2013.07.28
アジア選手権の舞台・インドから日本に帰国し、
いよいよ夏か~と思いきや、
連日の雨でまだまだ梅雨だと思い知らされる今日この頃です。
小雨くらいなら何ともないのですが、
福島県各地が全国ニュースになるほどの大雨が続いてます。
福島市内も、今のところ大きな被害は出ていませんが、
ちょっとここ数年経験していなかった豪雨に驚いています。
とはいえ、そんな中でも練習はあります。
なるべく、雨の合間を見てやるようにはしていますが、
練習メニューでレストの時間が決まっていたりして、
土砂降りの中に突入!なんてことも…
よく色々な方に、「雨の日でも練習ってするの?」と聞かれますが、
たいていどんな天気でもやるのが陸上競技。
球技スポーツなどと違い、ちょっとやそっとの雨では中止にはなりません。
もちろん、台風や雷であれば、安全第一で中断はありますが。
ですので、練習も雨だから止める!という選択肢は基本的にはあまり無いので、
雨の中でも走るのです。
まあ、3000m障害の選手なんかは水濠の中に入るので、常に濡れますし…
走高跳なんかは、着地するマットに水が溜まるので、大変なことになります。
意外と、ワイルド?なスポーツなのです。陸上は。
でも、先日の雷にはびっくりしました。
ちょうどその時には大学に居たのですが、
音と光が同時にやってきて、耳をつんざくような轟音と震動。
なんとその衝撃のせいか、近くに停まっていた車の警報機が作動してしまうほとでした。
さすがにそうなったら退避、です。
また、雨に濡れたら着替えをしっかりするなど、
風をひかないように努めるのも大事なことです。
陸上競技に限ったことではありませんが、身体が大切な資本ですから…
ただ、これからも雨の中走ることもあるでしょうが、
そういったトレーニングも無駄ではないと思っています。
よく学生の頃、「雨が降ったらラッキーだと思え」と監督に教わりました。
他の選手は、試合で雨が降ったら普通、「嫌だなぁ」と思う。
でも、普段から雨の中練習していれば、
本番で雨が降ってもいつも通りだから、逆に他の選手より有利なのだと。
これは雨に限ったことではなく、他の人が嫌だなぁ、と思うことでも、
受け止め方次第で良い方向に転ぶという事なんだな、と思いました。
しばらくは大きな大会もなく、合宿などで練習に専念させて頂けます。
雨や、強風など、色々なシチュエーションで練習することもあると思いますが、
全てが自分の力になるんだ!と思って、秋のシーズンに向け頑張りたいと思います!
2013.06.16
日本選手権が終わって1週間程が経ちました。
今年の日本選手権は、400m・400mHに出場し、
両種目とも3位という結果でした。
今回の結果については、日本選手権に向け調子が上がっていただけに、
やはり悔しいのひと言につきます。
世界選手権に行くには、やっぱり足りない物があったのだと思います。
モスクワに行きたいがためにがむしゃらに走ってきましたが、
もしかしたら落とし物をしていたのかもしれませんね…。
今回の結果を受け、7月にあるアジア選手権と、
10月にある東アジア大会の代表に選んで頂きました。
海外の試合は、自分を成長させる大切な機会なので、
どちらの試合も落とし物をしないよう、
一本一本丁寧に走りたいと思います。
一つ一つの経験が、一人の人間を形作ります。
やっぱりまだまだ私には、経験が足りないと感じます。
失敗を恐れずに、学生の頃のようなチャレンジ精神を持って
レースに臨みたいものです。
一番近い大会が、アジア選手権。
今年は、インドのプネーという都市で行われるとの事です。
プネーというと、どんなところなのか全く想像がつきませんが、
会社の方に、インドでもっとも安全な都市だと教えて頂きました。
とはいえ、やっぱり感染症などの病気や暑さなど、
注意喚起を呼びかける文書なども頂いているので、
本当に万全なコンディションで臨まねば…と思っています。
初めてアジア選手権に出場した2007年のヨルダンを始め、
今までに色んな国を経験してきてはいますが、
油断大敵!です。
経験は大事…とはいっても、
病気や体調不良の経験はしなくて済むようにしなければですね。
今回のアジア選手権は、4×400mRに出場する予定です。
前回の神戸でのアジア選手権では、リレーで優勝はしたものの、
納得の行く走りができなかったので…
今年は思い切ったレースをしてきたいと思います!!
2013.04.30
いよいよ陸上も本格的にシーズンが始まりました。
先日行われた織田記念では、
高校生の桐生選手が男子100mで10秒01の驚異的なタイムを叩き出し、
女子やり投げでは海老原選手がまたもや日本新と、驚きの連続。
女子100mに出場した我がチームの真弓さんも、
11秒5台と安定した走りで、4位入賞。
私も3日に行われる静岡国際に向け、気持ちがわくわくしています。
静岡国際が行われるエコパスタジアムは、東海地方という事もあり、
完成当初から何度か走らせて頂いています。
このエコパスタジアムは、私にとってとても思い出深い競技場です。
初めてここで走ったのは、確か高校2年の東海大会でした。
それまでに走った中でもトップクラスの大きさの競技場で、
しかも静岡国体のリハーサル大会を兼ねており、
雰囲気に呑まれて非常に緊張したのを覚えています。
同じ年、静岡国体が行われました。
私にとって400mHでは初めての全国大会で、
準決勝では全体で9番目のタイムで決勝進出を逃し、
悔しい思いで決勝のレースを見ていた事を覚えています。
そんな苦い思い出もある競技場ですが、
その時の思いがこうして競技を続けている現在に繋がっている訳です。
そして、不思議と一周追い風という奇跡のような風が吹く事もあり、
良い競技場だな〜と思います。
何より、東海地方ですから、エコパは “ホーム” という感じがしますね。
そんな競技場で走れる事はやっぱり嬉しいです。
今年はまだまだ自分の思いと走りが噛み合ず、やきもきしている感じでしたが、
ここらでしっかり形にしていかなければと思います。
織田記念での選手たちの活躍に便乗して、
静岡でしっかり結果を出してきたいと思います!
*おまけ*
春の名残……↓
枯れ草のようにに見える物は、全部つくしです。
生え過ぎ。