。
(とても疲れた、の意)
今回は国体も岐阜の代表として出場させて頂いたので、ちょっとだけ岐阜弁が蘇った気がします。
この9月、10月で、地元からパワーを貰った感じがしました。
しかし国体では思うような結果が残せず、不甲斐ない気持ちで一杯でした。
コンディションや調子が良くても良くなくても、勝つべきところで勝つ、強い選手になりたい。
そう思って臨んだ今シーズンですが、シーズン終盤で甘さが出てしまったな、と思います。
まだまだ自分の心の弱さは、改善していかなければなりません。
残すところは、あと2試合。
どちらも、リレーです。
チームのために、自分が果たすべき役割をきちんと果たして、今シーズンを締めくくりたいと思います!