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    選手ブログ [吉田 真希子]

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    2017.02.25

    2月に入ってからは、少しずつ日が沈む時間も遅くなり、徐々に季節は春に向かっているのを感じます。
    そんな私の2月は非常に充実しています。

    沖縄でのチーム合宿を経て、台湾でのU20オリンピック育成競技者研修合宿、そして今は国際陸連のレベル1コーチ研修と、国内外を行ったり来たりの日々を過ごしています。

    台湾の合宿では
    きらめく感性を持った高校生アスリートたちや
    熱意を持って、若手アスリートの育成に取り組むコーチの皆さんとの出会いがあり、
    一言では言い表せないほどの感動や気づきを得ることができました。
    近年の目覚ましいジュニア世代の活躍の背景にはこうした取り組みがあるからなのだと改めて実感しました。

    そして、やる気MAXの状態で帰国してすぐの国際陸連研修。
    国際陸連が推奨するキッズやジュニアへの指導方法を学んでいます。
    世界が考える陸上競技は日本と同じであったり、少し違っていたり、非常に興味深く勉強させていただいています。

    「勝負の世界、人と同じことをしていては勝てない」とよく耳にします。
    ですが、そもそも「人と同じこと」とは何なのかを知らない限り、それを打ち破ることはできないと思います。

    故・十八代目中村勘三郎さんが言っていた「型があるから型破り、型がなかったら形無し」という言葉が時折浮かびます。

    「型」を知って初めて、その型を破ることができるのだと思っています。

    今、勉強していることは、「コーチとはどうあるべきか」「陸上競技はどのような構造で成り立っているか」という、私がこの先進む世界の基本です。

    現役時代の経験も少しは役に立つこともありますが、やはり選手とコーチはそもそもの立ち位置が異なるものだと思っています。

    自分の経験やオリジナリティをコーチングに活かす上でも、まずはその世界の当たり前を知ることが大切なのではないかと思っています。

    チームの選手たちは大きな目標に向かって、自分の殻を破るべく、日々たゆまぬ努力を重ねています。
    みんなの必死な練習を見る度に、私もコーチとして、その努力の先を走っていかなければ!という思いを強くします。

    そのためには、まだまだ知らないこと、知りたいことがたくさんあります。
    日々勉強です。がんばります。

    【今月の写真】

    ☆沖縄の桜
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    いち早く、咲き誇っていました。
    沖縄の桜は「寒緋桜」という桜で鮮やかなピンクです。

    ☆世界の飛行機窓から〜台湾上空〜
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    空から景色を眺めるのが最近のブームです。


    ☆台湾の一角にて
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    街角に立っていると、その国の住人になれたような感覚になって楽しいです。
     

    2017.01.24

    武石が「雪がなくて寂しい」なんてブログに書いたばっかりに(!?)彼女の待ち望んだ雪が、ここ最近、毎日のようにやってきます。

    最初のうちは「わー!雪だ!」なんて言って盛り上がりながら雪かきもしますが、そんな日々も毎日続くと、だんだんみんな雪を見てもリアクションが薄くなりますね。笑

    高校までは雪が降ったら、「雪だもん、しょうがないよね〜」と言いながら、室内でできる練習をする、というのが定番でした。
    雪が降らない地域の高校は外でバンバン走って練習をしている、ということを想像もせずに・・。

    雪だろうが、なんだろうが、練習をしなかったら、強くはなれません。
    でも、不思議と、雪が免罪符のように練習をしなくてもいい言い訳になっていたのだと思います。

    そんな私も、大学に来てから、雪かきをしてグランド環境を整える、ということをするようになりました。

    せっかくみんなで時間をかけて、ビショビショになりながら、グランドの雪を無くしたのに、また一晩経つと、新たに雪が積もっている・・・。
    雪かきをして、ようやく練習をはじめたら、猛吹雪であっという間に真っ白・・・・・。

    まさに「めげる」とはこういう気分のことを言うのだと思いました。

    でも、めげてようが、なんだろうが、雪が降ったら、雪かきをする。
    練習をするために。

    ということを何年も繰り返しているうちに、その「めげる」気持ちとの向き合い方がうまくなってきて、どんなことがあっても、簡単にめげなくなってきました。

    「すべてがメンタルトレーニングだ」と学生の頃、よく監督がおっしゃっていました。

    そう思うと、日常のことでも、どんなことでも、自分の心を強くするためのいい材料だと思えるようになりました。

    嫌だなぁと思うこと、めんどくさいなぁと思うことに一つ一つ取り組んで、こなしていく中で、少しづつ心が鍛えられていくような気がします。

    例年よりは雪が多いような気がしますが、せっかくなので、この環境も競技力向上につなげていかないとですね!

    2017年に向けた冬季練習も折り返し地点、何でもプラスにして、どんどん!ガツガツ!がんばります。

    【雨上がり、もとい、雪上がりの空】

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    爽快!!

    【おまけのかめ】
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    先日、あるところで見かけた亀。
    ストーブの前から一歩も動かず。笑
    亀もめげる心と戦っているのかも!?

     

    2016.12.24

    今年も残すところ約1週間となりました。
    2016年は1月の渡米に始まり、あっっっっっっっっという間の一年でした。

    その中でも「コーチング」ということについて考えを巡らせる一年でもありました。

    私は大学時代、教育学部だったので、「教えること」と「育てること」の違いについて考える機会が多くありました。そうした土壌に元々いたこともあり、コーチになってからも「コーチング」なのか「ティーチング」なのか、について考えることがしばしばあります。

    陸上教室など、限られた時間の中で走る技術を伝えて行く場合は、「ティーチング」でもいいけれど、チームとして長く関わっていく選手に対して「ティーチング」してしまうと、選手個人の中で熟成していくべき感覚やモノの考え方が根付きにくい点もあると思います。

    アメリカでお世話になったダレルコーチはそうした「コーチング」「ティーチング」を意識的に使い分けていました。その使い分けを間近で見ることができたおかげで、選手に伝えるべきこと、伝えるべきではないことが明確になったように思います。


    とはいえ、
    帰国後にこうした学びを思うように100%活かせたのかと問われると、自分自身、まだまだできることがあったと反省しています。

    残念ながら、今年一年のチームの状況は詰めの甘さが目立った年だったと思います。
    「詰め」とは将棋でいう勝負がつきそうな最後の局面を指します。
    勝負事の最後の最後を勝利に転ばせるだけの努力が足りていなかったのだと思います。

    「今日はこのくらいでいいんじゃないか」とか「このくらいやっておけば大丈夫だろう」とか「何とかなるだろう」といった慢心の積み重ねが詰めの甘さを招くと思います。

    もっとできることはあるんじゃないか、これができるまでやり遂げよう、という、やって、やって、やり尽くして、もうできることがない、というところまでの準備ができたかどうかが、最後の勝敗を分けると思います。

    がんばっている、とか、一生懸命やっている、というのは自分が評価することではなく、成果であったり、周りの人が評価してくれるものだと思います。

    この冬は、やれることはすべてやり切って、シーズンを迎えられるように、毎日の練習をしっかり積み重ねていきたいと思います。

    来年の東邦銀行陸上競技部にご期待ください。
    それでは皆さま、良いお年を〜!

     

    【飛行機窓から2016】

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    今年はたくさん飛行機に乗り、いろんな景色を見てきました。
    地形って年月が過ぎてもあまり変わらない分、いろんな想像ができて楽しいんです。
    来年は酉年!鳥の目のように俯瞰できるようにしたいですね。

     

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