2013.06.06
いよいよやってまいりました。
明日から日本最高峰の大会「日本選手権」が始まります。
昨日、東京へ移動してきたのですが、なかなか乗り慣れない路線を乗り継いでの移動はエキサイティングでした。
まず新宿での乗り換え。
ここで中央線から京王線へ乗り換えます。
早速、京王線はどこだ、から始まり(すでにここで真弓以下後輩3人とはぐれる)、
佐藤真有コーチとともに「京王線」の文字だけを見つめながら、大きな遠征バッグをゴロゴロさせて移動、
そこで京王線と京王新線という違いの全くわからない路線に惑わされるも京王線へ突き進み、
何とか宿泊先のホテルにたどり着くことができました。
ここで、ちょっと名前違ってるけど、だいたい合ってるからいいんじゃないか、なんていう安易な発想で進んでしまうとまずいんでしょうね(笑)
途中ではぐれてしまった後輩たちはその京王新線に乗ってしまったようで、乗り換えで少々時間を要するも、無事に到着。
なかなか話題作りとしては面白い移動でした。
さてさて、日本選手権。
この大会を目標に一冬乗り越えてきました。
ここ数年、点在していた様々な要因が線として繋がって、ようやく形になり始めています。
緊張もしますが、どんなレースを作ることができるのか楽しみにしている自分もいます。
ここまで来たら、後はやるだけです。
たくさんの方に支えてもらって、応援していただいていることを忘れずに、正々堂々と!力の限り!競技してきます!
猪苗代湖から磐梯山を眺めてみました。
この時期の空の色って爽やかですよね。
澄んだ空と湖の青がとてもきれいで清々しい気持ちになりました!
2013.04.28
4月より始まったNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」
北三陸を舞台に描かれています。
もともとこの脚本家の方の作品は好きなのでよくチェックしてました。
今回も絶対おもしろいに違いない!と録画して楽しんでいます。
そのドラマの主人公アキは東京生まれの東京育ち。
夏休み、母に連れられ、母の実家である東北の北三陸へ。
そこで海女をしている祖母に出会い、北三陸の世界にどんどん引きこまれていきます。
アキを通して見る北三陸は町も人もとても新鮮で魅力的です。
でも、北三陸にずっと住んでいる親友のユイは東京への憧れが強く、その魅力に気づいていません。
でもアキも同様で住み慣れた当たり前の世界の魅力には気づいていないのかもしれません。
私も海外に行くまでは自分の生まれ育った日本の魅力に気づいていなかったような気がします。
海外でよくする会話としては・・
「どこから来たの?」
「日本です。」
「わぁ素敵!日本っていいよね!こんなところやあんなところがあって・・・」
と逆に外国の方に日本の良さを教えてもらったこともあります。
そういうところが日本の魅力だと思われているんだなぁと知ったり、海外の文化に触れる中で日本のオリジナリティに気づいたり。
私は福島で生まれ育ったので、福島以外の町に住んだことがありません。
でも遠征や合宿でいろんな土地に出かけて行って、故郷を遠くから眺めることで、改めて福島の良さを感じることが多いです。
海も山も湖もあって、四季折々の自然に恵まれた福島県は本当に素晴らしいところだと思います。
光の当て方で、見方次第で、どんな場所でもモノでも輝きを増すんですね。
当たり前にあるものにも別な切り口でスポットを当ててみると意外な発見が生まれるかもしれません。
これは競技にも当てはまりますね。
長年、当たり前に思っていたことも実は外から見てみればすごいことだったり、逆に違う世界から見れば、まだまだ改善の余地があることだってあると思います。
自分のいる場所を、中から見たり、外から見たり、いろんな角度で観察することって大切だなって思います。
長年続けている陸上競技ですが、いまだに新しい発見があります。
それは長く続けている中でいろんな経験をして視点が増えているからかもしれません。
様々な世界の人と交流する中で、いろんな見聞を深めて、視野を広げて、一番夢中になれる陸上競技を深く追求していけたらこんなに楽しいことはないですね。
もう二十年以上繰り返している競技会シーズンですが、様々な視点や観察眼も磨いて、今年も新たな発見に出会っていけたらと思います!
アメリカで撮影した植え込みです。
でもカリフォルニアの光を当てるとこんなに輝いて元気に見えるんですね。
光の力ってすごいなってアメリカで改めて感じました。
2013.03.17
最近、どこかの塾のCMだと思うのですが、子どもの身体の一部分にあるスイッチをポンと押すと子どもたちが猛烈に走り出す、というやる気スイッチのコマーシャルを見ました。
確かにやる気さえあれば、たいがいのことは何とかなると思います。
そのやる気スイッチをどう入れるか、が問題ですね。
やる気スイッチってどこにあるんでしょうね。
人によってそのポイントは違うと思います。
勝負の世界に身を置き、アスリートとして競技と向き合う日々というのは決して精神的にも肉体的にも楽なものではありません。
でも私は心の底から湧き上がってくるやる気があるからこそ走り続けることができています。
この「走りたい」という気持ちは陸上を始めてからずっと変わらず持ち続けているのですが、その気持ちの源は変化していくものなんじゃないかなと思います。
私の場合、陸上を始めた頃は人とかけっこすることだったり、走っている時の躍動感が気持ちよかったり、とかそんな感じだったと思います。
でも長い競技人生の中には、責任感、使命感のようなものが自分を走らせていた時期もあったと思います。それもまた大きく自分を成長させてくれたと感じています。
やる気スイッチってそれぞれその時々によって違っていいんだと思います。
一番、大切なのは「心の底から湧き上がってるかどうか」ということだと思います。
そう考えてみると、最近の私のやる気スイッチは「探究心とチャレンジ」ですね。
この練習をしたらどんな身体の変化があるか、この技術を意識するとどんな動きになるのか、どうやったら体力がつくのか、どうやったら速く走れるのか、その課題にどう立ち向かっていくか・・・そんなことを考えるだけでどんどんやる気が湧いてきます。
いろんなスイッチを経験してきましたが、このスイッチが一番イキイキと際限なくやる気が湧いてくるような気がしてます。
皆さんのやる気スイッチはどこにありますか?
せっかくの人生、心から湧き上がるやる気とともに生きていきたいと思う今日この頃です!
<本日の一枚>
猪苗代湖の夕暮れです。
驚くほど一気に世界が茜色に染まりました。
ぜひ天気のいい日は夕暮れ時に行ってみてください。
感動します!