2014.08.22
人生は選択の連続である、とシェイクスピア先生が言ってました。
なんだか最近、その言葉がよく頭に浮かびます。
いろんな場面場面で私たちは選ばなければいけません。
そして、その選択してきた積み重ねで今の自分が作られているんだろうなと思います。
昔は「選ぶ」ということが苦手だったような気がします。
選択するための判断基準もなかったと思いますし、おそらく自分が選んだ結果に責任を持つのも嫌だったんじゃないかなと思います。
でもどんどん大人になるにつれて、選択しなければいけないことって増えてきますよね。
陸上競技のこと、進路のこと、人生のこと、生き方のこと、選んで失敗したら大きなリスクを伴うような選択も出てきます。
何をどう選ぶのか。
選択のための判断基準はいろいろあるとは思いますが、夢や目標、こう在りたいという理想像があるから、選んでいけるんだと思います。
幸いにも私は「もっと速く、もっと強くなるために」という揺るぎのない判断基準に出会えてからは、いろんなことをブレることなく選べているような気がします。
私の中では、普段の日常生活から人生の選択まですべて「陸上競技」が根底にあります。
ほんと、陸上がなくなったらどうするんでしょうね。笑
これからも夢や目標を持ち続けて、選ぶこととまっすぐ向き合っていきたいと思います☆
さてさて、ニュースでもお知らせしましたが、20日付けで佐藤智美さんが私たちのチームメイトとなりました。
2008年から福島大学のグランドで練習をするようになっていたのでもう6年来のおつきあいになります。
智美さんも、自ら決意を持って、社会人としてもアスリートとしても新たな環境を選択しました。この選択をするのは決して簡単なことではなかったと思いますが、その選択の背景には「リオのパラリンピックに出場したい」という強い志があったからだと思います。
彼女は「こうなりたい」という将来への夢をしっかり持っている選手です。
この思いの強さがあれば、様々なこともきっと乗り越えていくことでしょう。
私もチームメイトの一人として、一緒にがんばっていきたいと思います!
皆さん、どうぞ応援のほどよろしくお願い致します!
【本日の一枚】
合宿にて。
来週は東北総体!地元とうほう・みんなのスタジアムで行われます。
このメンバーが福島県代表として出場する予定です☆
お近くの方も、そうでない方も、ぜひ観戦にいらしてください!
2014.07.25
最近「本当に元気だよね〜」と言われることが多くなりました。
このセリフはだいたい同年代、同年代やや上の方からお声がけしていただくことが多いので、おそらく「その歳の割に」という前置きがその言葉には隠されているかもしれません(笑)
確かに、私はすこぶる元気です。
体力面というよりは気力面の元気が以前より増している気がします。
何度かブログでも書きましたが、歳が重なるにつれ、アスリートとして最初にぶつかったのは体力(エネルギー)問題でした。
年々、体力が砂時計のように落ちていく感覚になり、最初はとにかく消耗しないように、こぼれないように、と省エネを考えました。
なるべく減らないようにして、効率よく使う。
でも、その作戦だと逆にどんどんエネルギーがなくなっていくような感じがしました。
こうしてなくなることを恐れて、細々と体力を温存する自分がつまらなくなって、ある日、なくなるなら、なくなってしまえ!と、思い切り使ってみました。
すると・・・なくなったハズのエネルギーが逆にチャージされているような感じがしました。
エネルギーっていうのは使うから入ってくるんだということを身をもって学びました。
そこからは惜しみなくどんどん走って、どんどんエネルギーを使って、充電が空っぽになるように練習しました。
すると、むしろ、どんどん体力面が回復してきました。
体力もどんどん使う、だから新しいエネルギーがどんどんたまっていく。
気持ちもそれと同じで、元気を出して出して出しまくってると、泉のように自分の中から元気があふれてくるような気がします。
自分で発信するポジティブな元気はすり減らないんです。
何事も出し惜しみって良くないですね。
自分のスケールを小さくしてしまう気がします。
持ってるなら使えばいいし、ないならないと何とかしようとするものです。
いつでも全力を出し切ることが大事なんだなーと思います。
元気があれば何でもできる。名言ですね。
その元気の源は自分の中にあって心がけ次第で泉のように湧いてくるものです。
ケチケチして蓋をするのはもったいない!
そろそろ福島も梅雨明けですね。
みんなで元気を出し合って、今年の夏の暑さも乗り切っていきましょー!!
【本日の一枚】
夏の夕暮れらしい空になってきました☆
2014.06.27
雨の日本選手権から3週間。
あれから雨の日は何日あったかな?ってくらい福島はいいお天気が続いていて、あの3日間だけが夢の中の出来事のような気がします。
あんな土砂降りの雨にも関わらず、会場を訪れて応援してくださった皆さん、審判の皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
20回出場してきた日本選手権はどの年も色濃く私の中に残っているけど、やっぱり故郷での日本選手権は特別でした。
地元ふくしま国体で転倒し、予選落ちしてから20年。
みんなが期待を寄せる勝負どころで勝てなかったら意味がないんだと思いました。
そこから、日本一にもなり、日本記録も出し、世界の舞台にも立ち、国体の獲得点数も100点を超え、それなりに勝負どころでも勝てるようになっても、ずっと何かがどうしても埋まらない気がしていました。
そんな中、巡ってきた故郷での日本選手権。
ここが20年ぶりに巡ってきた勝負どころなのかもしれない、とその巡り合わせやタイミングに運命を感じました。
2009年を最後に遠ざかっていた5年ぶりの決勝。
そこに向かってのチャレンジの難しさは実力的にふくしま国体の時にとても良く似ていて、まるで追試を受けているような気がしました。
直前の大会まで狙ったレースが作れず、練習も少し気負い気味でギリギリ当日に疲労が抜けるかどうかというところで、今できる準備はすべてやり終えた自信はあったものの、まだスイッチが入りきっていないような状況で前日練習を迎えました。
しかし、日本選手権仕様に様変わりし、いつにも増して立派になったホームグランド、審判の先生方の運営に対する真摯な姿勢、そして応援に駆けつけて下さった皆さんで埋め尽くされたスタンド、その光景を見た時に、ただただ感動して、一気に私の心が燃えてきました。
その炎を打ち消すかのように降りしきる冷たい雨もその想いの強さを試されているような気がして、絶対に負けるもんかと思えました。
福島で、皆さんの前で、走ることができて本当に良かったです。
いろんな方々の想いが私を走らせてくれたのだと思います。
あんな幸せな気持ちでスタートラインに立って、レースを走ったのは長い競技人生で初めてかもしれません。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
とはいえ!
もっといい記録で走りたかったというのが欲張りな私の本音です(笑)
まだできてないことがあるので、その課題を克服して、今シーズン中にはもう少しいい記録を狙って行きたいと思います。